900匹のうさぎが住む瀬戸内の楽園・大久野島🐰を巡る1日コース
広島900匹のうさぎが住む瀬戸内の楽園・大久野島🐰を巡る1日コース
瀬戸内海に浮かぶ小さな島「大久野島(おおくのしま)」をご存知ですか❓ ここは周囲約4kmの小さな無人島で『人口が0であるのに対し、約900匹の野うさぎが生息』する瀬戸内の楽園⛰ 瀬戸内海国立公園に属する自然豊かな環境を有する一方で、古くは日本最大の海賊「村上水軍」の本拠地として、そして戦時中には化学兵器である毒ガスの製造にも使用されていたりなど、歴史の深い一面も持ちます📖 島内には全長約4kmのウォーキングコースが整備されており、島内各所に点在する主要な見どころを訪れることができます👀‼️ ▼ 島を一周するための所要時間🕓 ・徒歩約1〜1.5時間 ・レンタサイクルで30〜40分程度(島の住民を守るためにもなるべくゆっくりと走行して下さい) ▼ 大久野島へのアクセス🚢 広島県・愛媛県側の港から、それぞれ大三島フェリーが高速船を運航しています。 【広島】忠海港から約15分 【愛媛】大三島の盛港から約15分 運賃💰:大人 310円、子ども160円 ▼ 所要時間の目安 約5〜6時間(うさぎとの触れ合い・カフェ・温泉含む)
このプランの行程
このプランのスポット一覧
大久野島の高速船乗り場⛴ 向かって右側には「大久野島〜盛港」、左側には「大久野島〜忠海港」の船が接岸します。 第二桟橋に到着したら、まず帰りの便の時刻表を確認しましょう⏰ この時、スマホなどで写真を撮っておくと便利ですよ👍
出航前の準備はマスト
島内では、うさぎが食べられるようなものは販売しておりません🙅♀️ 乗船前にコンビニやスーパーに立ち寄って必ず購入しておきましょう🙌 オススメはニンジン・キャベツ・レタス・小松菜・キュウリ・チンゲンサイです🥬🥕🍅
港での販売はペレットのみ
急いでいて野菜を購入する時間の無い方やコンビニに寄り道するのを忘れてしまった方‼️ 盛港または忠海港でも、ペレット(乾燥エサ)は購入可能です。 島の住民🐰と仲良くなるためには、何らかの貢ぎ物が必要なので、野うさぎと触れ合いたい方は出航前にご購入下さい🤣❤️
窓に映るうさぎのシルエットが可愛い
大三島フェリーの窓には、可愛いうさぎのステッカーが貼ってあります🐰 乗船する時間帯によって異なる景観が楽しめるので、往復の両方で景色を比べてみて下さい。 この写真は、大久野島から盛港へと向かう際に撮影したものです。 洋上から望む夕日とウサギのシルエットは、大三島フェリーを利用する楽しみの1つと言えるでしょう🌇
腹時計!?到着する人々を待つ住民の姿
大久野島の港に船が近づくと、多くの野うさぎがどこからともなく集まってきます😳‼️ 離島を訪れると、現地の住民が港に集まって出迎えてくれますよね😇 無人島である大久野島では、人間の代わりに野うさぎが港に集い、私たちを静かに歓迎して下さいます🐰❤️ それにしても、彼らは船の到着時間をどのように認知しているのでしょうか🤔? 船が島に近付いてくる音? それとも・・・腹時計🤣🤣🤣
ニンジン🥕は小さく切って行くのが良さそう
早速島内を歩こうとしたのですが、お腹を空かせた住民に捕まってしまいました😂 どうやら早い時間帯に到着すると、野うさぎはとてもお腹を空かしているようです🤔 島内にはペレットが入った容器がいくつかあるのですが、やはり生野菜の魅力には敵いませんね🥕 この島を訪れる前まで知らなかったのですが、野うさぎは非常に縄張り意識が強いそうです。 なるべく野菜は小さく切っておくと与えやすいでしょう🙏
毒ガスの製造に必要な電力を供給していた発電場跡です。 当時は重油を燃料とするディーゼル発電を行なっていたそうで、施設内には発電機が複数置かれていました。
島内を反時計回りに散策
第二桟橋を出たら右手の方向に進みましょう。 周辺にはのどかな風景が広がっていて、とても気持ちが良いですよ。
廃墟好きには堪らない!
