
金色に銀色にススキが輝く曽爾高原の秋
奈良金色に銀色にススキが輝く曽爾高原の秋
曽爾(そに)高原は、奈良県と三重県の県境に位置する倶留尊山(くろそやま)から、亀の背に似た亀山を結ぶ西の麓に広がる高原。秋になると、高原一面をススキが覆いつくし、見事な景色を見ることが出来ます。9月中旬から10月中旬には、高原の真ん中にあるお亀池の周りをぐるりと灯篭が取り囲む『曽爾高原山灯り』が開かれ、夕暮れ時は幻想的。近くには温泉もありますから、秋の一日をゆっくりと楽しむプランはいかがですか。
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紅葉とともに、秋を感じさせてくれるススキ。 金色に見える赤っぽい穂から、白い綿毛が出ると銀色に輝き、風になびく姿は少し寂しげに見えますね。 行ってみるときっとびっくりすると思うのですが、自分の身長以上もあるススキがあたり一面に広がっているんです。そんなススキの中をズンズン歩いていると、どこがどこだかわからないくらい。人の声はするけれど、見えるのはススキだけ。ちょっとドキドキの体験です。
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俱留尊(くろそ)山
麓の草原から見上げると、かなり急斜面の亀山。お亀池を右手に見ながら、整備された階段状のハイキング道を、ゆっくりマイペースで一歩一歩。20分くらいで峠に到着です。 尾根道を行くと俱留尊山。往復1時間の行程。体力のある方はどうぞチャレンジしてください。
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お亀池遊歩道
曽爾高原の中央には、お亀池という湿原があります。石畳みの道が池の周りにぐるりと廻らされていますので、ゆっくり散策して20分コース。 ここは、絶好の夕陽ポイント。お亀池から西側を見れば、室生火山群の見事な岩肌を見せる屏風岩や兜岳が正面に見え、そこに秋の陽が沈んでいきます。三脚を立てて、夕暮れを狙っているカメラマンがたくさんいらっしゃいます。
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おかめ茶屋
曽爾高原唯一のお休み処『おかめ茶屋』。お亀池に面して建っているので、おかめ茶屋なんですね。 コーヒー・しるこ・甘酒・葛湯などの温かい飲み物、わらび餅・よもぎ餅など地元お勧めスイーツや、おかめそば・おでん、秋はマツタケご飯など。ビールも置いているので、一杯やりながら、夕暮れを待つのもいいかもしれません。ただし、トイレがないのでお手洗いは駐車場へ。
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出来たての地ビールと美味しい料理が食べられます。
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歩き疲れたらやっぱり温泉。曽爾三山を望む展望パノラマ露天風呂は二箇所。週替わりで男女入れ替えなので、リピートしてみるのもいいですよね。
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曽爾村には、1500年前の活発な火山活動が生み出した鎧岳・兜岳・屏風岩の曽爾三山をはじめ、多彩なハイキングコースが設定されています。火山性の柱状節理が見事な風景を形成。柱のように真っ直ぐ伸びる六角形や五角形の岩が重なり合い、織り成す景色は、自然の造形美の不思議を感じさせてくれます。 足に自信がある方も、ない方も、それぞれのレベルに応じて楽しむことが出来ます。自分だけのお気に入りスポットが見つかるかもしれませんね。 お一人で、お友達と、ご家族と、いろんな楽しみ方のできる村。大阪からも2時間弱という距離は嬉しいです。