【北九州市立美術館】日本画の展覧会「再興第102回院展」を開催!
2018年4月6日(金) 〜 2018年5月6日(日)
- 100年を超える歴史を誇る日本画の展覧会
- 展示されている作品は多種多様で、見ごたえがある
- 美術講演会やギャラリートーク、日本画ワークショップなど様々なイベントを開催
岡倉天心が創設した日本美術院が主催する院展は、100年を超える歴史を誇る日本画の展覧会。同人作家の新作や受賞作など、新たな日本画の創造に挑む約70点を紹介する。
日本美術院とは
1898年に岡倉天心が創設した日本画の研究機関である。西洋美術の移植によって衰退しつつあった日本の伝統美術の復興と革新を標榜し、横山大観を中心に天心の指導のもと、新しい日本画の創造を目指した。やがて主力画家の海外留学や経営難によって、一時は活動休止を余儀なくされるが、天心が没した翌年の1914年、大観らが再興し、現在に至っている。100年を超える歴史の中で、下村観山、菱田春草、片岡球子、平山郁夫、松尾敏男ら多くの優れた日本画家を擁し、新たな日本画の創造に挑み続けてきた。
再興第102回院展
再興院展は、戦時期の2度をのぞいて毎年開催され、今回で102回を数える。公募展である院展の出品者には、一般と同人(どうにん)の区分がある。同人は日本美術院の正会員にあたり、一般部門で入選と受賞を重ねた作家から特に人格と芸術を重視して選考される。同人には審査はないが、毎年新作を出品しなければならず、研鑽を怠ることなく自己の芸術を高めることが要求される。一方、一般の部は公募で、年齢も経歴も異なる人々が腕を競う。一口に日本画といっても院展の出品作品は多種多様。見ごたえある作品が並ぶ。最新にして最高峰の日本画を存分に味わうことができる展示だ。
村上裕二(同人)《ムーンライダー》
イベント
美術講演会「院展の作品について」
※聴講無料
日時
4月6日(金) 11:00 〜12:00
講師
那波多目功一氏(日本美術院同人、代表理事)、井手康人氏(日本美術院同人)
場所
北九州芸術劇場 中劇場(リバーウォーク北九州6F)
日本美術院同人 井手康人氏によるギャラリートーク
※申込不要、要観覧料
日時
4月6日(金) 16:30 〜
4月7日(土) 10:30 〜
場所
北九州市立美術館分館 展示会場内
日本画ワークショップ作品展
同人・井手康人氏が北九州市立霧丘小学校の6年生を対象に行ったワークショップでの成果作品を展示。
場所
北九州市立美術館分館 入口ロビー
ホリデー編集部からのコメント
100年もの歴史を持つ展覧会なんて滅多にないですよね!長い間親しまれてきたのには理由があるはず。その理由探りに行ってみたい♪
開催場所
イベント情報
再興第102回院展
開催期間
2018年4月6日(金) 〜 5月6日(日)
※会期中無休
開催時間
10:00〜18:00(入館は17:30まで)
料金
一般1,000円(800円)、高大生600円(400円)、小中生400円(300円)
※( )内は前売りおよび20名以上の団体料金
問い合わせ先
北九州市立美術館分館 TEL.093‐562‐3215
主催者
再興第102回院展実行委員会(北九州市立美術館、西日本新聞社、テレビ西日本)
日本美術院