六甲山の冬の風物詩「氷の切り出し」開催!普段は見ることができない体験をしよう
2019年1月20日(日)
- 普段は見ることのできない天然の氷の切り出しと氷室の公開
- 切り出した氷は夏に冷風体験として涼を楽しむために使われる
- 夜は展望台を内側から照らす光の演出。夜景とともに楽しもう
「氷棚」 にできた天然の氷を切り出し、その氷を夏まで貯蔵するため「氷室(ひむろ)」に氷を運び入れる「氷の切り出し」が、2019年1月20日(日)に行われる。
※氷棚(ひょうだな)
展望台東側に位置する「氷棚」では、雨水を溜めて冬の間に天然の氷を作る。この氷をのこぎりやチェーンソーを使って切り出し、展望台内部にある「氷室(ひむろ)」に貯蔵する。夏に冷風体験をするためには、「氷棚8面×3回の切り出し」程度の氷が必要な為、この冬数回にわたって切り出し作業が行われる予定だ。
自然体感展望台 六甲枝垂れ「氷の切り出し」
当日は、六甲枝垂れに入場した人も「氷の切り出し」を見学できる。
さらに1月20日(日) 10:00 〜14:00に限り、通常は一般公開していない「氷室」が特別公開され、一般の人も見学できる。
自然のサイクルを生かした冬行事
「自然体感展望台 六甲枝垂れ」では、六甲山の四季折々の自然を体感できる様々な試みを実施している。「氷の切り出し」もそのひとつで、夏に実施する「冷風体験」に必要な天然の氷を、冬の間に採取するための行事だ。この自然循環システムは、かつて六甲山で行われていた「氷の切り出し」をヒントに考え出された。この機会に、六甲山の冬の魅力や歴史を再認識し、自然と調和した展望台の様々な工夫を知ることができる。
※ 冷風体験(れいふうたいけん)
「冷風体験」は、六甲山上に吹く風を氷が貯蔵された「氷室(ひむろ)」に取り込み、展望台内部の「風室(ふうしつ)」に循環させ、涼を楽しめる。
「氷室」を通った冷たい風は「風室」にある椅子のヒジ置き部分から室内へ取り込まれる。真夏でも「風室」内は20℃程度に保たれており、ひのきの香りとともにひんやりと心地よい空間が広がる。
六甲山での「氷の切り出し」の歴史
六甲山では、山上に作った溜め池に厚く張った天然の氷を、冬の間に採取して氷室に貯蔵し、春から夏にかけてその氷を麓まで運び、神戸や大阪の市街地で売っていた歴史がある。冷蔵庫ができるまで、氷は大変貴重だった。氷を運んでいた道は「アイスロード」という名称で、現在もハイキング道として残っている。
六甲山光のアート~Lightscape in Rokko~ 冬バージョン 実施
六甲山光のアート~Lightscape in Rokko~は、1000万色以上の色彩表現が可能なLED照明を使って、限りなく自然光に近い光で展望台全体を覆うフレームを内側から照らす光の演出。清少納言が記した、日本人が昔から親しんできた四季折々の情景を、季節ごとに、春・夏・秋・冬の4パターンで表現する。冬の澄んだ空気で、よりきらめきを増す1000万ドルの夜景と六甲枝垂れの幻想的な光景のコラボレーションは圧巻だ。
日時
- 12月1日(土) 〜 2019年1月6日(日)の毎日17:00〜21:00(20:30受付終了)
- 1月12日(土) 〜 3月10日(日)の土・日 17:00〜20:00(19:30受付終了)
※六甲枝垂れの営業は10:00から
料金
大人300円/小人(4歳~小学生)200円
「自然体感展望台 六甲枝垂れ」営業概要
営業時間
- 1月6日(日)まで毎日10:00〜21:00 ※1月1日(火・祝)は~18:00
- 1月7日(月) 〜 3月15日(金)の平日・祝日 9:30〜18:00
- 1月7日(月) 〜 3月15日(金)の土日 9:30〜20:00
※天候等により変更する場合がある。
※最終入場は終了時間の30分前。
※1月1日(火・祝)は、5:30〜8:00まで特別営業する。
定休日
無休
※3月5日(火)・6日(水)はメンテナンスの為、六甲ガーデンテラス全面休業
入場料
大人(中学生以上)300円/小人(4歳~小学生)200円
所在地
〒657-0101 神戸市灘区六甲山町五介山1877-9(六甲ガーデンテラスエリア内)
開催場所
イベント情報
「氷の切り出し」
開催期間
1月20日(日)
※荒天、着氷不良の場合中止の恐れあり。詳しくは問合せをする。
開催時間
10:00〜14:00
問い合わせ先
六甲ガーデンテラス
TEL:078-894-2281/FAX:078-891-1171