
混雑なし!リフレッシュできる滋賀県甲賀市の”かくれ里”社寺巡り
滋賀混雑なし!リフレッシュできる滋賀県甲賀市の”かくれ里”社寺巡り
「ゴールデンウィークのお出かけは、穴場スポットに限る…!」と、今年も車で穴場スポットに出かけました。 目的地は滋賀県甲賀市、名古屋からは日帰りです。 甲賀市というとまず「忍者」ですね。あと他に”甲賀三大佛めぐり”が注目されています。 ”甲賀三大佛”とは大池寺の釈迦如来坐像、櫟野寺の薬師如来坐像、十楽寺の阿弥陀如来坐像のこと。 3つ巡拝すると、過去、現在、未来の幸せが約束される…!と、言われています。 そこで、三大佛めぐりをベースに、周辺の”インスタ映え”する(?)神社も併せて訪ね歩くことにしました。 中世の建物がそのまま残されている油日神社、京都の八坂神社そっくり、鮮やかな朱色の門が印象的な大鳥神社です。 ランチにオススメの甲賀特産、薬草を使った和食のお店も紹介します。 このプランは心静かに庭園&仏像を鑑賞する、ちょっぴり大人味のプランです。 子供達の大好きな”ニンジャ”を最小限に抑え、白洲正子さん特製”かくれ里”スパイスをたっぷり効かせて作りました。 お土産スポットとして土山SAもご紹介します。
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天平時代、行基菩薩が開いた古い歴史を持つお寺です。 諸国を回っていた行基菩薩がこの地で日照りに苦しむ村人のために、灌漑用水として「心」の字の池を掘り、中央にお寺を建て、釈迦如来像を安置したと伝えられています。 サツキの刈り込みが見事な小堀遠州作の庭園で知られています。 お庭は四季それぞれに味わいがありますが、サツキの咲く、5月下旬~6月上旬が一番美しいといわれています。 また、このお寺には、”甲賀三大佛”の一つ、天平時代に行基菩薩が刻んだといわれる釈迦如来さまが安置されています。
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門を入ると別世界…!
お寺のすぐそばまで住宅地が迫っていますが、門を入ると整然とした参道が続き、別世界のような雰囲気です。
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小堀遠州作の庭園
茶畑を連想するサツキの刈り込みの庭は、遠州の得意ワザ(?)かも…。背後のうねるようなサツキは大海原を…。そして海に浮かぶ宝船や七福神もサツキで表しています。
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お庭を眺めてお抹茶を
書院に座って庭園を眺めながらお抹茶ブレイク…。縁側に出ると樹木を渡るさわやかな風を感じ、奥に座ると輝くような樹木の緑が眺められました。
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釈迦如来坐像
”甲賀三大佛”の一つ、釈迦如来さまです。戦国時代、兵火によりお寺全部が焼失しましたが、不思議にもこの仏さまだけ焼け残ったそうです。行基菩薩のパワーにより守られたのでしょうか…。
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見上げると野生の藤が見事です
この辺りを車で走っていると、道路沿いに野生の藤が咲いているのをよく見かけました。それにしても大池寺の森にある野生の藤は見事でした。
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最澄が比叡山の根本中堂の用材を捜してこの地を訪れた時、イチイの生木に十一面観音を刻んで安置したのがお寺の始まりと伝えられています。 一見目立たないお寺のように見えますが、仏像ファンにとって、たまらない魅力を持つお寺です。 本堂の奥には宝物殿があり、大きな薬師如来さま他、重要文化財に指定されている平安時代の仏像が20体ほど立ち並んでいて、圧巻です…!ライティングも実にいい感じ…。 ご本尊は十一面観音さま。秘仏で33年に一度の公開です。 櫟野寺の仏像は、以前東京国立博物館で公開され、多くの人に絶賛されたそうです。 2018年10月6日~12月9日の期間、ご開帳がありました。
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仏像が立ち並ぶ宝物殿
本堂奥にある宝物館に案内されました。”甲賀三大佛”の薬師如来さまにお目にかかれます。20体の平安時代の仏像はこの地区独特の作風。神秘的な雰囲気を漂わせているように感じました。
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ご本尊特別ご開帳時には奥の庭園も公開
2018年秋、ご本尊の33年ぶりのご開帳に行ってきました。観音さまのお姿に圧倒されました。一緒に奥の庭園も特別公開されていました。
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牡丹の花でいっぱい
ゴールデンウイークの頃、本堂を取り囲むお庭のツツジや牡丹が満開になります。色とりどりの花で飾られ、ちょっと地味目なお寺も華やかなな雰囲気…。
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一応、「忍者抜き」なのですが…。
このお出かけプランは敢えて「忍者スポット抜き」で作成しましたが、甲賀市では至る所に忍者の姿が…!櫟野寺の案内板は忍者の顔出しパネル付きです。
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道には忍者が飛び出す?
