【五島列島】福江島から行く久賀島・半日コース🛳
長崎【五島列島】福江島から行く久賀島・半日コース🛳
長崎の西側に浮かぶ離島、五島列島。 潜伏キリシタンによる歴史の面影が色濃く残る遺産の数々と自然豊かな環境が魅力で、近年は人気の移住先としても注目を集めています👀 そもそも、「五島」とは約80kmにわたって点在している大小150余りの島々から構成される群島を指すものなのだそう。 ほぼ全域が国立公園に属しているといわれ、そのエリアは大きく「上五島」と「下五島」の2つに分けられています⛰ 久賀(ひさか)は、福江島や奈留島とともに「下五島」に属している島です。 奈留島と同じく『世界遺産の島』として親しまれ、福江島から日帰りで訪れる観光地として人気があります✨ 五島では福江島からのみアクセス可能なので、旅行にいく際はぜひ合わせて訪れてみてください🚢
このプランの行程
9:10発🚢
船
9:30着🚢
自転車
🚴♀️ : 約1時間/🚶♀️ : 約10分
自転車
6分
7分
【入館料】無料
5分
3分
12:30発🚢
船
12:50🚢
このプランのスポット一覧
今回の日帰り旅行は、下五島にある福江島を観光拠点にしました🚢 福江島から久賀島には、島の東側に位置する福江港からフェリーを利用してアクセスすることができます。
GOTOCHARI🚴♀️
福江港ターミナル内にある「五島市観光協会」で電動自転車🚴♀️をレンタルして、9:10発の久賀島行きのフェリーに乗りました🚢 Googleで検索すると、五島市観光協会の営業時間は9:00〜17:00と表示されますが、私が8:30に訪れた時にはすでにスタッフの方が居てレンタルの手続きをしてくれました。 今回は6時間以内のレンタルなので、かかった費用は1,000円のみ。
チケットは船内で購入するスタイル
2021年11月時点では、片道790円でした💰 奈留島をはじめとする他の離島に行く際は事前のチケット購入が必要なのですが、久賀行きはまっすぐフェリー乗り場に向かって大丈夫です。 ちなみに、二輪車の輸送には別途430円が必要となります。
久賀島へ出発🚢
ここでは、私が実際に利用したフェリーの便をご紹介します。 久賀島での滞在時間は、わずか3時間20分のみ🕐 【福江→田ノ浦】シーガル 9:10発 9:30着 【田ノ浦→福江】シーガル 12:30発 12:50着
船内は宇宙船のような雰囲気
ここでご紹介しているスポットはすべて時間内に訪れることができるのですが、上記の時刻表に従うとかなり急ぎ足で回る必要があります。 ゆっくりと観光を楽しみたい方は滞在時間を少し長めにとることをおすすめします。 個人的におすすめしたいのは以下のスケジュール🚢 【福江→田ノ浦】シーガル 12:05発 12:25着 【田ノ浦→福江】シーガル 17:10発 17:30着
久賀島の玄関口として親しまれる田ノ浦港に到着しました🚢 待合所などは存在しないような小さな港なので、天気の悪い日に訪れるとフェリーが到着するまでひたすら外で待つ必要があります。 現地ではフェリーの到着と共にレンタカーを借りている人も居たので、必要な方は事前に手配しておくと良いでしょう🚗
港付近に設置されている標識に従って進みます🚴♀️
最初の目的地である旧五輪教会堂は、港から約14km離れた場所にあります。 途中にはさまざまな見どころがあるのですが、まずは一番遠いスポットを目指します🚲
途中に広がるのどかな景色
車だと片道30〜35分の距離ですが、自転車だと約1時間かかります。 福江島で借りたGOTOCHARIはタイヤが小さいので、なかなか前に進まず大変でした。 今回は11月の旅行だったので良かったですが、最高気温が30度以上ある日は修行だと思ってください。 旧五輪教会堂までの道のりは、アップダウンが激しく、150〜200m程の標高差があります。
ロードバイクの持ち込みはおすすめしません
道路のコンディションは60点というところでしょうか。 所々段差があるので、ロードバイクを持ち込むのはやや危険だと思います。特に、蕨(わらび)集落から旧五輪教会堂付近の駐車場までは最低でもクロスバイクのようなタイヤでないとアクセスするのは不可能だと思いました。
ダウンヒル🚴♀️
久賀島はロードのサイクリストでもヒルクライムに慣れていないとややキツく感じると思います。 旧五輪教会堂までは往復30kmなので走行距離そのものは大したことない印象ですが、途中で山を2つ超えるので脚力に自信のある方だけどうぞ。 私は先ほどの小さな自転車で行ったので、案の定死にました。むしろ12段ギアのクロスで行った方が電動自転車より速いし楽なのではないかと思いました。
