人間の嗅覚を刺激する『におい展』が、熊本パルコで2019年1月2日(水) 〜 3月3日(日)、仙台パルコで2019年1月11日(金) 〜 2月24日(日)に開催される。

におい展とは、今までありそうで無かった「嗅覚で楽しむ体験・参加型イベント」である。このイベントは2016年11月～2017年1月に名古屋パルコを皮切りに、2018年には池袋パルコ、静岡パルコ、札幌パルコ、福岡パルコ、梅田ロフトで開催し、総来場者が14万人を突破した。

貴重な香料「ジャコウ」「イリス」「香水の素」から、世界一臭い食べ物「シュールストレミング（にしんの缶詰）」や電車をストップさせたこともある「臭豆腐」などの激臭アイテム、さらには「加齢臭」や「フェロモン」まで、普段なかなか嗅ぐことができない匂いを実際に嗅いで楽しもうという、一風変わった展覧会だ。

展示例

アナタを刺激する激臭

『シュールストレミング』

テレビの罰ゲームやYouTubeのチャレンジ動画でもおなじみのスウェーデン生まれの発酵食品。「世界一臭い缶詰」という名に間違いはない。

『臭豆腐』

中国、台湾、香港などで実際に食べられている豆腐の加工食品。その強烈なにおいはかつて、異臭騒ぎで電車を止めたこともあるそうだ。

『くさや』

伊豆諸島の特産品。新鮮な魚をくさや液に浸し、天日干ししたもので、中には100年以上のものもあるとか。日本伝統の激臭を体験することができる。

『加齢臭』

30代以降の主に男性が纏う独特の体臭。女性の中には「お父さんのにおいがしてお落ち着く」なんて言う人もいるそうだが、基本的には不快といわれるにおいだ。

『足のにおい』

一番身近な「激臭」。あまりのにおいに思わずみんなが笑ってしまうほど！繁殖した雑菌に、皮脂や角質や汚れが加わり分解されることで発生する。

香水の素

『ジャコウ』

かつてはジャコウジカから採取されていた香料。香水の香りを長く持続させる効果があり、当時の香水の素材としてはきわめて重要なものであった。現在はほぼ同一の香気をもつ合成香料で代用されている。

『イリス』

世界で最も高価といわれる香料。地中海産のニオイアヤメの根茎から抽出されるそのにおいは、採油するのに6～7年もの歳月がかかるとも言われている。

『カメムシ』

非常にくさいにおいを放つ「カメムシ」。実は“香水”には欠かすことができない成分を持っている。

超レア物『アンバーグリス』

戦後初めて取れたマッコウクジラの体内で作られる「結石」。食べたものが不良消化物として長年かけて残ったものだ。

提供：アンバーグリスジャパン

新企画『戦を前に武将が纏った香り』

魔除けと清めのために香りを纏ったといわれている戦国武将たち。におい展に、織田信長・豊臣秀吉・徳川家康が戦の際、甲冑に纏った香りが新登場。さらに熊本会場では加藤清正、仙台会場では伊達政宗が纏った香りもそれぞれ限定展示される。

物販

展示イベントの最後には「におい展」のオリジナルTシャツや、「いい香り」がする様々な美臭グッズ、さらにイベント限定香水が販売される。自宅に「いい香り」を持ち帰ることも可能だ。

におい展ペン　　　　　　　　 200円（税込）

におい展消しゴム　　　　　　 200円（税込）

におい展クリアファイル　　　 300円（税込）

シュールストレミングTシャツ　3,000円（税込）

※展示物、販売物は変更になる場合がある。