魅惑のエディンバラ 〜ローヤルマイルを歩こう〜
海外魅惑のエディンバラ 〜ローヤルマイルを歩こう〜
エディンバラのオールドタウンに聳えるエディンバラ城からホリールード宮殿はまっすぐ繋がる4つの通りで結ばれています。全長約1マイルあるこの4つの通りはまとめてローヤルマイルと呼ばれています。たった1マイル程の距離ですが、見所は目白押し。今回は2泊3日の弾丸ツアー、このローヤルマイルに絞ってご案内します。
このプランの行程
区切り
エディンバラまでロンドンからは電車、長距離バス、飛行機などで行く事が出来ます。 電車ではロンドンキングズクロス駅から直行で約4時間半、早朝出発でお昼頃の到着のものならば1ヶ月前位からの予約で格安だと片道約£60程で購入できます。 長距離バスだったらロンドンのビクトリアコーチステーションから。夜行便の格安のもので約9時間半、チケットは片道£20程から購入可能です。 また、スタンステッド空港からエジンバラまで飛行機での移動も可能です。格安チケットも探せばもちろんありますが、変更不可の往復で約£120位から購入できます。 今回はロンドンから直行での電車移動を想定して、土曜日のお昼頃着、月曜日の夕方発のプランです。
エディンバラのウェーバリー駅からゆっくり歩いても徒歩10分程。 駅に到着したら早速ホテルへ向かいます。
徒歩
19分
6分
徒歩
ホテルへ戻ります。徒歩約15分程の距離です。1日目の終了です。
区切り
2日目。ホテルを出発します。
徒歩約12分
6分
ローヤルマイルをのんびりと散策しながら2日目終了。 ホテルへ戻ります。
区切り
最終日、夕方の電車の時間まで目一杯ローヤルマイルを満喫しましょう。 ホテルを出発。ホテルから子供史博物館までは徒歩約5分です。
5分
7分
出発駅のウェーバリー駅までは徒歩約15分。 少し時間に余裕を見て向かいましょう。 本当はもっと沢山の見どころがあるエジンバラですが、今回のような弾丸ツアーでも満喫出来ます。 日程的にどうしてもこれ以上時間の取れない人にも、是非訪れてもらいたい、美しい街です。
このプランのスポット一覧
エジンバラのオールドタウンにそびえるキャッスルロックと呼ばれる断崖の上に作られた、まさにエジンバラのシンボルともいえるこのお城は、要塞の役割を果たしていた堅牢なお城です。崖の下から見上げると、確かに難攻不落な趣きがあります。 少なくとも12世紀にはスコットランド王室の居城であったと記録もあり、最も古い部分は12世紀からの聖マーガレット教会堂ですが、大部分は16世紀からの建物がほとんどです。 イングランドとスコットランドの歴史の重要な役割を果たしてきたお城です。 入り口の前の広場の部分は、毎年8月になると世界的に有名なミリタリー タトウと呼ばれる軍楽隊のパレードが開かれます。
プリンセス ストリートガーデンから見たエジンバラ城
崖の下から見上げると、堅牢という言葉ピッタリな、要塞として機能していたお城だったことが良くわかります。 コロナ禍により、現在は事前のチケット購入が必要です。入場料は大人一人£18、5歳~15歳までは£11、5歳未満は無料です。
エジンバラ城の入り口近くにあるこの観光アトラクションは、ウィスキーにまつわるさまざまな事を学ぶ事ができます。ウィスキーの樽の形をした乗り物で、展示を見ていくシルバーツアーはファミリーでも参加できます。 世界最大のコレクションを誇るウィスキーギャラリーは圧巻です。ツアーの後にウィスキーの試飲もついてますが未成年にはソフトドリンクが提供されます。 大人一人£19、6歳〜17歳までの子供一人£8ポンド、5歳以下の子供は無料です。 ウィスキー好きな人には、本格的なウィスキーテイスティングコースや、食事込みのツアーもあります。
