
パワースポットマニアさんと巡る岐阜県郡上市の聖地
岐阜パワースポットマニアさんと巡る岐阜県郡上市の聖地
パワースポットマニアさんの案内で、”とっておきのパワースポット”がある…という岐阜県郡上市に行きました。 まず東海北陸道、ぎふ大和インターからすぐのところにある、ぎふ大和ゾーンへ。ここ、穴場です…! 和歌がテーマになっている野外博物館、”古今伝授の里フィールドミュージアム”、お隣にある隠れパワースポット、明建神社へ。道の駅”古今伝授の里やまと”にも立ち寄りました。 その後、北の方へ進み白鳥ゾーンへ…。 白山信仰の聖地、パワースポット長滝白山神社&長瀧寺と白山文化博物館を回りました。 ここ、見どころが集まっています。新しくできた”清流長良川あゆパーク”もスポット追加しました。 次はどんどん山奥へ入り、阿弥陀ヶ滝と白鳥町石徹白(いとしろ)の白山中居神社へ。 自然の豊かさを感じる”隠れパワースポット”です。 時間があれば、郡上八幡の慈恩護国禅寺へ。ここの庭園は癒しのパワースポットと言われています。 マニアさんは、「車で一日コースです。ここを回れば、あなたも”パワースポット巡り上級者”です。」と言っていました。
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古今伝授の里フィールドミュージアムは、和歌をテーマとした野外博物館です。 ここは、中世の領主だった東氏館跡庭園、篠脇城などの歴史遺産のある場所です。 広い敷地の中を散策しながら、東氏記念館、和歌文学館の展示を見たりしました。敷地内にはレストラン、ショップなどもあります。 パワースポットマニアさんは、「和歌のテーマパークと言っても、和歌なんかワカんない…という人にこそお勧め…。豊かな自然の中でリフレッシュできる場所で、実は”癒しのパワースポット”なんです。お気に入りの場所を見つけてゆっくり過ごしましょう。」とのことでした。
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東氏記念館
鎌倉時代から室町時代にかけて、この地の領主だった東氏ゆかりの古文書、古今伝授に関する資料などを展示しています。お隣にある明建神社に祀られていた妙見菩薩もここでお目にかかることができました。
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和歌文学館
この地の領主だった東氏は、代々歌道に優れていました。中でも東常縁は歌人であり、「古今集」研究の第一人者でした。それにちなんで、日本を代表する歌人たちを紹介する和歌の文学館が作られています。
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東氏館跡庭園
東氏の館の跡地が近年発掘されました。数少ない中世の武将の庭として、復元整備されています。古今集に詠まれた花や樹木も植えられ、季節の花を眺めながら散策できる癒しのパワースポットとなっています。
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篠脇山荘
篠脇山を目の前に臨む、素晴らしい眺望スポットです。ずっとここで景色を眺めてのんびり過ごしたい気分に…。「山の樹木の色合いは日に日に変化するのですよ。」フィールドミュージアム館長さんの言葉です。
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篠脇城址
東氏の居城だった篠脇城址です。城主の東常縁が留守中、篠脇城は斉藤妙椿の急襲を受けて占領されてしまいます。常縁はこれを悲しみ、十首の和歌を送ったところ、妙椿はこれに感動。城は無事常縁に返還されたとの話が伝わっています。
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背の高い杉の古木と桜並木の参道の奥に、ひっそりと鎮まる歴史ある神社。フィールドミュージアムのお隣にあります。 中世に東氏が妙見菩薩を祀ったのが始まりと言われ、ここで古今伝授の講義が行われたとの資料も残されています。 明治以前は「妙見宮」でしたが、神仏分離令により「明建神社」と呼ばれるようになりました。パワースポットマニアさんは、「水音や鳥のさえずりを聞いて境内を散策しましょう。何も特別なものはないかもしれないけれど、心癒されるパワースポットです。」と、言っていました。
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七日祭
明建神社で、毎年8月7日に行われるお祭りです。岐阜県の重要無形民俗文化財に指定されています。「獅子起こしの舞い」などが奉納されます。お祭の映像は、フィールドミュージアム「東氏記念館」で見ることができます。
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薪能「くるす桜」
毎年8月7日の「七日祭」の夕方から夜にかけて(午後5時30分開演)、境内で薪能「くるす桜」が公開されます。妙見宮(明建神社)を舞台とした、東常縁ゆかりの演目です。この映像も「東氏記念館」で見ることができます。
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獅子の寝床岩
