江戸時代にタイムスリップ!安芸の小京都・竹原町並み保存地区
広島江戸時代にタイムスリップ!安芸の小京都・竹原町並み保存地区
「安芸の小京都」と呼ばれる竹原は、かつて京都・下鴨神社の荘園として栄えました。 江戸時代に製塩や酒造で発展したこの町には、昔ながらのお屋敷やお寺が今も数多く残されています。 情緒あふれる町並みをゆっくり散策するのがオススメです。
昭和57年(1982年)に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された竹原町並み保存地区。江戸時代の賑わいを彷彿とさせるノスタルジックな建造物がズラリ。
上吉井邸(初代郵便局跡)
明治4年(1871年)に創業し、約60年間郵便局として使用されていた建造物。 当時使用されていた書状集箱(ポスト)と同じ型のものが設置されており、現在も他のポストと同様に集荷されています。
NHK連続テレビ小説「マッサン」のモデルとなった竹鶴政孝の生家。ニッカウヰスキーの創業者でもある竹鶴政孝は「日本のウイスキーの父」と呼ばれています。
「小笹屋」の歴史
ニッカウヰスキーのイメージが強い竹鶴酒造ですが、かつては「小笹屋」の屋号のもと、製塩を生業としていました。 享保18年(1733年)から始めた酒造は、現在も奥の酒蔵で続いています。
薄青色の外観が美しい竹原市歴史民俗博物館は、この辺りでは珍しい洋風建築。江戸時代の「竹原書院跡」に建てられたこの博物館には、主に塩田関係の資料が展示されています。 <火曜休館・入場料100円>
憧憬の広場
竹原市歴史民俗博物館の隣にある憧憬の広場には、竹鶴政孝・リタの銅像が設置されています。 「よいウヰスキーづくりにトリックはない」と記された石碑と共に佇む二人の姿が印象的です。
創業150年の酒蔵の一角が開放されており、純米酒の試飲をすることができます。 お酒だけではなく手作り雑貨などのお土産も充実しています。
そば処「たにざき」
同じ蔵の一角にあるそば処「たにざき」では地酒の仕込み水を使用した手打ちそばを食べることができます。
竹原町並み保存地区の中心を走る本町通りに隣接する神明掛町通りにひっそりと佇むカフェ。土蔵の造りを活かした外観が風情たっぷり。 <火曜定休>
和モダンな店内
土蔵を改修した店内にはオーナー直筆の「書」がズラリ。 落ち着いた雰囲気の中でコーヒーや手作りケーキが楽しめます。