ザ ウィッチャリー (The Witchery by the Castle)
建てられた16世紀からの特徴を色濃く残すこちらはレストラン兼ホテル。元々ここで魔女裁判が多く行われたことからWitcheryの名前が残っています。ホテルは9室しかない高級仕様で1泊朝食付で£595。レストランはスコットランドの旬の食材を利用したお料理を提供しています。ディナーの予算はお一人飲み物別で約£70~。でも2コースお一人様£27のランチはとってもオススメです。アフタヌーンティは£35~。
カメラ オブスキューラ (Camera Obscura and World of Illusions)
エディンバラのオールドタウンで一番良い眺めと言われているとおり、ここのルーフトップテラスからはエディンバラの市街が360度楽しめます。6階建てでそれぞれ趣向を凝らしたビジュアル イリュージョンと呼ばれる展示アトラクションが楽しめます。入場はチケットの事前購入が必要で、料金は大人一人£18.95、5歳~15歳まで£14.95、5歳未満のお子さんはフリーです。
ライターズ ミュージアム (The Writers’ Museum)
17世紀の建物が利用されているこの博物館は、スコットランド出身の3人の文豪、ロバート バーンズ、ロバート ルイス スティーブンソン、そしてウォルター スコットについて展示しています。スティーブンソンの「宝島」や「ジキルは博士とハイド氏」などは、読んだことのある人も多いかもしれませんね。入場料は無料ですが、2022年3月現在、コロナ禍のため閉館中です。
メーカーズ グルメマッシュ バー (Makers Gourmet Mash Bar Company)
SNSでも紹介されることの多いこのレストラン、バラエティの豊富なマッシュポテトがウリなんです。たかがマッシュポテトと侮るなかれ、9種類のマッシュポテトから選ぶことができます。ベジタリアン向けのメニューも充実しています。カジュアルなレストランなので、ドレスアップする必要はありませんが、できれば予約することをお勧めします。
ラムシャンクとマッシュ
人気のメインメニューの一つ。写真のお料理は骨付きラム肉を時間をかけてゆっくり煮込んだお料理にブラックプディング入りマッシュポテトを合わせています。。 前菜は一品£5~、メインは一品£15~。もちろんスコットランドならではのハギスもメニューにあります。ドリンク類も充実していて、ウィスキーなどのスピリット類は£5前後、ソフトドリンクは£2~。スタッフもフレンドリーで、一人でも入りやすいお店です。
ローヤルマイルのすぐそば、全国展開しているチェーンのビジネスホテルなので、とてもベーシックな宿泊施設です。一泊当たりの料金は曜日やシーズンによって異なりますが、1か月以上前に予約すると、一泊当たり、日曜日で約£40、平日は約£100~泊まることができます。 朝食は別料金で併設のカフェで食べられます。
ロンドンにあるナショナルギャラリーに比べると規模が小さいことは確かですが、名だたる巨匠の名画が目白押し。見ごたえたっぷりです。ボティッチェリ、ダビンチ、フェルメール、ゴーギャン、ゴッホ、モネ、ゲインズボロ他、一度は聞いたことのあるような巨匠の作品が並んでいます。 入場料は無料。2022年3月現在、入場チケットの事前予約が必要です。
グレンの君主(The Monarch of the Glen)