境内には注連縄の張ってある平たい大きな岩がありました。これは「獅子の寝床岩」と言われ、明建神社の”七日祭”の「野祭り神事」に使われる神聖な岩だそうです。
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明建神社の参道
山桜の古木に囲まれた参道は、篠脇城の馬場の跡と言われています。今は緑一色ですが、桜の咲く頃は素晴らしい眺めだそうです。「飛騨美濃さくら33選」に指定されています。
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フィールドミュージアム内にあるフレンチレストラン。地元産の食材を生かしたお料理の数々を楽しむことができます。 建物からは、池や竹林が眺められ雰囲気も素晴らしいです。 「ももちどり」とは、「春は多くの鳥が集まりてさえずるを百千鳥というなり」とある古今伝授にちなんだネーミングだそうです。
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ランチコースのデザートです
3100円のランチコースを選びました。お料理はどれもおいしく、このコースはオススメです。ランチコースの最後に登場した、桃のデザートは絶品でした。
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お土産を買いに立ち寄りました。地元の食材を使ったレストランや売店がいろいろ…。その上、無料の足湯やフラワーガーデン、ギャラリーも…。休日にはいろいろなイベントも開催され、家族で楽しめるスポットです。さらにお隣には温泉施設「やまと温泉やすらぎ館」もあります。 岐阜県郡上といえば「食品サンプル」で知られています。ホンモノそっくりの食品サンプルのキーホルダーもいっぱいありました。鮎の塩焼きや季節の山菜もオススメです。
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無料の足湯
道の駅の中央のスペースには、源泉かけ流し、天然温泉の足湯もありました。これ、無料なのがちょっとウレシイです。古今集の歌の心を表現したモザイク壁画もご覧下さい。
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白山は泰澄さんというお坊さんに開山され、修験道の中心地となりました。白山頂上への道が開かれ、長滝白山神社と白山長瀧寺は、美濃からの参拝の拠点(馬場)として栄えました。 昔は神社とお寺は一体でしたが、明治の神仏分離令により別々になり、今はお隣同士並んでいます。神仏習合の古い形態をとどめる白山信仰の聖地のひとつです。
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白山長滝寺
こちらがお寺のほう、白山長滝寺の建物です。以前はお堂の中に入ってお参りできましたが、今回訪ねた時は、ひっそりと扉を閉ざしていました。仏像は宝物館で公開されています。
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白山瀧宝殿
白山長瀧寺須弥壇に安置されていた白山信仰ゆかりの仏像を公開しています。長瀧寺は明治時代、建物の多くを火災で失いましたが、持ち出された宝物が残され、ここで公開されています。
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日本一美しい(?)韋駄天さん
中国南宋時代のものと言われる韋駄天像、同じく善財童子像です。韋駄天さんはお堂を守るガードマンだそうですが、このお寺の韋駄天さんは本当に美しい仏様。お寺の管理人さんは、「日本一美しい韋駄天さんです。」と言っていました。
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坊中屋敷跡
明治の火災で焼失する前、このあたりは荘厳な建物が並んでいたそうです。パワースポットマニアさんは、「建物は焼失しましたが、この跡地は聖地の雰囲気が残っています。心が穏やかになるスポットです。」と、言っていました。
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延年水
境内には「延年水」という霊水が湧き出ています。昔から「道雅上人の加持水」と呼ばれ、長滝では五穀豊穣を願い、この霊水を神仏に供えて加持祈祷を修めていたとか…。白山参詣者にも「薬水」と言われてきた霊水です。
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長滝白山神社
こちらが神社のほう、長滝白山神社の建物です。毎年1月6日に行われる「六日祭」で知られています。新年にあたり五穀豊穣、国家安泰を祈る神事だそうです。神事は午後1時ごろからスタートします。
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若宮家住宅
若宮家は古くから続く長滝白山神社の社家で、現在40代目の方が宮司さんだそうです。宮司さんのお宅は、江戸時代の建物で、岐阜県の重要文化財に指定されています。母屋の見学は電話で連絡を…!
