
産業遺産めぐりと札幌開拓の歴史を偲ぶ、苗穂ウォーク
北海道産業遺産めぐりと札幌開拓の歴史を偲ぶ、苗穂ウォーク
JR北海道函館本線苗穂駅を起点として、歴史的産業遺産や北海道遺産、札幌の歴史を感じることができる資料館などを回る11kmのコースです。 途中で、旧永山武四郎邸へ向かわず、そのままゴールすると、ショートカットで6.5kmでも可能なコースです。基本コースの最後は豊平川の河川敷を数km歩くため、川の流れる音を聞きながらとても気持ちが良いです。 https://bratto.org/lifestyle/712808/
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苗穂駅は、1910年(明治43年)函館本線の駅として開業しました。 札幌市による「苗穂駅周辺地区まちづくり事業」によって駅を札幌駅方面に約300 m移転新築し、1935年(昭和10年)から使われてきた二代目の駅舎に別れを告げ、自由通路を整備した橋上駅となって2018年(平成30年)11月17日に開業し、新しい駅舎となりました。
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南北自由通路
これまで南北の往来が不便だった苗穂駅周辺ですが、駅舎が線路上に造られ、南北の自由通路もでき、大変便利になりました。
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北海道鉄道技術の歴史と文化を後世に伝える役割を果たすために、JR北海道の苗穂工場内に設置されています。 技術館の建物は、1910年(明治43年)に苗穂工場の用品倉庫としてレンガ造りで建築されたもので工場内で最古のものです。 歴史的価値などが認められ、以下の認定や指定を受けています。 1988年(昭和63年) 「さっぽろ・ふるさと文化100選」 2004年(平成16年) 「札幌苗穂地区の工場・記念館群」として北海道遺産に選定 2007年(平成19年) 地域活性化に役立つ「近代化産業遺産」 2010年(平成22年) 歴史的文化価値の高い鉄道遺産として、準鉄道記念物の指定
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福山醸造の前身は福井県の船問屋(回船問屋)であり、日本国内を巡って各地の産物で商売を行っていました。その中で、北海道が大豆の産地であったことが決め手となり、1891年(明治24年)に札幌で醤油醸造業「福山商店」を開業したのが起源です。 創業当初からのシンボル「トモエ印」は、神社やアイヌの紋章、函館港の印でもあり、右肩上がりに発展していく様に縁起を担ぎ、右巻きのトモエ印になっています。 https://www.tomoechan.jp
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酪農と乳業の発展の歴史を後世に正しく伝承する目的で1977年(昭和52)年に建てられました。 創業以来の歴史を物語る重要な文献や貴重な資料、実際に使用されていた乳製品の製造機械を展示しています。 待合室には合格祈願・必勝祈願の守り神を祀る『勝源(カツゲン)神社』を設置しています。 見学は無料ですが、完全予約制の土・日・祝日・年末年始が休館となっていますので、来場の際は注意が必要です。 http://www.meg-snow.com/fun/factory/sapporo.html
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札幌の開拓者である大友亀太郎や当時栽培が盛んであった玉葱を中心に、郷土史を語り継いでいく目的で開設さました。 記念碑や像のほか、館内には多くの歴史的資料が展示されていて、札幌市指定の有形文化財を多く収蔵しています。 記念館全体の土地である大友亀太郎の役宅跡も札幌市指定史跡のうちの一つとなっています。 http://www.ncf.or.jp/wg/higashiku-nc/kinenkan/sapporomura.html
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サッポロビール博物館は、サッポロビール園と同じ敷地内にある施設で、明治の面影を残す赤レンガの建物は「北海道遺産」にも登録されています。 プレミアムツアー(有料)では、サッポロビールの誕生から、近代日本ビール産業を牽引した「大日本麦酒」時代、そして現在を見学でき、最後は、プレミアムツアー参加者しか味わえない創業当時の味を復元した「復刻札幌製麦酒」とサッポロビールの代表商品「黒ラベル」を試飲できます。 http://www.sapporobeer.jp/brewery/s_museum/
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1グラス200円でできたてのビールを
スターホールでは、北海道限定ビール「クラシック」、サッポロビールの代表商品「サッポロ生ビール黒ラベル」、創業地でつくる札幌開拓使麦酒醸造所の「開拓使麦酒」などが1グラス200円から楽しめます。
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サッポロビール博物館のすぐそばには北海道日本ハムファイターズの屋内練習場があります。 連日多くのファンが選手の出待ちをしてサインを求め、激励を送っています。 次の旧永山武四郎邸に向かうには、線路下のアンダーパス歩道を通ります。入り口がわかりにくいので注意が必要です。
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・旧永山武四郎邸 明治前半期の北海道の和洋折衷上流住宅の好例であり、日本近代住宅史を考える上で高い価値を有しています。 ・旧三菱鉱業寮 炭鉱経営、金属鉱業などを行っていた三菱鉱業株式会社によって昭和12年頃に建築されました。 ・和洋折衷喫茶 ナガヤマレスト(旧三菱鉱業寮1階) ナガヤマレストは、旧永山武四郎邸と同じく、和洋折衷と懐かしい洋食、そして今の時代のお料理の融合をテーマにした喫茶です。文化財の中で一休みして楽しんでみてはいかがでしょうか?
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書院等を構えた15畳の和室
縁側からは四季折々の庭園の景色が眺められます。
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北海道に生まれ、北海道が育てた、北海道の地酒「千歳鶴」。日本清酒は創業者の開拓者魂を今に受け継ぎながら、おいしさを醸し続けています。 酒づくりの歴史やこだわりにふれられる展示コーナーや試飲カウンターが好評です。 http://www.nipponseishu.co.jp
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千歳鶴酒ミュージアムからゴールの苗穂駅までは豊平川の河川敷でリラックスしましょう。 河川敷は歩道が整備されていて平坦です。川の音を聞きながら、晴れていれば、太陽からのいっぱいの日光を浴びて、とても気持ちが良いと思います。 豊平橋、一条大橋、水穂大橋の下を通過して東橋まで行くとゴールの苗穂駅はすぐそこです。
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たっぷりと歩いた後は、お風呂に入ってさっぱりしてから帰りましょう。 旧苗穂駅の駅前には蔵の湯という温泉があります。 シャンプー、ボディーソープの備えはありませんが、手ぶらでも、もちろん大丈夫。タオルやシャンプーが販売されています。
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