今回スコットランド国立美術館を訪れた一番の目的は、この絵がどうしても見たかったからでした。 エドワード ランドシーアによって描かれたこの絵、タイトルの通りの勇壮な牡鹿の佇まい。そばで見ると鹿の毛皮の質感まで感じられるほどの臨場感でした。
スコットモニュメント
スコットランドを代表する文豪、ウォルタースコットの記念碑は、高さ約61m、市内の観光名所の一つです。入場料を払うとモニュメントの上まで昇れます、が、エレベーター無しで全部で287段あり、体力に自信のない方には厳しいかも。 でも階段を昇りきったところから見る景色は素晴らしいです。コロナ前の時点で入場料は大人一人£8、子供と学生は£6。2022年3月現在は、コロナ禍により、閉鎖中です。
エジンバラ城とホリールード宮殿を結ぶローヤルマイルのほぼ中間地点にある大聖堂です。14世紀に建てられたものが16世紀に拡張されて、19世紀に大々的に改築されて現在に至っています。歴史的にも重要な大聖堂ですが、美しいステンドグラスも見どころの一つです。 入場料は無料ですが、寄付は歓迎されます。 平日の午前と午後に一度ずつ無料の専属ガイドによるウォーキングツアーがあります。ウォーキングツアーに参加する場合は事前に予約が必要です。
ロバート バーンズ メモリアル ウィンドー
スコットランドの詩人ロバート バーンズを記念して1985年に設置されたステンドグラスは、アイスランドのステンドグラスアーティスト、Leifur Breidfjördによってデザインされました。 青を基調にした色合いの美しいデザインです。
エドワード バーン ジョーンズのステンドグラス
ラファエル前派の芸術家の一人エドワード バーン ジョーンズは、イギリスのバーミンガムで生まれました。絵画だけではなくステンドグラスも多くの作品を残していて、この大聖堂にもバーン ジョーンズの作品があります。バーン ジョーンズのデザインは人物の表情とその色使いが魅力です。
BabbaQ (アメリカン バーベキュー レストラン)
スコットランドでなぜアメリカンと言うのもちょっと不思議な感じですが。。旅先の食事は、土地の味覚に出会える楽しみの一つ。でも、たまには他のチョイスもあると嬉しいのも事実。チキンウィング、バーガーやバーベキュー等のアメリカンなメニューと、本格的なミルクシェイクが楽しめます。
シェアリングプレート
The Pit Boss Feast というこのシェアリングプレート、牛ブリスケット、プルドポーク、チキンウィング、ソーセージ、ポークスペアリブの盛り合わせにフレンチフライとサイドメニューが選べます。二人でシェアしたら多すぎるくらい!全体的に量は多めなので、ちょっとガッツリお肉が食べたい人にピッタリ。予算は一人£15~。ミルクシェイクは£5.25、ビールは一杯£5~、ソフトドリンクは£3前後です。
ザ アルバナック (The Albanach)
大聖堂の近く、食事もできるこのパブはいわゆるパブ飯と呼ばれるメニューが充実しています。前菜£7前後、メイン一品£17前後。フィッシュアンドチップスやパイ等パブならではの定番メニューが並びます。でもこの特徴は、ウィスキーのチョイスの充実ぶり! バースタッフに好みを相談すると、オススメを教えてくれます。お値段は手頃なものからシングルショット一杯が£25以上するものもありますので、お財布と要相談です。
ザ アルバナックの店内の装飾
全体に暖か味のあるインテリアなのですが、ここのシャンデリアはなんと鹿の角で作られたもの。このほかウィスキーの空き瓶をペンダント型のランプシェードにしていたり、素敵な空間になっています。 写真の奥の棚に並んでいるボトルは全部ウィスキーなんです!
