主に都内で箱根駅伝を観戦 (往路)
東京主に都内で箱根駅伝を観戦 (往路)
箱根駅伝は総距離200km以上。選手達は1kmを平均3分未満で走ります。往路は、日比谷通り→第一京浜→国道1号。都内ではどの場所に何時位にいれば観戦できるか?という目安時間を纏めました。観戦おでかけの参考に。 ※5区の起点は変更になりました。
1/2が箱根駅伝1日目です。7:00amに番組放送開始。8:00amにスタートの号砲が鳴ります。ものすごい人!人!人!
場所
読売新聞本社とKDDIの間がスタート地点。最寄りは大手町駅。 ※青い矢印が往路で、赤い矢印は復路。
注意点
1区(1日目)と10区(2日目)は基本同じルートだけど、スタート後とゴール前のルートは異なります。 ※青い矢印が往路で、赤い矢印は復路。
レース前のみどころ
箱根駅伝では、12月最終週に区間エントリー(正競技者10名 補欠6名以内)を行います。この「補欠」が肝で、各校は敢えてエースを補欠エントリーさせ、箱根当日に区間変更で突っ込みます。去年の青学久保田みたいに、補欠エントリーのエースが当日公示前の早朝6:00過ぎに現れるなど、公式発表前に各校戦略を知ることができる場所。
1区
箱根駅伝は5区の山上りで雌雄決するパターンが殆どなのですが、87回大会優勝のように「1区先行逃げ切り」優勝パターンもあるんです。当時ルーキーだった早稲田大迫が1区で東洋に2分1秒もの差をつける奇襲作戦を成功させ、この年は早稲田が優勝しました。
公園真横の日比谷通りを、8:05前には通過。
山門前の日比谷通りを、8:10頃通過。大手町からたった10分でここまで来ます。
観戦後は
増上寺周辺で観戦したなら、せっかくなので増上寺にお参りを。お正月っぽい。
そのまま東京タワーへ
お散歩しても楽しそう。
三田駅A2出口あたりが、スタートから5km地点。8:15頃通過。(この少し手前で、コースは日比谷通りから第一京浜に。)
品川駅高輪口すぐ前の第一京浜を、8:20頃に通過。
駅からでてすぐの第一京浜を、8:30頃に通過。スタートから10km地点。
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駅からでてすぐの第一京浜が、スタートから15km地点。8:40頃通過。ここの少し先は神奈川県です。
9:05頃、鶴見中継所に到着。場所は、京急「鶴見市場駅」から徒歩2分。鶴見市場交番前です。
場所
青い矢印が往路で、赤い矢印は復路。
箱根駅伝記念碑
かなり謎なモニュメント。
2区
昔は「花の2区」と言われてエースが競う区間だったそうですが、近年の往路はチームの層の厚さや戦略上、エースを1,3区に分散させる傾向があり、必ずしも一番早い選手が走るとは限りません。
三浦しおん「風が強く吹いている」
弱小チームが箱根駅伝を目指すお話し。一見ただのおとぎ話なのですが、とてもよく練られた物語です。ちなみに、作者が作品を書くにあたり取材したのは法政と大東文化。作中の「鶴見で待ってて」は名言です。
10:10頃、戸塚中継所に到着。場所は、東海道本線「戸塚駅」下車しバス停「大坂上」から徒歩2分。古谷商事前です。
場所
青い矢印が往路で、赤い矢印は復路。
3区
茅ヶ崎の海沿いを走る区間。ここの風の強さが、総合タイムにかなり影響を出します。海風が強い向かい風だった年は、ほぼ全校が前年比でタイム落ちます。ちなみに早稲田大迫は風が苦手。
観戦後は
茅ヶ崎の友人は、観戦後に家族で海へ散歩にいくのがお正月の恒例だったそうです。寒そうだけど、冬の茅ヶ崎ビーチの散歩ってすてき。
11:15頃、平塚中継所に到着。場所は、東海道本線「大磯駅」から徒歩15分。唐ヶ原交差点前です。
場所