櫟野寺周辺の道には、カラフルな頭巾を被った忍者姿の「飛出し坊や」がいっぱい。道路の両脇にとてもたくさん見かけます。さすが忍びの里ですね。
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油日神社は、背後にある油日岳をご神体とし、アブラヒノオオカミなどを祀る神社です。 この山に神様が降臨し、光明を発したと伝えられています。 戦国時代に作られた楼門と本殿には、古い歴史と風格を感じさせます。重要文化財に指定され、中世の甲賀にタイムスリップしたような雰囲気です。 白洲正子さんの”かくれ里”でも紹介されています。その中で熱っぽく語られる”福太夫の面”と”ずずい子”はお隣の甲賀歴史民俗資料館で公開されています。
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まさに”かくれ里”の神社です
「秘境と呼ぶほど人里離れた山奥ではなく、ほんのちょっと街道筋からそれた所に、ひっそりとした真空地帯があり…」と白洲正子さんの著書にありましたが、油日神社はまさにそれでした。
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ロケ地になった風格ある建物
油と火の神様として信仰されている神社…。ひっそり静かなたたずまいは心に残るものがありました。ドラマや映画などのロケ地にもなっているそうです。
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この周辺でランチを…!と捜しているうちに見つけた和食のお店です。 メニューの最初のページに登場する「薬草御膳」を注文しました。甲賀はもともと薬草の産地。周辺の山でとれた薬草の数々がお料理に盛り込まれています。 全部薬草の料理ではなく、薬草とお刺身の盛り合わせなど、食べやすく彩豊かに工夫されていました。 ランチにオススメです。とてもおいしかったです。
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薬草御膳
まず、うどと菜の花の酢味噌和えにクコの実が添えられたものが登場。お刺身の盛り合わせに薬草が添えらたもの、八寸と続きます。お茶は薬草茶でした。
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季節の薬草てんぷらも
そして次は季節の薬草のてんぷらです。フキノトウ、ヤマミツバ、ドクダミ、ウド、コゴミなど珍しくておいしいものばかりでした。季節のご飯とお吸い物も付いていました。
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国道1号線沿いにあり、一見どこにでもあるような普通のお寺に見えましたが、本堂に上がってビックリ…! 本堂にはユニークな仏像さんがたくさん立ち並んでいます。 ご本尊は、”甲賀三大佛”の一つ、江戸時代に作られ大きな阿弥陀如来さまと、平安時代に作られた阿弥陀如来さまと2つです。
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ご本尊阿弥陀如来さま
本堂には”甲賀三大佛”の一つ、阿弥陀如来さまの巨大なお姿が…。ま横から眺めると重量感たっぷり。右側と左側と眺めるのでは、微妙に表情が違って感じられました。
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摩耶婦人像
本堂に摩耶婦人像があります。この摩耶婦人像は、お釈迦様が脇の下から誕生している姿です。このお姿は他に奈良の法隆寺だけにあるそうで、大変珍しい像だそうです。
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本堂には仏像がいろいろ
本堂の仏像群の中で印象的だったのが、裸の阿弥陀さま。「阿弥陀さまが裸ではカワイソウ。」と衣装が着せられましたが、時を経て今は衣装もぼろぼろ。それもカワイソウに思えました。
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「わぁ~きれいな門だ。京都の八坂神社そっくり。」と思ったら、八坂神社を模した、同じご祭神スサノオさんを祀る神社でした。 ”甲賀の里の祇園さん”として信仰されています。 平安初期からの長い歴史を持つ神社で、本殿は江戸時代の建物です。
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インスタ映えする穴場神社
普通”インスタ映えする神社”は参拝客も多く、撮影する人もいっぱい。人の写り込まない写真を撮るのは難しいようですが、ここは穴場です。ひっそり静かな境内は清々しい雰囲気でした。
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「土山SAがスゴイ…!」という声を聞いて行ってみました。 何がスゴイのか…?ハッキリわからなかったけれど、静岡県のお土産”うなぎパイ”から、岡山県のお土産”きび団子”まで、ここで幅広くゲットできるのはスゴイかもしれません。 そこで今回は、逆に”この地区のお土産”を探してゲットしました。
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丁字パフ 抹茶×黒糖
近江では古くから、四角い形の麩、「丁字麩」が親しまれてます。その「丁字麩」のスイーツを見つけました。抹茶にも珈琲にもマッチする、近江ならではのお菓子です
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ミルキーの香りのお線香
この地区のお土産を扱うコーナーで、ミルキーの香りのお線香を見つけました。火をともすとほのかにミルキーの香りが…!パッケージもミルキーです。食べられません。ご注意を…!
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”こなやはん”のわさび味たこ焼き
ネギがたっぷりかかった”わさび味のたこ焼き”を見つけました。 めちゃめちゃワサビが効いています…!「ぎゃ~!」と叫びそうになりましたが、この味、クセになりそう。
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