ちょっとDeep台湾 台湾の真ん中・南投の自然と文化を楽しむドライブしながら2日旅
海外ちょっとDeep台湾 台湾の真ん中・南投の自然と文化を楽しむドライブしながら2日旅
「南投県」は台湾の中央にあり海に面していない内陸県で、緑に囲まれた自然多い所。 観光名所と言えば魚池郷の「日月潭」とその周辺観光が有名ですが、他にも素敵な見所がたくさんあります。 特に手つかずの自然が多く残る「南投県仁愛郷」は、台中市と花蓮県の県境に近く高い山々が連なる所で、国内で人気の高原リゾート「清境農場」があります。 今回はその高原リゾート「清境農場」に宿泊し、普段ではあまり行くことがない県境付近の山間スポットといろいろな名所を巡り、「南投県」の自然と文化を満喫する1泊2日ドライブ旅です。 「清境農場」のホテル周辺は、緑が多く森林遊歩道が設置されている所もあるので、早朝のお散歩も楽しめリフレッシュできること間違いなしです! 山間のため移動時間がかかるスポットや入場時間制限があったりと、今回ご紹介の所を全てめぐるのは駆け足になってしまうので、行きたい所をチョイスして十分な滞在が出来る観光をしてはいかがでしょう。 台中からドライブしながら、南投県の自然と観光スポットをめぐるリフレッシュ旅をお楽しみ下さい。 ※ 日本の運転免許証で台湾で運転する場合、中文の翻訳文の取得が必要です。
このプランの行程
1日目
早めに台中を出発して、午前中で一気に梨山賓館へ移動します。
51分
途中休憩を兼ねて、台湾のおへそ「中心記念碑」を見学。
2時間43分
山並み景色を見ながらドライブです。
お昼を食べたら、レストランの後方の建物にある「蒋介石氏」が避暑で過ごした「蒋公行館」を見学。
1時間13分
ここからの山々の風景は絶景です。
36分
「南投」で有名な高原リゾート。 かわいい羊さんがのんびり過ごしています。 「青青草原」正門から入園し、歩いて南口まで草原を下りながら観光します。 南口から出れば「清境天空步道」の入り口はすぐです。
入場は8時から16時半まで。 この日、間に合わなければ、翌日の朝08:00からのでもいいですよ。
1分
宿泊予定のホテルから徒歩5分くらいのところにコンビニはありますが、山道で夜は暗いので、必要なものがあればホテルチェックイン前に購入しておくことをおすすめします。
1分
チェックインして少し休憩です。
2分
3分
2日目
14分
31分
湖のほとりのお散歩もいいですよ。
7分
地元の食材を使った料理が好評なレストランです。
10分
台湾仏教の4大名山の1つで、建物のスケールに圧倒されます。
29分
台湾の芸術家の作品が展示される私立美術館です。
16分
ユニークな形をしたお社がとても印象的です。
33分
このプランのスポット一覧
台湾の中心は、南投県埔里鎮の虎子山という所にあります。 ここには、日本統治時代から「台湾中央碑」というのが設置されていたそうです。 写真は、台湾地理中心の公園にある石碑で、他にも「台湾之心」と書かれた記念写真用の記念碑もありますよ!
台湾地理中心碑
公園の中に、他湾地理中心碑があります。 せっかくここまで来たのですから、台湾の中心に是非立ち寄って見てください。
「梨山」とは「台中市和平区」の海抜1956メートルにある山間の街で、「南投」との県境付近に位置します。 紹介する「梨山賓館」は1965年に完成した、「梨山」で最も早く開業の旅館で、ここの設計は「台北圓山ホテル」や「高雄圓山ホテル」を手掛けた「楊卓成氏」で宮殿式建築が大変特徴的な、台湾三大宮殿旅館の一つです。 また、台湾初代総統の「蒋介石氏」の避暑の場所としても有名なところでもあります。
梨山賓館
ここを訪れたこの日の天気は大変良く「梨山賓館」前から望む山々の景色も大変気持ちがいい。 空気もきれいなので、ゆっくり深呼吸。
梨山賓館 レストラン
「梨山賓館」中央入り口を入るとレストランがあり、地元産の野菜、食材を使ったお料理が大変好評なところです。 休憩をしながらおいしい昼食をいただきました!