明治初期に建造された木造教会で「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産として世界遺産に登録されています。 現在は島の東側にありますが、かつては西側に位置していたそう。その名の通り、現在は教会としての機能を持たず国指定重要文化財として保存されているのでミサなどは行われません。
最寄りの駐車場は500m先
旧五輪教会堂の最寄りにある駐車場は、建物から最短500mほど離れた場所にあります。 駐車場は2ヵ所あり、ご覧のような標識が設けられているので、アクセスする際はそれに従ってください。
駐車場から教会堂までの道のり
駐車場から先は、舗装されていない道を10分ほど歩きます。 足元はフラットですが、恐らく雨が降るとグチャグチャになって滑りやすくなるので天気が悪い日は注意が必要です。
途中に広がる絶景
内部の見学には事前予約が必要
【見学無料】 旧五輪教会堂の内部を見学するには、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産インフォメーションセンター」への事前連絡が必要となります。 申し込みは電話およびインターネットから行うことができますが、お急ぎの場合は電話で予約する方がスムーズだと思います。
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禁教下に自らの信仰を告白した久賀島のキリシタンたちが捕らえられ、監禁されていた牢屋の跡地です。 その歴史は1868年までさかのぼるそうで、かつて約12畳ほどの狭いスペースに200人あまりの人々が押し込められていたと伝えられています。 劣悪な環境で監禁されていた信者たちは壮絶な拷問や飢えなどを理由に、計42名もの死者を出しました。 この地には、そのような悲惨な歴史が残されています。
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世界遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」および久賀島に関する情報を提供するインフォメーションセンター。 久賀は人口がとても少ない小さな島なので、昼食をとれるような飲食店はありません。 後で知ったのですが、島を訪れる3日前までに連絡を入れるとこちらで和食が食べられるそうです🐟 地元の新鮮な食材を使った料理を提供しているそうなので、ぜひ試してみてください。 連絡が間に合わないという方は、福江港のターミナル内にある売店でパンやおにぎりを購入して持参すると良いでしょう🍙
この島で迫害を受けたといわれる潜伏キリシタンの子孫らが中心となってオープンした資料館です。 末裔が所有していた小さな民家を改修した建物を利用しており、内部では島内の信者宅で保管されてきたマリア観音や信仰具をはじめ、ミサの合図に使用したホラ貝、廃堂となった教会の装飾品や聖像など貴重な遺産の数々が展示されています。 入館料:無料
地図アプリで行き先をセットしましょう
潜伏キリシタン博物館は、メインの道路から1本外れた場所に位置しています。 港から旧五輪教会堂へと向かう途中であれば見つけやすいのですが、 反対のルートで移動するとほぼ確実に見逃すような立地です。 資料館にアクセスする際は、念のためにスマホの地図アプリに行き先を入力しておくと迷わずに辿り着けるでしょう。 ちなみに、久賀島はSoftbankだと圏外となる場所が多いので気をつけてください。
11月にも関わらず道端には可愛い花が🌼
道端には白のほか、黄色い花も咲いていました🌿 可愛いっ!
- アプリで地図を見る
最後は、港から最も近い場所にある教会を訪れます🔔 こちらの教会は、久賀の地で迫害を乗り越えた信徒たちによって建造されたのがはじまりです。 最初に訪れた「旧五輪教会」は、かつてこの場所に位置していたそう。(島の反対側に移築済み) 海を間近に望む立地から潮風によって老朽化が進み、1931年に現在見られるように建て替えられたといわれています。
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