青い矢印が往路で、赤い矢印は復路。往路と復路では一部ルートが変わるので注意。
4区
短距離ゆえにスピードランナーが競う区間、と言われつつ、「つなぎの区間」です。山上り5区に向けて、確実なレースが求められます。安定感のある中堅か、超長距離がまだ不安定な1年向き、って勝手に思ってます。ただ、層の厚い優勝候補チームは、他校なら1-3区レベルの選手をここへも配置します。
12:10頃、小田原中継所に到着。場所は、東海道本線「小田原駅」から徒歩15分。メガネスーパー本社前です。景色がちがう。
場所/注意点
青い線のところ。5区(1日目)と6区(2日目)は基本同じルートなんですが、小田原中継所の場所が変わるので注意。復路の小田原中継所は、かまぼこ鈴廣の駐車場です。もうちょっと先。
5区
12:30頃に通過する箱根湯本駅あたりが5km地点。その先の箱根の山で勝負です。東洋柏原や青学神野みたいに抜群に山上りの才能がある選手以外は精神的にも強い走りを全うすべきで、その象徴みたいなのが早稲田猪俣。彼はスポーツ推薦組のエリートではなく一般入試組の叩き上げ。努力家の彼は最終学年で遂に箱根を走り、終始自分のペースを貫きました。卒業後は三菱商事に入社し、たまに役員と皇居ジョグやってるそうです。
みどころ
遮断機付近、なんと箱根登山鉄道は選手が来たタイミングで止まります。
観戦後は
小田原中継所の割と近くに、小田原城があります。
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13:30頃、ゴール。場所は、箱根駅伝ミュージアムの真横です。1-3区を走った選手含め、メンバーが大型ビジョンで5区の選手の激走を見守ります。なお、現地は甘酒や豚汁の炊き出しが行われる大混雑のお祭り状態。
場所
ゴール直前の信号でぐっと右折した姿が見えた瞬間、最後の直線で待機していた何重もの観客達から歓喜の声援が湧きます。 ※青い矢印が往路で、赤い矢印は復路。
ゴール
1年中あるわけではなく、箱根駅伝直前に設置されます。ゴール右側が箱根駅伝ミュージアム。ゴール先には芦ノ湖が広がり、更にその向こうは富士山。
現地の様子(後輩談)
2015/1/2に現地へ行った後輩の話。 ↓ 箱根駅伝協賛社敷島製パンのパンが配られるのは多分9:00amまで。甘酒はお昼前にはなくなり、豚汁も12:00にはなくなる。ゴール付近である程度の場所を確保するなら、9-10:00には現地にいる必要あり。「極寒なので、カイロを貼りまくってユニクロの極暖二枚重ねた上で着膨れしてないと悲惨」。
往路優勝
ゴール地点で往路優勝セレモニーがあり、箱根細工のトロフィーとメダルが贈られます。そして、総合優勝を狙う上位校は特に、翌日の復路へとすぐに気持ちを切り替えます。
箱根神社
13:20頃通過する箱根神社一の鳥居。選手が走るのと反対方向へ10分程行くと箱根神社なので、観戦後にお参り。
番外編。箱根駅伝の特別協賛社サッポロビール本社の所在地。12月2週目の決まった日にここへ出場校が集まり、出場予定選手16名のエントリーを行います。エントリー内容は即日pdfで公式HPにアップされます。
ゼッケンの数字の意味
選手のゼッケンのX-Y。Xはチームの昨年度順位、Yは本人の今年度走行区間。例えば写真の大迫のゼッケンは1-1なので、「早稲田は昨年度1位、かつ、この大会で彼は1区の走者」ということです。
エントリーから推測できること
箱根にエントリーされる選手は、10000Mを28-29分台で走るんですが、たまに31分超とかそもそも記録を持っていない選手が入ってたりします。その場合、彼らは復路6区の山下り要員である可能性が高いです。山下りは、山上り以上に資質と適性が必要なんです。