オランダ第2の都市 ロッテルダムめぐり
海外オランダ第2の都市 ロッテルダムめぐり
かっこよくておしゃれな町の代表として、最近注目を集めているロッテルダム。 ハイライトとなるランドマークや写真映えする場所をまとめました。 世界で最も読まれている英語による旅行ガイドブック「Lonely Planet」で2016年、いま行くべき世界10都市に選ばれた、オランダの第2の都市ロッテルダムは、この数年人気上昇中。世界から注目されつつあるホットな街です。アムステルダム中央駅から直通列車で40分。 ロッテルダムは、商業と物流の拠点として知られています。ライン川の河口にあるヨーロッパ最大の港、ロッテルダム港から、世界各地へ大型船が出航しています。オランダ建築協会があり、サイコロ型集合住宅、レム・コールハース設計のアートホール、MVRDV設計のマルクトハル、リニューアルした駅舎など、最先端の建築が次々に現れる一方で、戦後復興した歴史的な街並デルフスハーフェンが静かに共存しています。 そんなロッテルダムでユニークな建築を中心に1日でまわる、町のおすすめスポットを紹介します。
工学技術上のすばらしい功績、エラスムス橋は、絶対に見逃せないロッテルダムのランドマークのひとつです。愛を込めて白鳥と呼ばれる橋の周辺には、デルフスハーフェン歴史地区、ホテルニューヨーク、オランダ写真美術館を擁する未来的なコップ・ファン・ザイド地区などが広がり、好奇心にあふれた旅行者を満足させる見所がたくさんあります。エラスムス橋を背景にしたイベントも数多く開催されています。 (写真:©Marc Heeman)
オランダの中でも近代的な建築が建ち並び、未来的なスカイラインが異色なロッテルダムに街に新しいランドマークが誕生しました。 ロッテルダムの「マーケットホール(Markthal)」は国内最大の屋内食品マーケットを有する10,000㎡の複合施設です。 設計を手掛けたのは、世界的に知られる建築家集団MVRDV。 構想から約10年、着工から5年という時間をかけて今月ついに完成・お披露目となりました。 高さ40mの巨大なトンネルの形が特徴的で、アーチ状になった内側部分には、床から天面まで美しい壁画が敷き詰められ、なんとも気分を楽しくさせてくれます。 (写真:©Rotterdam Marketing)
ロッテルダム指折りのアイコニックな観光名所、キューブハウス(Kubuswoningen)です。オランダの建築家ピエト・ブロムによって設計されたこの集合住宅は文字通りキューブ(四角)な上に、なんと45度傾いています。 この住居のなかを覗いてみたいという好奇心旺盛な方は、住人が自身の部屋をみせてくれるショー・キューブ・ミュージアム(Kijk-Kubus)をぜひ訪れてみてください。あるいは、旅のお土産話のひとつに、実際にキューブハウスに泊ることも可能です。オランダユースホステル協会が一部の部屋を買取り、旅行者が宿泊できるようにしています。 (写真:©オランダ政府観光局)
ロッテルダムの文化施設が集まるミュージアムパークにある企画展専門の美術館です。年間を通じて、20世紀と21世紀のアートを中心に、刺激的な展覧会が開催されています。緩やかなスロープがある3,300㎡の建物は、世界で活躍するオランダ人建築家レム・コールハースの設計です。刺激的な建築と刺激的な展覧会、アートデザイン好きにはたまらないスポットです。 (写真:©Rotterdam Marketing Photo by Ossip van Duivenbode)
第2次世界大戦の時、ドイツ軍の爆撃により、壊滅的な打撃を受けたロッテルダムですが、街を再建するとき、かつての風景を再現し残すことにしました。デルフスハーフェンは古き良き街並と港の風情を感じながら歩きたいエリアです。 (写真:©Rotterdam Marketing)