2〜3分程進むと左側に「発電所跡」と書かれた標識があります。 散策ルートからやや外れて内陸部へと入ると、巨大な廃墟が現れます。 建物は柵に囲われているため、中に入ることは出来ませんが、遠くからでも内部をしっかりと確認できますよ。 夜は少し不気味でしょうが、日中であれば全然大丈夫そうな雰囲気でした。
日露戦争以前の1902年に建造された芸予要塞の砲台跡です。 毒ガスの製造時代には大きなガスタンクが置かれていたそうですが、現在は砲台であった面影を残すのみとなっています。 また、土壌の洗浄処理は既に完了しているので、安心して訪れていただけます。
その他の見どころ
北部砲台観測所跡の周りには、司令塔跡・地下兵舎跡・発電機関舎・トンネルなど、様々な施設が残されています。 辺りは自由に散策できるので、時間に余裕のある方は砲台跡以外のスポットにも足を運んでみて下さいね。
島内で最も大きな毒ガス貯蔵庫とされた施設の廃墟。 この施設には、かつて約100トンの容量を持つタンクが6基設置されていたそうです。 地図を見ずとも思わず立ち止まってしまう程、存在感があるため見逃すことはないでしょう。
見る者を圧倒する存在感
貯蔵庫跡の前には柵があり、施設内に入ることは出来ません。 しかしながら、戦時中に国家機密として扱われていた重要な施設を間近で見られるというのは、そう滅多に無いことですよね。 柵ギリギリまで近づいて、施設内を覗いてみるとコンクリートの内側が黒く焼け焦げているのが分かります。 これは、戦後処理の際に毒性を取り除くため火炎放射器で毒ガスを焼却処分した跡なのだそう。
気付いたら野うさぎに囲まれていました
貯蔵庫跡を夢中で覗いていたら、何やら視線を感じます。 足音も聞こえないし・・・もしやお化け?と思ったら、足元に居ました。 謎の気配の正体は、彼らでした。
島内唯一の宿泊施設「休暇村」🛌 ホテルとして使用されている宿泊棟にオーシャンビューのキャンプ場🏕を併設しており、週末や長期休暇を中心に多くの旅行客で賑わいます👨👩👧 施設内にはカフェや天然温泉もあるので、島内を散策して疲れたら休憩しに訪れてみると良いでしょう🚶♂️🌿 ▼日帰り入浴(天然ラジウム温泉)♨️ 入浴料 大人420円/子ども370円 利用時間 11:30〜15:00(14:30受付終了) ▼効能 神経痛・高血圧・冷え性など
カフェに温泉・ショップまで!何でも揃う休暇村が便利
休暇村は毒ガス貯蔵庫跡から約15分程歩いたところにあります。 宿泊者以外でも飲食や日帰り入浴を目的に訪れられるのは、とても嬉しいですね🥰 また、この施設ではお土産の販売も行なっているので、旅の思い出として何か購入してみてはいかがでしょうか❤️
休暇村の住民はもちろん野うさぎ
宿泊施設として親しまれる「休暇村」ですが、周辺には多くの野うさぎが生息しています🐰 施設のすぐ目の前に広がる芝生では、可愛い住民がゆっくりとくつろいでいます🥺
島の住民に癒される至福のひと時
こちらのニンジン・・・実は最後の1本なんです😳‼️ 幸運にも、このニンジンを手にした彼らはどうやら同じ家族(群れ)のよう🐰 「取り合うのではなく、分け合う」という微笑ましい姿に癒されました💕
恒久平和を願う目的で1988年に建造された資料館です。 施設内では、かつて「毒ガスの島」として歩んだ大久野島の歴史を関係各位から寄せられた当時の資料などを用いて紹介しています。 ▼入場料 19歳以上 150円(19歳未満無料) ▼開館時間 9:00〜16:30(入館は16:00まで) ▼見学にかかる所要時間の目安 約30分
大久野島の歴史を学ぶ
休暇村を過ぎて3〜5分程歩くと、茶色い建物が見えてきました。 施設内では毒ガス製造に関する資料のほか、当時使われてた製造機器の一部・被害状況などを紹介📖 現在でこそ「うさぎの島」として親しまれている大久野島ですが、そこには悲しい過去もあります😢
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島の最南端に位置する真っ白な灯台🌞 塔の高さは8.5mで、現在見られるのは平成以降に築かれた2代目の灯台です。 初代は明治時代に造られたそうですが、香川県高松市にある四国村に移設されました。 付近には遊歩道も整備されているので、島内を散策するついでにぜひ足を延ばしてみて下さいね🚶♂️🌿
大久野神社
大久野島ビジターセンターを過ぎて海岸沿いを右手に進むと、大久野神社が見えてきます⛩ そこから、さらに5分ほど道なりに進むと真っ白な灯台がありますよ。
ロマンスの聖地「恋する灯台」
この灯台は2016年に「恋する灯台」に認定されたロマンスの聖地として有名なんですよ💕
瀬戸内海の多島美
灯台からは瀬戸内海を一望できます👀‼️ タイミングが良ければ島の西側に沈む美しい夕日も見られるので、現地での滞在時間に余裕のある方はここから夕日を眺めてみてはいかがでしょうか🌇
大久野島で人気のフォトスポット❤️ うさぎの耳の形をしたオブジェの中に頭を入れてみると、鳥のさえずり🦜や波の声🌊、風が走る音🍃などが聞こえてきます。 最大4人まで使用できるので、女子旅や家族旅行などのグループ旅行の記念撮影にいかがですか❓
自然の音に耳を傾ける
海岸沿いを歩いていると、突如目の前に現れた現代風のオブジェ👀‼️ うさぎの耳の形をしたパイプ部分は、音を集める役割を果たしているそう。 頭を入れてみると、心地の良い音が聞こえてきます😌