
子午線のまち・明石。明石焼き(玉子焼き)の美味しさと出会い、たこコロッケをお土産に
兵庫子午線のまち・明石。明石焼き(玉子焼き)の美味しさと出会い、たこコロッケをお土産に
まいど! 皆さんはご存知でっか? 大阪府の歴史の始まりは、兵庫県明石市であることを。 今や大阪っちゅうたら、「お笑い・たこ焼き・住吉大社」が挙げられる思いまんねやけど、これらの共通点はたった一つ、「明石が発祥」でんねん。 明石は、瀬戸内海に面した自然豊かな場所に位置し、蛸や鯛を中心とした新鮮な魚介類が豊富に獲れる場所でんな。 一般的には、日本の標準時子午線(東経135度・北緯35度)が南北に走る場所の一つとして知られているさかい、市内中心部には、子午線の道標の他、宇宙と地球のことが詳しくわかる明石天文科学館がありまんねん。 この他、新鮮なおさかなのお買い物やアツアツの明石焼きが楽しめる魚の棚や明石城と明石公園などが観光地でおますねんけど、明石焼きの正式名称「玉子焼き」は、たこ焼きの原型といわれ、明石が発祥として。 大阪市住吉区に鎮座する日本三大住吉の一つに数えられる住吉大社は、明石が発祥として。 吉本興業の創業者、吉本せいさんは明石市生まれであるなど、大阪との縁が深い場所。 大阪、日本を知る前に、まずは明石を知ろう。
明石市で活躍するマスコットキャラクター「パパたこ」。 2016年、明石観光PR隊長に就任。 「パパたこ」の一家は大家族で、「ママたこ」、「ねぇたこ」、「たこぽん」、「ばぁばたこ」、「じぃじたこ」、「おとたこ」、「いとたこ」がいる。 首にはネクタイ、頭にハチマキをしめて、3世代8人の大家族を支える一家の大黒柱。
世界最長の吊り橋として知られる明石海峡大橋は、ギネス世界記録にも掲載された。 本州と淡路島を結ぶ明石海峡大橋の始点は兵庫県神戸市であるが、海峡名は明石海峡。 豊富な海の幸が獲れる場所としても知られ、明石市の魚の棚では、新鮮なおさかなが販売されている。
大蔵海岸
古来から白砂青松の海岸として知られていた。 また、夏季は、海水浴客でにぎわっていた。 バーベキュー施設、レジャー用品の大型店舗、入浴施設(スーパー銭湯)などで構成。
JR西日本の山陽本線と山陽電気鉄道本線の停車駅の一つ。 1888年、山陽鉄道の兵庫駅と明石駅間の開通と同時に開業した。 1900年、開業当初から使用されていた駅舎の材料を用いて宝殿駅の駅舎が開業する。 1906年、山陽鉄道の国有化により、国有鉄道の駅となった。 1964年、旧駅から西に約160m、移転した。 2016年、駅前商業施設「ピオレ明石」がリニューアルオープン。 終焉には、複合ショッピングセンターの「アスピア明石」や「パピオス明石」、駅前商店街や、魚の棚商店街、明石公園・明石城、明石市立天文科学館、兵庫県自動車運転免許試験場などがある。
JR西日本と山陽電車の停車駅の一つ明石駅の構内にピオレ明石がオープン。 旧ステーションプラザ明石の一部を引き継ぐ形でお土産を販売するお店や喫茶店、レストランなどが入る。
明石観光案内所
JR西日本と山陽電車の停車駅の一つ明石駅の構内で明石市内の観光案内を行っている。 ここでは、まち歩き用のパンフレットやマップなどが手に入る。 壁面には、明石たこ大使に任命された「さかなクン」が。
34階建ての住居棟「プラウドタワー明石」と6階建ての施設棟から構成。 「パピオス」は「パレス」(殿堂など)と「ピアッツァ」(広場)に「オアシス」などを加えた造語。 ロゴマークは明石の自然や海を緑色と青色で表現し、市民を包み込む施設になることを願って下部に曲線を添えたとか。
ときめき横丁
居酒屋や串カツ、寿司、お好み焼きなどの飲食店がある。 なかでも、明石名物の玉子焼きのお店は人気。
あかし市民広場
地域の交流の場。 製作物や作品展示、ライブ、物品販売、上映会などが開催される。
あかし市民図書館
2017年、複合商業施設「パピオスあかし」4階に開館した。 1947年、明石市役所内に「市民文庫」が設置された。 中崎公会堂の併設を経て市立公民館内図書室となった。 1961年、市内を巡回する移動図書館サービスを開始した。 1974年、明石市立図書館は兵庫県立明石公園内で都道府県立図書館として開館した兵庫県立図書館との合築により開館。
あかしこども広場
ごっこ遊びができるキッチン遊具やすべり台・ボールプール等、親子の触れ合いの場「プレイルーム」や「親子交流スペース」、幼児向け絵本をはじめ、小学生低学年向け図書、保護者向けの育児書が揃う「こども図書室」がある。 中高生が集い、交流を深める場として、音楽スタジオやダンススタジオ、フリーWiFiが設置された「中高生世代交流施設」、一時預かり専用保育施設の「一時保育ルーム(にこにこ保育ルーム)」がある。
あかしこども広場
