昭和レトロ発祥の地、青梅を歩く
東京昭和レトロ発祥の地、青梅を歩く
今や当たり前のように使われる「昭和レトロ」は青梅が発祥の地。都心から電車で約1時間の距離にありながら、昔懐かしい雰囲気を至る所に残しているのが、青梅駅周辺。昭和を感じさせる道具、建築物は、どれだけ見ても飽きることがありません。
昭和レトロ散策のスタート地点はJR青梅駅。JR青梅線はかつて、当時の鉄道省に買収されたという経緯があり、それ以前は民営の鉄道でした。青梅駅駅舎は当時の青梅電気鉄道の本社社屋で、鉄筋コンクリート造りながら古風な外観を保っているのです。
青梅のメインストリートである青梅街道沿いには、昭和の名残を残した建築物が多数残されています。この旧岩浪土建もそのひとつ。昭和初期に建築されています。街中にあるこのような古めの建築を探すのが、青梅散策の魅力なのです。
謎解きのような書き方をしますが……
旧岩浪土建は私有物のため、中を見ることができませんが、外観を見ただけで、昭和の建築をイメージできました。1箇所、建築当時ののものとわかる部分があるのですが、それは……、実際に訪れて観察してみてください。
店主曰く「高価な商品はありません」というように、昭和の人が慣れ親しんだ日用品を所狭しと並べた博物館。昭和生まれの人なら当時を懐かしみ、平成生まれの方は当時の品物に新鮮なイメージを抱くことができます。
外に出て青梅街道を歩いてみる
その昭和レトロ商品博物館は青梅街道沿いにあります。歩いていると、往年の映画の看板やレトロなアイテムを発見できます。
併設されている特別展は一見の価値あり!!
時折、展示物を変更して特別展が開催されます。地元青梅と昭和レトロにちなんだテーマが多く、今は見ることのできないお宝級の展示品を見られる可能性もありますよ。
ジオラマの詩人の作品を間近で見る
ジオラマ作家として知られている山本高樹氏の手による作品が常時展示されています。かつての昭和中期のノスタルジックとファンタジーを感じさせる作品も見る価値があります。
昭和の漫画文化を象徴する赤塚不二夫さんの作品を展示しています。日本人が今よりももっと元気に暮らしていた時代の昭和に触れることができる場所なのです。 「これでいいのだ!!」 と、見終わった後に感じてしまいそうです。
あの有名なキャラクターが立体で、平面で!!
館内は赤塚不二夫さんが生んだキャラクターであふれていて、当時連載されていたコミック、単行本が展示されています。当時の新進気鋭の漫画家が集まったという「トキワ荘」、その室内が再現されている場所もあるのです。