「蒋公行館」とは、台湾初代総統の「蒋介石氏」の住居、避暑、招待所などで使用されていたたてもので、台湾には30以上のところにあると言われています。 現在は、そのほとんどが展示館や文芸の交流の場所になっています。 ここには、「蒋介石氏」が着用していた衣服やデスク、「梨山賓館」に滞在していた時の写真などが展示されています。
蔣公行館
「蒋介石氏」が以前着用していた衣服。 プライベートでは、中国式服装の「長袍」をよく身に着けていたと言われています。
蔣公行館
滞在中に使用していたデスク。 ここでいろいろな本読んだり、書き物をされていたんですね。。
海抜3275メートルある「武嶺展望台」。 台湾国内では唯一海抜3000メートルを超えるところを走る台湾の省道「14甲線」の31.5キロ地点にあります。 日本統治時代に、第五代総督「佐久間佐馬太氏」が主導した原住民に対する総合的な統治「理蕃事業」で原住民と日本警察部隊が衝突をした場所の1つでもあり、ここ一帯が「佐久間峠」と呼ばれていた時もありました。 現在は、この周辺は星空を眺めたり、朝陽を望む「星空ツアー」のスポットとしても人気の場所になっています。 (※原住民という名詞は現地の呼称で、ここでもそのまま記載しております。)
武嶺展望台より合歓山を望む
「武嶺展望台」からは、右手に峰々が連なる「合歡山」山腹の美しい景色を見ることができ、空気も澄んでいてとても気持ちがいい! 「合歡山」の山々は北峰が海抜3422メートルで一番高く、多くの人が登山を楽しんでいました。
「清境農場」は台湾の真ん中の「南投県」にある、台湾国内旅行では人気の高原リゾート。 「南投県」でも少し山間の海抜1,700~2,000メートルのところにあるので、海外からの旅行客はまだまだ少ないところです。 「清境農場」で人気の「青青草原」は、海抜1,750メートル地点にあり、戦前は「見晴農場」という牛牧場だった所で、現在はかわいらしい羊たちが放し飼いされています。 週末には「羊の毛刈りショー」なども行われ、家族連れでにぎわっていますよ。 園内には羊の「フン」が転がっているので、参観の時は要注意!(笑) 要入場料
清境農場・青青草原
のんびり草を食べている羊たちがかわいくて、農場から見える景色も絶景です! この光景は写真で残さなければ! パチリ!🐏
清境農場・青青草原
なんとなく海外の牧場にいるみたいな気分です。 ここでのんびり過ごす羊たちに癒されました!
「青青草原」の南口を出てすぐのところに「清境高空観景歩道(天空歩道)」があります。 その歩道の長さは約1,600メートルで、遠くに連なる山々の美しい景色や時には下にある雲を眺めながら歩くことが出来ます。 歩道に設置されている絶景展望エリアでは、大自然をバックに素晴らしい記念写真が撮れること間違いなしです! 要入場料。
清境高空観景歩道
目の前には美しい景色が広がっています。 すがすがしい気持ちになります!
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海抜1,743メートル地点にある「セブンイレブン清境店」。 「セブンイレブン清境店」近くの駐車場からの景色もきれいなので、記念写真用にセブンイレブンのキャラクター「OPENちゃん」のフォトフレームが設置されています。 ちゃんと「青青草原」の羊さんもついていますよ。 お買い物でここに来たらついでに覗いてみて下さいね。
セブン-イレブン清境門市
こちらは「OPENちゃん」の頭にある、3色の「OPENヘッド」をした羊の赤ちゃん。 「清境農場」とのコラボなのでここだけにしかありませんよ。
地元でおいしい「火鍋」が食べれると有名な「春大地」での夕食。 写真はこの日いただいた「ビーフ鍋」。 メニューは「ビーフ」の他にも、「ポーク」、「シーフード」、「ベジタリアン」があり、付近で採れる新鮮なたっぷりお野菜などと一緒にいただきます。 おいしいだけじゃなくボリュームもあり、お腹が満たされた夕食でした。
春天地渡假山莊
ここ「春大地」は「お鍋」が有名なだけでなく、ホテルの予約サイトでも「8」以上の高評価を受けている山小屋タイプの高原リゾートホテルなのです。 ホテルの入り口を入ると、正面にいろいろな人形が飾ってあってとってもフレンドリーな雰囲気。 客室はウッド調に統一してあり、お部屋もとても広々していて、ゆったりした滞在が出来ます。
春大地渡假山莊からの眺め
山小屋客室エリアからはこの絶景です! 季節によっては雲海も見えるそうです。
今回の宿泊はここ「清境白雲山荘」。 ここには客室のある建物が3棟あり、様々なタイプのお部屋があります。 ほとんどのお部屋にバルコニーがあり、中二階の客室はお子様連れに大人気なんだそう。 近年朝食エリアやガーデンをリニューアルし、さらに快適に! また、徒歩5分程度行けばコンビニや軽食を食べることのできるお店もあり、大自然にいながら不便に感じない、「清境農場」を観光するにも大変便利な環境です。 ホテルの裏には「森林遊歩道」があり森林浴をしながら散策できますよ。
清境白雲渡假山莊 客室
お部屋は広く、窓も大きいのでとても明るい。 その窓からはお向かいの山並みを望むことができ、夜は星空、朝は明るくなっていく自然の姿をお部屋から満喫できるんです。 浴室にはシャワーしかないお部屋もあるので、浴槽が必要な場合は予約の際にご確認されることをお勧めします。
清境白雲渡假山莊 朝食
朝食は、付近で採れる山の幸を主にした料理が並びます。 早起きしてウォーキングしたのでお腹がペコペコ。 健康食材の朝食でしっかり腹ごしらえです!
