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横浜美術館コレクション展「コレクションをつくる。未来へつなぐ―近年の収蔵品より」「人を描く―日本の絵画を中心に」

2018年3月24日(土) 〜 2018年6月24日(日)

ポイント!
  • 2つのセクションで構成し、テーマごとに選りすぐりの収蔵作品を紹介
  • 2010年代の収集作品の中から初展示となる作品が多数あり!
  • スペシャルトークやギャラリートークなど関連イベントも目白押し!

今期の横浜美術館コレクション展は、2つのセクションで構成し、テーマごとに選りすぐりの収蔵作品を紹介している。是非、企画展「ヌード NUDE —英国テート・コレクションより」と共に楽しもう。

1「コレクションをつくる。未来へつなぐ―近年の収蔵品より」

2010年代の収集作品の中から初展示となる作品を中心に、近年とくに厚みを増した近現代日本美術の作品群を、4つのテーマで紹介している。写真展示室では、新収蔵作品から、土田ヒロミの広島をめぐる3つのシリーズと、石川直樹の「ARCHIPELAGO」シリーズを特集している。

※横浜美術館は、横浜市の収集方針に則って市に候補作品を提案し、毎年の美術資料収集審査委員会を経て、新たな作品を収蔵している。優れた作品を収集し、さまざまな切り口で紹介し、適切な環境で守り未来へとつなぐことは、美術館の大切な使命だ。

木村浩《言葉》(部分)1983年 横浜美術館蔵 作家寄贈
木村浩《言葉》(部分)1983年 横浜美術館蔵 作家寄贈

2「人を描く―日本の絵画を中心に」

近現代の多様な人物表現を紹介する。「人」は、古今東西の芸術家を魅了してやまないモチーフである。企画展「ヌード NUDE —英国テート・コレクションより」でもわかるように、こと裸体画は西洋の芸術家たちをとらえ、いつの時代も永遠のテーマであり続けてきた。日本では、1895年に「裸体画論争」を巻き起こした黒田清輝の《朝妝(ちょうしょう)》を皮切りとして、日本の風土や精神性に即した裸体表現との格闘が始まった。そして今日もなお多くの画家が、この主題に挑み続けているのだ。

 本セクションでは裸体画のほか、特定の人物の相貌や特徴を描いた肖像画や、見る人の心を映す鏡ともなるアノニマス(匿名の、モデルが特定されない)な肖像、また、近代の日本画家たちが理想美を求めて取り組んだ歴史人物画などのテーマにより、作品を展示する。作品に込められた、画家たちの人間観や歴史観を感じとってほしい。

小倉遊亀《良夜》1957年 横浜美術館蔵
小倉遊亀《良夜》1957年 横浜美術館蔵

関連イベント

スペシャルトーク「佐々木豊、ヌードを語る」

佐々木豊(画家)
聞き手:横浜美術館学芸員、エデュケーター(教育担当)

  • 日程 2018年4月27日(金)
  • 時間 14:00〜15:00
  • 会場 横浜美術館 円形フォーラム
  • 定員 120名(当日12:00より横浜美術館総合案内にて整理券配布、お一人様1枚、先着順)
  • 参加費 無料(当日有効の観覧券と整理券が必要)

佐々木豊《裸体と衣裳》1993年 横浜美術館蔵 作家寄贈
佐々木豊《裸体と衣裳》1993年 横浜美術館蔵 作家寄贈

アーティストトーク

石川直樹(写真家)
聞き手:横浜美術館学芸員

  • 日程 2018年5月20日(日)
  • 時間 14:00〜15:00
  • 会場 横浜美術館 円形フォーラム、コレクション展展示室
  • 定員 60名(当日12:00より横浜美術館総合案内にて整理券配布、お一人様1枚、先着順)
  • 参加費 無料(当日有効の観覧券と整理券が必要)

石川直樹《ARCHIPELAGO 沖縄本島》2009年 横浜美術館蔵 作家寄贈
石川直樹《ARCHIPELAGO 沖縄本島》2009年 横浜美術館蔵 作家寄贈

ギャラリートーク

さまざまな切口で学芸員やエデュケーターが作品の見どころや楽しみ方を紹介する。

  • 日程 2018年4月13日(金)、5月11日、5月25日、6月8日、6月22日
    いずれも金曜日
  • 時間 いずれも14:00〜14:30
  • 会場 コレクション展展示室
  • 参加費 無料(事前申込不要、当日有効の観覧券が必要)

関連資料コーナー

もっと知りたい!コレクションされた作家たち。(美術情報センター )

今期のコレクション展の2大テーマの一つは、「コレクションをつくる。未来へつなぐ―近年の収蔵品より」だ。「美術資料収集方針」に則って収集されたコレクションから、今期出品される4人の作家に関連する資料を、当センター蔵書から紹介している。是非手に取って見てみよう。

  1. 陶芸家:宮川香山(みやがわ・こうざん、初代1842〜1916)
  2. 現代作家:金氏徹平(かねうじ・てっぺい、1978〜)
  3. 日本画家:牛田雞村(うしだ・けいそん、1890〜1976)
  4. 写真家:石川直樹(いしかわ・なおき、1977〜)

吉田千鶴子《夜半の雪》1991年 横浜美術館蔵 作家寄贈
吉田千鶴子《夜半の雪》1991年 横浜美術館蔵 作家寄贈

ホリデー編集部

ホリデー編集部からのコメント

初展示となる作品を中心としているコレクション展♪鑑賞が好きな人も初めて行く人も感動すること間違いなし♪

開催場所

イベント情報

横浜美術館コレクション展

開催期間

2018年3月24日(土) 〜 6月24日(日)

開館時間

10:00〜18:00 
※5月11日(金)、6月8日(金)は、20:30まで(入館は閉館の30分前まで)
木曜日、5月7日(月)
※5月3日(木・祝)は開館

料金

一般500(400)円
大学・高校生300(240)円
中学生100(80)円
小学生以下無料
※()内は有料20名以上の団体料金(要事前予約)
※毎週土曜日は高校生以下無料(要生徒手帳、学生証)
※障がい者手帳をお持ちの方と介護の方(1名)は無料
※毎月第3月曜日は横浜市在住の65歳以上の方無料(「濱ともカード」の提示が必要)
※企画展「ヌード NUDE —英国テート・コレクションより」観覧当日に限り、企画展の観覧券でコレクション展閲覧可能

問い合わせ先

横浜美術館 045-221-0300

主催者

横浜美術館(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団)

オフィシャルサイト

写真一覧

  • 木村浩《言葉》(部分)1983年 横浜美術館蔵 作家寄贈
  • 小倉遊亀《良夜》1957年 横浜美術館蔵
  • 吉田千鶴子《夜半の雪》1991年 横浜美術館蔵 作家寄贈
  • 佐々木豊《裸体と衣裳》1993年 横浜美術館蔵 作家寄贈
  • 石川直樹《ARCHIPELAGO 沖縄本島》2009年 横浜美術館蔵 作家寄贈