魚類学者で東京海洋大学名誉博士、東京海洋大学客員准教授、さらに、明石のたこ大使に就任した人気タレントの「さかなクン」によるコーナー「明石たこ大使 さかなクンの「ギョギョルーム」」が開設され、さかなクンの経歴やトレードマークの「ハコフグ」の帽子や白衣、書籍などのグッズの展示、魚の生態などが詳細にわかりやすく紹介されている。
屋上広場
最上階にあたる7階は、屋上広場。 イスが設置された展望フロアとなっている。
展望
展望デッキとなっており、JR西日本の明石駅や山陽電車の明石駅、明石城址と明石公園周辺、明石天文科学館などを見渡すことができる。
明石城跡を中心とする歴史公園。 園内には櫓や堀、石垣などの城跡が現存。 そのほか、各種スポーツ施設や公立図書館などの文化施設が点在。 北側は、草木が生い茂り、剛ノ池が広がる。
明石城址
別名、喜春城、錦江城とも呼ばれる明石城。 1617年、小笠原忠真は、信濃松本藩主より明石藩主となった。 明石城の西に位置する船上城に入城。 第2代将軍徳川秀忠の命により小笠原忠真が明石城を築城。
宮本武蔵と明石
二ノ丸の南には宮本武蔵作とされる日本庭園が整備された。
明石公園第一野球場(明石トーカロ球場)
トーカロとは、兵庫県神戸市に本社を置く民間企業の命名権による。 1932年に開場以来、全国高等学校野球選手権兵庫大会の決勝戦や全国高等学校軟式野球選手権大会の本大会が行われることから「もうひとつの甲子園」とも呼ばれ、アマチュア野球の公式戦などが行われている。 かつて宮本武蔵作と伝えられる庭園や建物が現在の陸上競技場付近にあった。
明石市立図書館
兵庫県立図書館と明石市立図書館が隣接する全国的にも珍しい図書館。
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明石藩家老斉藤甚左衛門らが、船上にあった本正寺を当地に移転させた。 境内には、宮本武蔵が作庭した枯山水の庭があり、善楽寺の円珠院にも武蔵作の庭園が残る。 宮本武蔵は初代明石城主小笠原忠真の下、城下の町割りを担当したとか。
明石が歩んできた歴史や昔の人の暮らしが展示された文化博物館。 昔、明石に住んでいたとされる原始人・明石原人や絶滅したアカシゾウ(アケボノゾウ)やシカマシフゾウ(シカの一種)に関する資料や骨が展示されている。
1960年、開館。 現存する天文科学館としては日本最古とか。 1998年、建設省が発表した公共建築百選の一つに選定。 2010年、開館50周年を迎え、建物が国の登録有形文化財に登録された。 プラネタリウムは、伝統的な手動操作の主投影機に自動制御補助投影機を組み合わせて、学芸員の肉声解説による生番組を投影している。 16階の天体観測室には口径40cmの反射式天体望遠鏡が設置され、毎月、天体観望会で公開されている。
天文科学館北にあるトンボの標識
市内各所には、東経135度線上に子午線を示す道標が設置されている。
人丸山の頂上に鎮座する。 旧くは「人丸神社」と称し、山名も当神社に因む。 祭神は、柿本大明神。 飛鳥時代に活躍した歌人の柿本人麻呂朝臣を祀る。 祭神の柿本人麻呂朝臣は歌聖と仰がれることから歌道の神としての信仰を集めている。
811年、空海が赤松山に創建した湖南山楊柳寺にはじまると伝えられる。 887年、覚証が鎮守社として人丸社(人丸神社)を建立、寺号も月照寺へと改称。
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祭神は、大山祇命、面足命、惶根命、伊和都比売命、奥津比古命、奥津比売命、宇留命。 推古天皇の頃、三韓より鉄人が8000人を率いて来襲。 討伐を命じられた伊予国の小千(越智)益躬は、故郷の大山祇神社の祭神、大山祇神に祈ったところ、鉄人が明石に着いた時、稲妻とともに大山祇神が姿を現し、鉄人の唯一の弱点である足裏を射よと告げた。 これに驚いた鉄人を益躬が矢で射殺。 小千益躬は大山祇神に感謝し、大山祇神が現れた地に大山祇神社を勧請したことに始まる。 牛乗り神事、獅子舞は、文化財に指定されている。
新鮮な魚介類が手に入りやすい瀬戸内海に面し、漁業が盛んで、明石駅前の市場「魚の棚」が有名。 地元では、「うおんたな」と呼ばれ、親しまれている。 いかなごが名物で商店街を歩いてみると、ご飯のお供にちょうどいい、味付けされた「くぎ煮」が、あちこちの店頭に並んでいた。
まちかどギャラリー
魚の棚商店街のほぼ中心部に位置するまちかどギャラリーでは各種イベントや明石市内の観光マップ、案内などを行っている。
たこの神様
まちかどギャラリー奥では、小さな祠が建立。 祠には、大きな蛸のぬいぐるみが奉納され、話題を呼んでいる。
海鮮丼のお持ち帰りもできる「どんまる 明石店」。 店内はカウンターのみの立食。 価格は安く500円前後で楽しむことができる。
新鮮な魚介類がたっぷり。
マグロやイカなど、季節や仕入れによって写真と異なる場合があるが、新鮮なお刺身が楽しめること、間違いなし!
