
隠れた名所!美濃の舞台、日龍峰寺
岐阜隠れた名所!美濃の舞台、日龍峰寺
京都清水寺にある清水の舞台は全国的に有名なのは御存知の通り。 しかし、美濃にも清水の舞台のような舞台造りの建築物が存在しているのをご存知だろうか。 場所は西濃と東濃の中間に位置する岐阜中濃地区。この辺りは名古屋はモチロンだが岐阜市からも遠い。 そのせいか、この周辺の情報っていうのは本当に無きに等しいんですね。 実際、御朱印巡礼を始めて無かったら全く気が付かなかった地域なのです。 とはいえこの中濃という場所は、かつて刃物で有名な関市を中心に栄えてきたところ。 探せばオモシロいところがまだまだいっぱいある、潜在能力がとても高い地域だったりします。 今回は舞台造りの日龍峰寺と、札所巡礼の旅を合わせて紹介します。
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美濃西国三十三観音 第一番 札所 中濃八十八ヶ所霊場 第六十一番 札所 この辺りは普段でも通らないのに、街道から山中に突入して深い森の中を走ること十数分。一体誰がこのような場所に、しかも想像を遥かに超える立派な寺院があるなんて想像出来るでしょうか。駐車場からも山道のような参道を延々と上り、いきなり視界が開けた目の前にそびえ立つ立派な舞台造りの本堂。今迄何故知らなかったのか悔やまれてなりません。 普段人が少なくて静かな山寺ですが、正月三が日には本堂で無料の甘酒が振る舞われ、舞台下の広場では地元有志の方による店が出て結構な賑わいを見せるのです。 日龍峰寺の写真はこちらへ→
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舞台から下を見ると結構怖い
舞台は下から見上げるよりずっと高い位置にあります。向かって左側のとっても急な階段がこれまた怖いけどオススメ。
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本堂裏の湧き水
本堂右側横を通り抜けると湧き水があり、汲めるようになっている。水筒があったら持って帰ろう。
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ホントに古い本堂
本当に、かなりの年代物の本堂。本尊は千手観音だそうですが、普段は閉まっていて、御開帳期間以外は見ることが出来ません。
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駐車場からの参道
駐車場に着いたかからと言って安心するのはまだ早い。ここから更にひと歩き。昼間から薄暗い山道を延々と歩きます。
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多宝塔
途中に点在する建物も全てが古くていい感じ。
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不動堂
参道脇には様々な方面の堂がありますので忘れずに。
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鐘突堂で鐘を撞こう
入口が開いてる場合と閉まってる場合があります。もし開いていたら迷わず鐘を撞いて心を落ち着かせましょう。
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道案内マロンちゃん
運が良ければアイドル猫のマロンちゃんが本堂まで道案内をしてくれるそうです。出会えた方はラッキーですよ。
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よく考えたらこの地方、明治村も大正村もあって、ここが昭和村で、近くに平成があるというオモシロイ地域。ここ、中村玉緒が名誉村長を務める昭和村では、文字通り昭和をキーワードにしたアミューズメントテーマパークになっています。昭和村の外には道の駅が直結していて農作物がお手頃価格。この地域で明治から平成までハシゴすることも可能、かも。
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昭和銭湯里山の湯
道の駅に併設されて銭湯があります。昭和村利用者には割引がありますが、実は館内の足湯コーナーだけは無料。堂々と館内に入って右側に進みましょう。清潔で広い縁側に寝転びながら入るとその気持ちよさにいつまでも抜け出せ無くなってしまうので注意。
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中濃八十八ヶ所霊場 第四十二番札所 上記の超細い道と比べたら天国のような広い道です。田園の中の一本道を走った突き当たりですから簡単。弘法堂では左右に雛人形がずらり。何かの供養でしょうか。
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中濃八十八ヶ所霊場 第五十六番札所 道の入口さえ気をつければ充分ですが、石碑がある場所で右です。左に進むと突き当りで引き返す必要があると経験者が言います。ここらでは珍しい形式の鐘楼門がお出迎え。春には境内に梅がいい感じで咲く山寺です。
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中濃八十八ヶ所霊場 第五十二番札所 ここもまた多分に漏れず道が狭く、大きい車だと駐車が極めて困難。Uターンもムリ。ここは基本無人らしく、納経後の御朱印は第五十六番の東香寺にて頂けます。
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中濃八十八ヶ所霊場 第五十五番霊場 街道を更に南下してすぐ右側に山門発見。駐車場は山門から入れて良いみたいですが、まるで寺らしくない。見た目普通の農家なんですね。他人の庭に進入するような形でお邪魔すると、庭の一番奥に大師堂を発見してほっとしました。