日本統治時代1930年に、この付近で日本軍と台湾の原住民(賽德克族・セデック族)とが衝突して起こった「霧社事件」を記念している公園。 小さくてとても静かな公園で、「清境農場」から車で15分くらいのところにあるので、興味のおありの方は立ち寄ってみてください。 (※原住民という名詞は現地の呼称で、ここでもそのまま記載しております。)
霧社事件記念公園 莫那・魯道紀念碑
「莫那・魯道(モーナ・ルダオ)」は「賽德克族・セデック族」の台湾原住民。 部族の集落で日本人警察とトラブルが起き、以前からの不信感から1930年に日本人を襲撃、「霧社事件」を起こし最後には戦死した「莫那・魯道(モーナ・ルダオ)」を記念した像が造られています。 この事件は歴史的にも大きな事件の一つで、映画製作され2011年に台湾で、2013年に日本でも上映されました。
霧社公園 公共おトイレ
公園の下にある公共のおトイレ。 原住民の女性が芸術描かれていて、その美しさについついシャッターを押してしまいました。
「埔里鯉魚潭」は、小規模ではありますがレイクリゾートの場所で、「ちょうちょ」や「蛍」の生息地としても有名です。 近年では「トレイルランニング」の大会も行われているところでもあり、大会期間中は世界からも多くの人が集まります。 湖の周長は約2.2キロ、ほとりの道も整備されていて40分くらいで1周でき、「七大吉穴(鯉魚穴、龜穴、鷹穴、龍穴、蝙蝠穴、蝦穴、蜈蚣穴)」の伝説もあるため、「穴」があるところにはその生物のユニークなオブジェもあります。
埔里鯉魚潭
「鯉魚潭」のほとりに立つ「観音様」。 この場所から見守っています。
埔里鯉魚潭 天水蓮大飯店
客室116室を持つ湖のほとりのホテル。 湖側のお部屋はベランダがあり、そこから眺める景色も綺麗です。 台湾らしいホテルで、バスタブのないお部屋もあります。
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南投県埔里にある有名なレストラン。 地元の農家の方が栽培する新鮮な食材を使用してのお料理は大変おいしく、有名人も食べに来るほど。 地元の人から愛されているだけでなく、郷土料理を味わえ、キャパも大きなレストランなので、国内外のグループも利用している知名度の高い所です。
金都餐廳 郷土料理
地元の食材をふんだんに利用した料理。 素材は新鮮で食べやすい味付けなので、箸が進みついつい食べ過ぎてしまいます。
店内
広く清潔な店内。 とても有名なお店で南投へ行けば寄りたいレストラン。 料理教室の施設もあり、海外からのお客様とも料理交流などを行なっています。
「中台禅寺」は台湾仏教の四大名山の一つで、この建物は1994年に着工、7年の歳月をかけ2001年に竣工し、2002年には「台湾建築賞」を、2003年には「国際照明デザイン賞」なども受賞しています。 世界で2番目の高さをもつ仏教寺院で高さは136メートル、37階建てで、そのスケールに圧倒されてしまいます。 お寺の横には2009年に「中台世界博物館」が造られ、大変貴重で歴史ある国宝級の「菩薩像」などが展示されています。 「中台世界博物館」は月曜日、旧暦の正月は休館、要入場料。
ここは2016年にOPENした個人が運営する私立美術館。 主に台湾国内の美術や芸術を展示していて、作者の活躍の機会を広げる場所にもなっています。 建物の外観はモダン現代建築で建築賞を受賞、館内は3フロアーあり展示の空間も十分に取られています。 内部は作品展示のため撮影禁止でしたのでご覧いただけませんが、台湾で活躍する芸術家の作品が期間限定で展示されています。 参観は無料ですが、鑑賞時の空間も重視しており入場人数に制限があるため、事前予約制になっています。 台湾の現代芸術に興味がある方は、ぜひ行っていただきたいところです。 月曜日、旧正月期間中は休館。
毓繡美術館
美術館入り口横にあるオブジェ。 敷地にエントランスからのアプローチ部分にも芸術品が設置されており、美術館横にはカフェとギフトショップもあります。
毓繡美術館
この美術館は「草屯」というところにあり、ガーデンのオブジェも「草屯」の自然に溶け込んでいますね。
「草屯」の小高い丘にある「慈徳宮」は土地を守る神様「南無福德如來佛祖」が祀られていて、敷地内からは「草屯」を一望できます。 また、ここのお社は大変カラフルで特徴的な装飾、形もユニークなため、別名「葫蘆(ひょうたん)廟」とも呼ばれています。
草屯慈德宮 十九龍柱
ここで有名なのはもう一つ、高くそびえる「十九龍柱」。 その高さはなんと30メートルを超え、十九匹の龍が絡まる柱の上には「観世音菩薩様」の立像があります。 なかなか見ない柱なので、私もずっと見上げてしまいました。
台中は中部台湾の中心都市であり、交通の拠点でもあります。 現在の「台鉄台中駅」は2016年より利用されている新駅舎で、旧駅舎は1917年に落成した「辰野風」建築で国定古跡に指定されています。
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