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宮司さんのお宅へ”ご朱印GO”
白山長滝神社のご朱印は、神社のそばにある宮司さんのお宅へ行って頂きました。ただし、昼間はお留守のことも多いので、電話で連絡してからお願いするのが確実かも…。連絡先は0575-85-2023です。
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白山千蛇ヶ池の霊泉
神社のほうにも霊泉があります。泰澄が白山に住む毒蛇を封じ込めた池から湧き出している霊泉だと語り継がれています。このお水を飲むと腹痛が治るとか、健康長寿のお水だとか伝えられています。おいしいお水でした。
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神さまが降臨した牛王石
境内に神様が降臨したと伝えられる苔むした大きな石が祀られていて、近年ではパワースポットだと言われています。このような石は他に、宮司さんの自宅と神社の奥の山にも祀られているそうです。
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長滝白山神社、白山長瀧寺のお隣と言っていいほど近くにあります。この地方に伝わる白山信仰や、この地方のお祭りや暮らし、歴史民俗を展示する施設です。 白山信仰に関する社寺の宝物公開の他、白山信仰ゆかりのスポットを映像で見るコーナーもあります。「道の駅白山文化の里 長滝」に隣接しているので車はここに停めて見学しました。
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道の駅「白山文化の里 長滝」のお隣にある、自然にふれながら漁業体験ができるテーマパークです。 シアターで長良川の源流から下流への旅を体感しましょう。魚釣り体験、鮎のつかみ取り体験、長良川での鮎の友釣り体験もできます。 「レストラン里川」ではぜひ、鮎の塩焼きを味わって…!
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レストラン里川
清流長良川あゆパークの中のレストランでは鮎料理の数々が楽しめます。メニューの中には地元の高校生が考案したお料理も…。この日は”自然薯鮎塩焼き御膳”を注文しました。お蕎麦も付いています。
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ネコになっちゃう鮎の塩焼き
焼きたての鮎が運ばれて来ました。シンプルな塩焼きの鮎はおいしい…!がつがつ食べちゃう…。やっぱり、”あゆパーク”では鮎を味わわなくっちゃ…!季節により、鮎雑炊、鮎のから揚げ丼も登場します。
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レストランから清流が…!
レストランの前には長良川の清流が眺められました。ここで釣りをしている人もいっぱいです。鮎、たくさん釣れるのかしら…?鮎釣り、やってみたくなりました。
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白山中居神社に行く途中、阿弥陀ケ滝に立ち寄りました。 白山信仰の霊場の一つです。駐車場から10分ほど歩いて滝のすぐ近くまで…。滝つぼ近くまで回れる遊歩道もあります。 パワースポットマニアさんは、「大自然に癒される浄化のパワースポットです。ぜひ、滝の水しぶきをたっぷり浴びてください。知らず知らずのうちにストレスを解消できます。」と言っていました。
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滝まで石畳の道を歩きます
滝までの石畳の道が10分ほど続きます。森の中の道を歩いていくと、ここまでゴウゴウと滝の轟音が届いてきます。森の香りに癒され、リフレッシュできる感じです。 ただしハイヒールでは歩きにくい道なのでご注意を…。
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滝のすぐ近くまで…!