世界で初めて作られた子供史の博物館は、1800年代から現代のおもちゃや子供服、ボードゲーム、本等を展示しています。 コレクションの中で最も古いものは、1740年代に作られた木製の人形です。ボードゲームやおもちゃ等、それぞれの時代や生活を反映していて興味深いコレクションです。 入場料は無料ですが、寄付を受け付けています。 2022年3月現在、コロナ禍により閉館中です。
Chocolatarium: Tour of Chocolate Experience
チョコレート好きにオススメなのがこちら。チョコレートの製造工程を専属ガイドさんが案内してくれて、自分だけのオリジナルフレーバーのチョコレートバーを作ったり、40種類の以上のフレイバーからチョイスして試食できるテイスティングルームがあります。友人同士や家族で参加できる、人気のアトラクションです。料金は大人一人£19.50、子供一人£14、チケットは事前購入のみです。
キルベリー バグパイプメーカー(Kilberry Bagpipes)
エディンバラの街を散策すると至る所にキルトやハリスツイードのお店を見かけますが、特にバグパイプのお店はスコットランドならでは。こちらのお店は職人さんが手作りでバグパイプを作っています。ウィンドーから少しだけ工房で作業する職人さんの様子が見られます。バグパイプのお店のお隣はキルトの工房です。キルトの注文工房もスコットランドならではですね。
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16世紀に作られた建物はエジンバラの街の歴史をぎゅっと凝縮したエジンバラ博物館。 街の歴史だけではなく、エジンバラで作られた陶器、ガラス製品や服飾品等も展示されていて、手工芸がどのように変わっていったのかも見ることができます。 またここは、英米合作の人気ドラマ「アウトランダー」の3シリーズ目のロケーションの一つでもあります。入場料は無料。木曜日から月曜日まで開館していて、火曜日と水曜日は閉館日です。
The Fudge House of Edinburgh
その名のとおり、ファッジのお店です。イギリス人にはお馴染みのお菓子ですが、食感はキャラメルに近いと思います。ショーケースには色々な種類のファッジが並んでいて、常時21種類あるそうです。ファッジは4cmx8cm位のサイズで、1個£2.20。1個から購入可能です。お願いすると一口サイズにカットして貰えるので、散策のおともにピッタリです。オンラインでも購入できます。
トルブース タバーン (Tolbooth Tavern)
この建物が建てられたのは1590年代。ローヤルマイルの中で最もホリールード宮殿に近い通りはキャノンゲートと呼ばれる通りです。トルブースは、エディンバラ城の周囲の自治都市への境界線の関所のような役割を果たしていて、通行料を徴収する場所でした。現在は食事もできるパブ。ハギスやスコットランドの伝統的なスープの他、バーガーやステーキなどがメニューにあります。予算は前菜が£8~、メインは£15~。
エリザベス2世女王陛下が私的に夏季休暇を過ごされるバルモラル城とは異なり、こちらは毎年夏の初めに1週間滞在されて、スコットランドでの公式行事をこなされる公邸がこちら。正式名称はホリールードハウス宮殿です。1128年に、スコットランド国王デイビッド1世が、元からあった修道院の場所に宮殿を造ったのが始まりです。敷地の中には修道院の廃墟も残されています。 入場料金は大人一人:9月~翌年6月:£17.50、7月~8月:£18.50、18歳~24歳:£11.50/£12.00、5歳~17歳:£10/£10.50、5歳未満は無料です。
クイーンズ ギャラリー(The Queen’s Gallery)
ホリールード宮殿に隣接するこちらのギャラリーは、建物自体は1840年代に造られていますが、2002年11月エリザベス2世女王陛下の即位50周年の記念として、現在のギャラリーとしてオープンしました。イギリス王室所蔵の名画の常設と、テーマに合わせて厳選された作品の特別展が鑑賞できます。入場料は大人:£8.50、18歳~24歳:£5.50、5歳~17歳:£4.50、5歳未満は無料です。
Cafe at Palace
ホリールード宮殿に併設されているカフェでは、事前の予約が必要ですが、アフタヌーンティーも楽しむことができます。お値段はお一人様£25。因みに同じく併設のギフトショップでは英王室に因んだ数々のギフトも購入できます。
スコットランド議会 (The Scottish Parliament)
コロナ禍のロックダウン中、イングランドと若干異なる制限を設けていたスコットランド。スコットランドの内政を担っているのが、このスコットランド議会。 選挙で選ばれた129名の議員で成り立っています。ホリールード宮殿とは対照的にモダンな議会の建物は、2004年に完成しました。2022年3月現在、コロナ禍により一般見学、併設のショップは閉鎖中ですが、スコットランド特産品を買いたい人にオススメです。