
岡山城下町と後楽園
岡山岡山城下町と後楽園
まいどまいど! 岡山県を代表する観光地の一つっちゅうたら、岡山城やおまへんでっしゃろか。 岡山城へは岡山県内のターミナル駅の一つでおます岡山駅から徒歩圏内。 もちろん、バスや路面電車など公共交通機関も便利でんねんけど、まずは城下町をぶらぶら散策してみるのもいかがでっしゃろか。 新旧交わる岡山城下町ではいろんな発見がおまっせ。 ここではそれらのほんの一部でんねんけど、皆様にご紹介していきまひょ。 周辺には博物館や美術館などの施設が点在してまんねやけど、中でもおすすめなのが、後楽園でんな。 後楽園は全国的にも有名で、水戸・偕楽園、金沢・兼六園と並ぶ日本三名園の一つでんねん。 その他、岡山県を代表する実業家といえば、土光敏夫さん。 市内には土光敏夫さんの偉業を後世に語り継ごうと公園も整備。 市民の憩いの場として開放されてまんねん。 また、藩による教育も活発で、藩校跡も。 かつての時代を偲びつつ、観光を楽しんでいきまひょ。
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戦国時代、備前東部から美作、備中東部にかけて勢力を拡大させた宇喜多氏が本拠としたことで近世城郭の基礎が生まれた。 当時、旭川河口部は複数の派川に分岐していた。 その中のデルタ地帯の大洲原に「岡山」(柴岡山)、「石山」、「天神山」(天満山)の3つの丘が連なっていた。 石山の石山城に宇喜多直家が入城・改築し、後に子の宇喜多秀家が隣接する岡山に新たに本丸を設け、石山城を取り込む形で城郭が建造され、岡山城となった。 外観は城が印象的な姫路城とは対称的に、黒漆塗の下見板が特徴であるため、「烏城」とも呼ばれる。 現存する月見櫓・西之丸西手櫓は国の重要文化財に指定。
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岡山城を中心とする周辺は烏城公園として整備された。
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大名庭園・後楽園は、水戸・偕楽園、金沢・兼六園とともに、日本三名園として並び称される。 江戸時代、岡山藩主・池田綱政によって造営された。 藩主が賓客をもてなした建物・延養亭を中心とした池泉回遊式の庭園で岡山城や周辺の山を借景としている。
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古代に繁栄した吉備国をはじめ、古代からの文化遺産を収集・保存し、公開を行っている。 1971年、岡山県政100周年の記念事業の一環として開館した。
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岡山城址を中心に後楽園周辺、岡山県内の観光案内を中心に行っている。
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土光敏夫氏は、昭和時代を代表する日本のエンジニア、実業家として知られている。 1896年、岡山県岡山市北区出身の生まれ。 石川島重工業・石川島播磨重工業社長、東芝社長・会長を歴任、日本経済団体連合会会長に就任した。 「ミスター合理化」「メザシの土光さん」としても親しまれた。
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浦上玉堂
江戸時代に活躍した文人画家、備中鴨方藩士。 名は孝弼。字は君輔。 通称は兵右衛門。 「玉堂清韻」の銘のある中国伝来の七弦琴を得て「玉堂琴士」と号した。 岡山藩の支藩鴨方藩の藩邸生まれ(播磨・備前の戦国大名・浦上氏の末裔)。 若年より、学問、詩文、七絃琴などに親しみ、琴詩書画と出会う。 武士を捨てて脱藩し、絵画と七絃琴と共に諸国を放浪。 京都で文人画家として風流三昧の生活を送る。
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江戸時代、岡山藩主池田光政によって開設された藩校(藩の運営としては最古)。 熊沢蕃山の主宰により藩校の前身・花畠会を創設し、花畠教場を開いたが、廃止。 松平政種の邸宅を学校に転用したが、生徒の増加に伴い、移転を計画。 当時、光政が弾圧した日蓮宗不受不施派の円乗院があったが、廃寺となった為、建造。 岡山藩は、播磨国明石に居た熊沢蕃山を招いて開校式を行う。 初代学校奉行には津田永忠・泉仲愛。 幕府が正学としていた朱子学を中心に教えた。 授業内容は、主に小学・四書・五経などの誦読と講習、合間に武技の演習が行われたが、廃藩置県の際、閉校。 戦時中、岡山空襲により焼失。 現在、国の史跡に指定。
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860年頃、当時の岡山城の場所で創建。 祭神は、大吉備津彦命、倭迹々日百襲姫命・妹姫命・日本武尊・大山咋命・倉稲魂命・武安霊命(池田光政)。 1573年、宇喜多直家による岡山城の築城の際、現在地に遷座させ、岡山城の守護神とし社領を寄進した。 宇喜多秀家が本殿、小早川秀秋が拝殿以下を造営した。 かつて、酒折宮と呼ばれていた。
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岡山市教育委員会が管理、運営を行う美術館。 学校法人岡山学園より、古代オリエントの美術品が寄贈された事を機に開館した。 寄贈されたコレクションは安原真二郎岡山学園理事長が親交のあった東京大学名誉教授の江上波夫と、東京大学東洋文化研究所教授の深井晋司の指導のもとに形成されたものであるとか。 国内唯一の古代オリエントを専門とする公立の美術館として知られる。
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岡山シンフォニービルにあるコンサートホール。 設計は、芦原義信。 オーケストラやオペラ等のクラシックコンサートが中心。 シンフォニービルはオフィスや商業施設から成る複合施設。
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1923年、木造3階建として建築。 禁酒運動の拠点として建てられたが、現在、キリスト教関係の書店、喫茶店、NPOが入居する。 国の登録文化財に指定。
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山陽放送が所有する映像や音声などを保存、公開を行っている。 保存されているのは、1953年の山陽放送創立時より残されているビデオテープなど。 視聴ブースでは、その保存されている映像を視聴することができる。
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実業家・林原一郎のコレクションであった刀剣などをもとに財団法人を設立。 岡山美術館として開館し、林原美術館に改称。 その他、岡山藩主・池田家の能装束・狂言装束など能・狂言に関する伝来品も収蔵。