倉敷美観地区を歩く
岡山倉敷美観地区を歩く
まいどまいど! 岡山県を代表する観光スポットの一つといえば、倉敷の美観地区とちゃいますやろか。 まるで、江戸時代にタイムスリップしたかのような雰囲気が漂う倉敷の美観地区にはぎょうさんの木造建築が立ち並び、中心部には倉敷川が流れる。 かつては水運で栄えたといい、大原家住宅を代表する家屋や美術館も。 また、倉敷紡績業の工場があったといい、その跡地は一般開放。 博物館や宿泊施設、レストランもあり、自由に見学することができまんねん。 また、倉敷の名物といえば、むらすずめ。 昔ながらの懐かしい味を堪能することができる「むらすずめ」は、倉敷を代表する味。 ぜひ、皆さんも堪能してみてください。
倉敷市の美観地区景観条例に基づき定められた伝統的建造物群保存地区、伝統美観保存地区(第二種美観地区)。 伝統的建造物群保存地区は倉敷川畔伝統的建造物群保存地区の名称で国の重要伝統的建造物群保存地区として選定。 1642年、江戸幕府の天領に定められた際、倉敷代官所が設置され、物資の集散地として発展。 1930年に日本最初の西洋美術館大原美術館、1888年、旧倉敷紡績工場の建物を改修・再利用した観光施設倉敷アイビースクエア等が人気。
岡山県倉敷市に本社を置き、名物の「むらすゞめ」を中心に製造販売する和菓子専門店。 江戸時代、倉敷の人々が豊作を祈願して踊った盆踊りが、まるで稲穂に群がる雀のようであったと言われたことから。 1877年、創業。 林孚一翁が菓子の祖、橘の香りを取り店名を橘香堂と名づける。 初代吉本代吉が名物菓子を模索し創製、倉敷町長・林孚一が「むらすゞめ」と命名。
むらすゞめ
「むらすゞめ」とは外皮をクレープ状に焼き、つぶ餡を載せ、半円状に丸め、編み笠の形を模したもの。
倉敷では世襲の勢力「古禄」が栄えていたが、新田・塩田開発と倉敷川の水運の利を生かした商人「新禄」が栄えた。 綿仲買商人の大原家や大橋家が大いに発展。 江戸時代、主屋を建築し、倉敷川の河岸の両側に店舗と蔵を構えた。 1889年、大原孝四郎は倉敷紡績の設立に参加し、後の倉紡中央病院(倉敷中央病院)や大原美術館など数々の施設を造営。 2018年、語らい座 大原本邸として一般公開を開始。 窓に特色があり、それぞれ「倉敷格子」「倉敷窓」と呼ぶ。
1930年、実業家大原孫三郎が、洋画家児島虎次郎とともに収集した西洋美術、エジプト・中近東美術、中国美術などを展示するために開館。 また、西洋美術、近代美術を展示する美術館としては日本最初となった。 2003年、分館がDOCOMOMO JAPAN選定 日本におけるモダン・ムーブメントの建築に選定。 大原孫三郎は1880年、紡績業を営む名家に生まれた。 日本の児童福祉の先駆者で、岡山孤児院の創設者・石井十次と出会い、大原社会問題研究所、労働科学研究所、倉敷中央病院などを設立。 薬師寺主計の設計による、イオニア式柱を有する古典様式の本館、陶器館などで構成。
2002年、ローマ・ギリシャ美術などを収蔵していた旧倉敷蜷川美術館跡に設立された加計学園グループの美術ギャラリーとして開館。 倉敷芸術科学大学、吉備国際大学による、交流・情報発信の場。 グループの創始者・加計勉の「加計勉 記念コーナー」を設置。
2008年、日本のプロ野球選手・監督、野球解説者、タレントとして活躍した星野仙一に関する博物館として開館。 星野仙一は、岡山県児島郡福田町(倉敷市)出身。 晩年には中日ドラゴンズ、阪神タイガース、東北楽天ゴールデンイーグルス、北京オリンピック野球日本代表の監督を歴任。 2015、株式会社楽天野球団取締役副会長を務めた。 愛称は、燃える男、闘将、仙さん、セン。
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ブリキ、陶器、鉄など様々な貯金箱を展示している博物館。 屋根の上には数多くのビクター犬。
目の錯覚を利用したからくり専門の博物館。 施設内では、鬼が飛び出す洞窟探検「鬼ヶ島」などの体感型アトラクション、桃太郎に関する古文献、絵本、玩具、浮世絵等も展示。
1889年、江戸幕府の代官所跡に建設された倉敷紡績創業の工場跡。 1973年、複合観光施設として改修。
倉敷紡績
2007年、経済産業省「近代化産業遺産」に認定。 ホテル、レストラン、多目的ホール、倉紡記念館、大原美術館児島虎次郎記念館、アイビー学館、オルゴールミュゼ メタセコイアなどの各種施設で構成。
蔦
アイビースクエアの由来となった赤レンガの外壁を覆う蔦は、工場内部の温度調節のために植えられた名残。
昔ながらの雰囲気が漂う商店街。 商店街内では、生活雑貨、手作り小物、ファッション、レストランが揃う。 商店街は倉敷センター街、倉敷本通り商店街、倉敷えびす商店街、倉敷えびす通商店街などと連なる。
岡山県岡山市に本社を置く日本の百貨店。 1829年、伊原木茂兵衛が備前西大寺(岡山市東区西大寺)で天満屋小間物店を創業。 1952年、つるや百貨店として開業。 1957年、菊屋百貨店に継承。 1961年、天満屋倉敷支店と統合。
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くらしき藹然が製造販売するせんべい。 2020年、創業。 1923年に創業した老舗たまごせんべい専門店「鈴木屋」の3代目が焼き上げる煎餅は柚子・たまご・青のり・しょうが・味噌・珈琲の6種類。
西日本旅客鉄道(JR西日本)山陽本線の停車駅の一つ。 1915年、日本国有鉄道山陽本線の帯江信号場として創業。 周辺自治体である都窪郡中庄村、庄村、菅生村、帯江村の陳情により、帯江信号所のあった庄村に接する中庄村に開業。 1995年に岡山県倉敷スポーツ公園野球場(マスカットスタジアム)が開設され、最寄り駅となったため、臨時列車用や異常時用として使われる。 北口階段の脇には人工滝がある。