季節は春でなくても名は五月山~五月山で見つけた小さな動物園
大阪季節は春でなくても名は五月山~五月山で見つけた小さな動物園
まいどまいど! 大阪市内中心部から近く、電車で一本で行ける場所の一つ大阪府池田市。 市内には池田城址や五月山公園、インスタントラーメンの博物館があるなど、どこも人気観光地の一つともなってまんねん。 その中でも五月山公園は高台に位置し、展望台からは大阪平野を一望。 また日本で2番目に小さな動物園があり、飼育されている様々な動物たちとの出会いも魅力でんな。 しかも入場料は無料となっておまして、気軽に行くことができまんねん。 その他、阪急電鉄・宝塚歌劇団を創設した一人として知られる小林一三氏のゆかりの地としても知られ、市内には住宅跡があり、見学することもできまっせ。 小林一三氏が生涯、集めてきたというコレクションも必見。 また上方落語が盛んで、ミュージアムも創設されてまんねん。 池田市はインスタントラーメンだけやおまへん! そんな池田市の魅力をご紹介していきまっせ!
伊居太神社が鎮座する五月山は、標高約315mの高さを持つ。 頂上付近には展望台があり、大阪平野を一望できる。 また山の中腹には、五月山動物園と呼ばれる日本で2番目に小さな動物園(日本動物園水族館協会に加盟)。 入園料は無料で、姉妹都市ローンセストン市(オーストラリアタスマニア州)から贈られた全国的にも珍しいウォンバットやアルパカなどを観察できる。
牡丹の名所として知られ、季節になると見ごろを迎える。 1395年、池田城主の池田充正が創建、天巌禅師が開基。 池田允正が本堂を修築した。 1513年、連歌師の肖柏が応仁の乱で戦乱の最中であった堺から移住。 荒木村重によって伊丹市に移築されたが、池田知正によって当地に中興された。 1694年、当時の住職が本堂などを再建、傘下の子院は40余りを設けたが現在は衰退。 池田氏の菩提寺となり、代々池田城主の墓や池田氏が寄進したと伝わる梵鐘も現存。 白龍がいたとの伝説が残っている。 白龍は、毎晩、弁天池の水を飲みに来た。 和尚は目の玉を白く塗りつぶし閉じ込めたが、敷石には龍の爪の跡が残っているとか。
五月山麓に位置する池田城址は、池田氏ゆかりの史跡公園。 築城主は池田教依、城主は、池田勝正など、池田家が名を連ねる。 また、重臣「池田21人衆」の一人として数えられる荒木村重ゆかりの城址でもある。 1300年代に築城され、池田市、豊中市、箕面市周辺を長らく治めていたが、1580年、織田信長の命により廃城となった。
五月丘にある古墳。 史跡公園「茶臼山公園」として整備されている。 古墳時代前期、前方後円墳として築造。 佐伯氏一族が眠ると考えられている。
呉服神社が「下の宮」に対し、五月山山麓にある伊居太神社は「上の宮」と呼ばれ、信仰を集めている。 ここにも、呉服媛・穴織媛・兄媛・弟媛の4姉妹のうち、池田の地に迎えられた呉服・穴織姉妹の妹、穴織媛が祀られている。
逸翁美術館でも、小林氏が生涯、集めてきたコレクションなどを展示している。
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阪急電車、阪急百貨店、宝塚歌劇団など数々の業績を残してきた小林一三氏。 小林一三記念館では、これまで小林氏が手掛けてきた企業の創設や都市開発にいたるまでの経緯が展示されている。
大阪府池田市を流れる猪名川付近にある石碑。 中国出身の阿知使主と都加使主が日本を訪れた際、当時の日本の文化の遅れを憂い、日本に貢献したいと天皇に願い出た。 織物・衣服の技術向上のため呉の国に渡り、裁縫と機織の師を得て帰国、この付近で上陸した。 猪名の津(池田市と豊中市)を中心に、多くの技術者を育成した。
歴史的建造物。 1925年、鉄道院出身の小笠原鈅氏の設計により、旧池田実業銀行本店として建設された。 鉄筋コンクリート造2階建で、頂部をアーキトレイブ風に作られている。 2000年、池田市は、阪急電車、日清食品、池田銀行等の企業発祥地として知られ、中小企業や起業家を目指す人を支援する目的でインキュベーションオフィス(企業育成室)として開設。 名前の由来は、英語で桟橋や船着場を意味する「ピア(pier)」、ゼロからの出発やネットワークを意味する「まる○」から成っている。
阪急グループの創業者として知られる小林一三氏が開館。 館内には演劇に関する図書、雑誌、宝塚歌劇の上演資料、歌舞伎資料をはじめ宝塚歌劇、阪急電車、阪急東宝グループの書籍等を蔵書している。
2007年、日本で初めてとなる上方落語専門の博物館として開館した。 館内では、上方落語に関する情報や特別展示がされている。
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大衆演劇の専門劇場。 呉服座は、池田市西本町付近にあった芝居小屋が前身である。 漫才、落語、歌舞伎など様々な演芸を催していたが、1969年の興行を最後に、幕を閉じた。 閉館後、解体され、愛知県・明治村で復元公開された。 江戸時代の貴重な建築様式として国の重要文化財に指定。 池田呉服座は江戸時代の貴重な建築様式を一部再現して、再建。 池田呉服座では、大阪市北区太融寺町8-17に梅田呉服座として専用劇場を設置している。
別名、「星の御門」とも呼ばれている。 創建時期など詳細は不明となっている。 一説によると、大阪府池田市に鎮座する伊居太神社の御旅所と言われている。 呉から来朝した穴織姫・呉織姫が明かりも灯さず、ここで夜遅くまで機織りをしていた。 すると、天から7つの星が降ってきて織殿を真昼のように明るく照らし、作業を助けたという。
池田市内で発見、発掘された遺跡、遺構からの出土遺物などの歴史、文化など様々な資料を展示している。 今から1万数千年前、後期旧石器時代からさかのぼり、弥生時代、中世~戦国時代、江戸時代、元禄時代へと続く。
池田駅前の栄町商店街。 昔ながらの雰囲気漂う商店街を抜けると、能勢街道と交差する。 レトロ(モダニズム)建築が並ぶこの道を、たどっていくと、池田のビリケンさんと出会うことができる。 そもそもビリケンさんとは、米国の女性芸術家フローレンス・プリッツ氏が描いた作品。 せやさかい、大阪のシンボルタワー通天閣生まれのマスコットキャラクターではおまへん。 足の裏をくすぐると、幸せがやってくる。 今年一年も、幸せになれますやろか。 池田の幸福の神様、ビリケンさんに願いことを叶えてもらいまひょ!
能勢街道
大阪府大阪市北区から大阪府豊能郡能勢町まで続く街道。 始点は、大阪府大阪市北区中津付近。 途中、十三、庄内、服部、石橋、池田などを経由する。 終点は、大阪府豊能郡能勢町に建立された妙見山能勢妙見宮。 食料や物資などが大坂へ運ばれた。 撮影場所は、大阪府池田市栄町付近。
飲食店や雑貨店などが立ち並ぶ。
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