蒲鉾をはじめ上竹輪、しょうが天、いか天、たこ天など、練り物を中心に店頭に並ぶ明石の老舗。 お持ち帰り専門店で、コロッケなど人気の惣菜が並ぶ。
カレー味のたこコロッケ
見た目はサックサクのコロッケ。 割って中を見てみると、カレーがたっぷり。 食べてみると、カレーの風味が口の中いっぱいに広がり、噛むと、食べやすい大きさに切られた蛸が入っている、明石名物のカレーたこコロッケ130円。
メニュー表には、玉子焼きの明石焼きのほか、鯛茶漬け、たいやきが並ぶ。
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明石の名物、玉子焼きの他、干しダコを使った「たこ飯」や「たこぶつ」が人気。
玉子焼きの専門店。 これまで多くの芸能人が訪れ、人気のある店の一つとなっている。
「お土産にいかがですか?」 「店内は空いてますよ。」 などと多くの声が飛び交う。 ・・・空いてる? そんな声に誘われて、よし川さんにお邪魔した。 「玉子焼きですか?」 「はい。」 地元では、たこ焼き、明石焼きと呼ばず、玉子焼きと呼ぶ。 ソースや青のり、鰹節の乗った大阪名物のたこ焼きとは違い、出汁に浸して食べる。
大阪名物たこ焼きのルーツ
実はここ明石は、大阪名物「たこ焼き」のルーツ。 外はフワッと、中はとろ~んとした食感が特徴の玉子焼きは、実は、大阪のたこ焼きの原型。 今日も、魚の棚で、赤色の派手なお皿に乗るまで、熱い鉄板の上で、くるくると回っている。
玉子焼きの専門店。 これまで多くの芸能人が訪れ、人気のある店の一つとなっている。
明石市内のお土産や玉子焼きを販売している。
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たこ焼きの発祥地であり、明石焼き(玉子焼き)で注目を集めている兵庫県明石市では一風変わった玉子焼き専門店があるとして、最近、注目を集めている。 明石を代表する観光地の一つ「魚の棚」商店街を西に抜けた場所に位置する。 2002年に開業。 店内では常連客や観光客を中心に賑わいを見せ、店内には、ゴリラのぬいぐるみなどが飾られていた。
難読漢字
特に印象的なのが、壁一面に並んでいる難読漢字。 普段、目にするような漢字から、読めそうで読めない難読漢字まで約600が並ぶ。 そこには、「気紛れ」や「象る」、「頷く」「自惚れる」、「苛立つ」「漁る」、「仰のく」などが並び、漢字一文字一文字を読むだけでも一苦労。 壁一面に並べられている難読漢字約600を読破すると、玉子焼きが一年間、無料となるサービスも。 さあ、皆さんは、何問、正解できますか?