遊歩道を歩くと滝のすぐ近くまで行くことができます。訪れた日は水量が多く、勢いよく水が落下して大迫力…!マイナスイオンたっぷりの水しぶきを受けると浄化されるようなイメージが…。
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「阿弥陀ヶ滝といえば、流しそうめん。」…というほど、こちらではよく知られていますが、お店に入ったのは今回が初めてです。 流しそうめん発祥の地だそうです。じゃぼじゃぼ流れる水音を聞きながら、戸外でいただくそうめんは最高…! 一人ずつ盛り付けた”そうめん”とみんなで楽しむ”流しそうめん”と両方あります。”流しそうめんと岩魚の塩焼きのセット”1100円がおすすめです。
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流しそうめん
”流しそうめん”のお店は初めて。次々流れてくるそうめんはひんやり冷たくておいしい。自家製のたまりと生わさびでいただきます。そうめん、かなりの量です。みんなでワイワイ盛り上がりました。
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岩魚の塩焼きも…!
注文を聞くと生け簀の中から岩魚を取ってきて、その場でさばいて、焼いてもらいます。とてもボリュームあっておいしい…!みんなネコになったみたい…。無言でガツガツ食べてしまいました…!
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湧き水も飲める…!
お店の中には湧き水もあり、これも飲めるんです。この湧き水を飲むと中風にならないとか…。それは単なる伝承かもしれないけれど、とてもおいしいお水です。何杯も飲んでしまいました。
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白山信仰と関わりの深い神社。杉の大木に囲まれ、聖地の雰囲気を感じるところです。パワースポットマニアの間でよく話題になる神社ですが、交通の便が悪いためか、ここを訪れた人の話を聞くことは多くはありません。 パワースポットマニアさんは、「なぜか昔から、この白山中居神社は女性が一人だけで訪れるところではないと言われています。」と、言っていました。こんなに素敵なところは、ぜひみんなと一緒に行きたいです。
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参道でハイキング
背の高い杉の木に囲まれた参道は、豊かな大自然のパワーを感じる場所です。石畳の参道を上がったり下りたり、清流に架かる橋を渡って、ちょっとハイキング気分。リフレッシュできます。
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御本殿
イザナギ神、イザナミ神を祀っています。景行天皇の時代、国家鎮護のため創建されたそうです。織田信長、徳川家康など戦国武将もこの神社に寄進し、武運長久を祈願したそうです。
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パワースポット磐座
白山中居神社の磐座は、パワースポットマニアさん曰く、「龍穴です。ここは強い気を発するパワースポットですね。」確かにこの苔むした岩は、スゴイ存在感…。そう言われてみるとパワーを感じるような気もします。
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♪~水芭蕉の花が~♪
境内に水芭蕉の花が咲いていました。「夏の思い出」の歌詞にある水芭蕉って夏の花じゃなかったんですね。神社の奥をずっと歩いて行くと、水芭蕉が群生している場所もあるとか…。
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慶長11年、八幡城主遠藤慶隆公により創建された禅寺です。池を囲んで岩や樹木が配置される、見事なお庭があることで知られています。 このお庭が”癒しのパワースポット”だとか…。確かにお座敷の前に広がるお庭を眺めていると、心身ともに浄化されるような気がしました。
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池を囲む庭園
創建時に造られたお庭です。岩山あり、樹木に囲まれた池あり、小さな滝あり、風雅なお庭です。滝の水音が心地よく響き渡ります。お座敷に座って、いつまでもお庭を眺めていたい気分になりました。
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本堂と開運弁財天さま
続いて本堂にお参りします。傍らには開運弁財天さまが祀られています。弁天さまは水の神様。そしてすべての人々に幸福を授けて下さる女神さまです。特に音楽、技芸の上達をお願いするといいそうです。
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水琴窟
お庭の片隅には明治時代に造られた水琴窟がありました。お寺で流されている清らかな音は、この水琴窟の音(を録音したもの)のようです。この「ちろちろ…。」と、微かに流れる音も癒しと安らぎの音ですね。
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うすさま明王さまのお堂
門の傍らにある赤い小さなお堂は、うすさま明王さまを祀るお堂です。下半身の病にご利益がいただけるとか…。また、お参りすると下の世話にならなくて済むとか信仰されています。
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