世界で最も大きな「花」のひとつ、ショクダイオオコンニャクがもうすぐ咲き誇る!日本初を見に行こう
2020年1月17日(金) 〜 2020年1月22日(水)
- 国立科学博物館 筑波実験植物園のショクダイオオコンニャク
- 世界で最も大きな「花」のひとつで、めったに咲かない種
- 同じ株が連続して5回も花を咲かせることは世界でも稀で日本初!
独立行政法人 国立科学博物館 筑波実験植物園で、ショクダイオオコンニャクが1月中旬頃に開花する予定だ。世界で最も大きな「花」のひとつで、めったに咲かない種だが、本園での開花は5度目で、同じ株が連続して5回も花を咲かせることは日本初だ。このような連続開花は世界でも極めて稀となっている。
【特設ホームページ(コンニャク日記)】http://www.tbg.kahaku.go.jp/news/konnyaku/
ショクダイオオコンニャクは、スマトラ島(インドネシア)の限られた場所に生えるサトイモ科の植物。「花」(植物学的には花序=花の集まり)は高さ3メートル、直径1メートルになるものもあり、世界でもっとも大きな「花」をもつ植物のひとつだ。また開花後は独特の強烈な悪臭を放ち世界でもっとも醜い花とも呼ばれている。
今回の「花」がどのくらいの高さになるかは今のところわからないが、1日で20センチメートル以上も伸びる成長過程もたいへん見ものだ。過去4回の事例では、開花日の13時半ごろに「花」が開きはじめており、そのタイミングも見逃せない。
1月17日(金)より、ショクダイオオコンニャクに関する特別展示を併せて実施する。過去の開花の様子や、人工的に合成した花の匂い体験、イモの重さ体験や、葉の成長する様子を熱帯雨林温室南側にて展示。そちらも併せて観覧を楽しめる。
【開花予想時期】2020年1月17日(金) 〜 22日(水)
【特別開園時間】開花後3日間 8:30〜17:00 (入園は16:30まで。月曜日の場合は臨時開園)
【展示場所】国立科学博物館 筑波実験植物園 熱帯雨林温室 (茨城県つくば市天久保4-1-1)
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ショクダイオオコンニャクの概要
ショクダイオオコンニャク
【和名】ショクダイオオコンニャク(燭台大蒟蒻)
【学名】Amorphophallus titanum
【科名】サトイモ科
【分布】スマトラ島(インドネシア)の熱帯雨林
【花序の最大のサイズ】高さ 3.1メートル(ギネス世界記録)、直径1メートル
(註)ショクダイオオコンニャクの「花」は正確には花序(花の集まり)で、例えばヒマワリの花と同じ
筑波実験植物園での開花
【開花日予測】2020年1月17日(金) 〜 22日(水)ごろ
【花の見ごろ】開花日を含め2〜 3日。2日目には仏炎苞が閉じはじめる。
栽培個体の履歴
1992年 東京大学大学院理学系研究科附属植物園(小石川植物園)で播種
2006年 小石川植物園がイモを当園に譲渡
2012年3月16日(金) 定植。その後、葉の生育・休眠を継続
2012年5月25日(金) 1回目の開花(花序の高さ 206cm、直径93cm)
2014年4月23日(水) 植え替え(イモ重量70kg、直径66cm、厚さ42cm)
2014年7月3日(木) 2回目の開花(花序の高さ 272cm、直径108cm)
2016年7月6日(水) 植え替え(イモ重量65kg、直径63cm、厚さ32cm)
2016年8月14日(日) 3回目の開花(花序の高さ 240cm、直径101cm)
2018年5月14日(月) 植え替え(イモ重量76kg、直径73cm、厚さ36cm)
2018年6月26日(火) 4回目の開花(花序の高さ 240cm、直径106cm)
2019年11月6日(水) 植え替え(イモ重量67kg、直径71cm、厚さ30cm)
開花後3日間は、開園時間を 8:30〜17:00にし(30分延長、入園は 16:30まで)、 月曜日にかかる場合は臨時開園して、できるだけ多くの人に観覧できるようにする。
筑波実験植物園 特設ホームページで成長の様子や開花の予想、見どころなどを紹介している。
開催場所
イベント情報
ショクダイオオコンニャクの開花
開花予想時期
2020年1月17日(金) 〜 22日(水)
特別開園時間
開花後3日間 8:30〜17:00 (入園は16:30まで。月曜日の場合は臨時開園)
オフィシャルサイト
【特設ホームぺージ「コンニャク日記」】http://www.tbg.kahaku.go.jp/news/konnyaku/