玉子焼き
メニューは、定番の「玉子焼き」から。 注文して待っていると、漢字テストが配られた。 漢字テストでは10問、出題され、「ふりがな」を記入し、6問正解すると、5パーセント割引、8問で10パーセント割引、全問正解で20パーセントが割引される。 また、その他、毎月5日は全品5パーセント割引となり、漢字テストの割引と併用できるとか。 時間制限は、「商品が届けられるまで」。
玉焼きごろごろ
玉焼きごろごろ(あんかけ明石焼き)。
GOスペシャル明石焼き入りうどん
GOスペシャル明石焼き入りうどんの他、うどんやそば、玉子丼ややきそばなどがある。
明石名物の明石焼き。 正式名称は、玉子焼きで、ここでは、本場の玉子焼きを味わえるほか、おでんの関東煮も。
玉子焼き
一人前でたっぷり20個入り。
2018年、開店。 新鮮な海産物や名物の玉子焼き(明石焼き)などで知られる魚の棚に隣接する明石銀座商店街にあり、旬の食材を使用した海鮮料理などを楽しむことができる。
カルパッチョ
マグロやタコなどを使用したカルパッチョ。 酒のあてによく合い、箸も進む。
円広志さんが司会を務める関西テレビの人気番組「ごきげんライフスタイル よ〜いドン!」でも取り上げられ、更なる注目を集めている。
たこ天ぷら定食
海の幸が豊富な明石名物の蛸を使用した定食があり、だし巻き卵や小鉢がセット。
あなご天丼
海の幸が豊富な明石名物の穴子を使用したあなご天丼。
穴子丼
番組で実際に円広志さんが訪れて絶賛したという名物の穴子丼は、器の底にたれがかかっていて、かきまぜて食べるとか。
1617年、創建。 本堂前に徳本上人の大きな名号石がある。
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全国的に注目を集めている明石焼きは地元で「玉子焼き」と呼ばれ、今でも根強い人気を誇っている。 本場である兵庫県明石市内にある魚の棚商店街の一角に店舗を構える玉子焼き店の多くは長蛇の列。 店内で味わうことができるだけでなくお持ち帰りも可能の店舗の一つが、たこ磯。 通常、玉子焼きの具材には蛸が使用されるが、ここでは焼穴子入りもあり、どちらも人気であるとか。
明石海峡という自然豊かな環境に恵まれた明石では鯛、蛸、伝助穴子など海の幸を味わうことができる。 店内にはカウンター席とテーブル席がある。 昼までは、刺身御膳、明石蛸めし御膳、天ぷらセット、蒸し穴子重、明石蛸づくし御膳などがある。 刺身御膳はご飯を+200円で蛸飯に交換することができ、蛸飯と刺身、蛸の小鉢、汁物がセットになって、明石の海の幸を端のすることができた。
世界的にも有名な和牛ブランドの一つ神戸牛は「神戸ビーフ」として人気が高く、本場である兵庫県内には多くの神戸牛専門店が点在する。 その中の一つである森谷商店は1873年に兵庫県神戸市で創業。 当初、多くの外国人観光客が利用する宿泊私鉄や飲食店でのみ扱っていたが次第に神戸牛の人気が高まり、直営の店舗でも販売されるようになった。 昭和時代、天皇皇后両陛下への献上の機会があり、好評であったとか。 現在、精肉だけでなく、コロッケやミンチカツとしても販売され、気軽に味わうことができる。
大衆演劇が楽しめる。 芝居と舞踊ショーによって構成。
昔ながらの雰囲気漂う店内にはテーブル席があり、うどん・そば、丼などを味わうことができる。 メニューはきつねうどんをはじめ、カレーうどん、親子丼、オムライスなどがあり、うどんはそばに変更が可能。 また夏など期間限定で販売される、ぼっかけ牛すじうどんなどがおすすめ。 ぼっかけとは兵庫県神戸市の長田界隈で古くから愛されてきた郷土料理の一つで、牛スジとこんにゃくを使用した煮物。
ぼっかけ牛すじうどん
ぼっかけ牛すじうどんには、ぼっかけやネギ、天かすの他、ネギも添えられ、最後まで味を楽しむことができる。
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明石と淡路島・岩屋とを結ぶ港。 明石海峡大橋の開業により、フェリーの利用者が減少し、たこフェリーは閉鎖。 すぐ近くに開設された淡路ジェノバラインは、人のみが乗船でき、明石と淡路島とを結んでいる。
1657年、明石藩主の松平忠国によって作られた石造の灯台。 1621年、当時の明石藩主の小笠原忠真によって城造り、町造りの一環として砂浜に掘り込みを行い明石港が作られた。 この旧灯台は、現存する日本の旧灯台のうち、2番目に古く、石造では最古である。 国の登録有形文化財に登録。
祭神は、伊弉諾尊、伊弉冊尊、大日孁尊、月読尊、蛭子尊、素盞嗚尊。 当地の子供に淡路島の岩屋の神が懸かり、当地に勧請するようお告げがあり、勧請して創祀された。 明石浦の名主、前浜六人衆が新しい舟を仕立てて淡路から神を遷す際、海が大荒れで舟を明石浦の浜に着けることができず、西方の林崎前の赤石に舟を着け、海難防止と豊漁を祈った。 明け方には海も静まり、現在の地に無事神様をお迎えすることができた。 このとき地元の住民が沖まで泳いで出迎え、泳ぎながら舟を押して岩屋の地に着いたとか。 以後、のこの故事にちなんだおしゃたか舟神事が行われている。