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展覧会開催!いわさきちひろ生誕100年で谷川俊太郎とコラボレーション『Life展』

2018年9月29日(土) 〜 2018年12月16日(日)

ポイント!
  • いわさきちひろの絵と谷川俊太郎の詩を同時に堪能できる
  • 生前のいわさきちひろと谷川俊太郎の共作「みち」原画を初展示
  • 2人のコラボで新たに生まれた絵本『なまえをつけて』刊行

―いきてるってなんだろう

詩人の谷川俊太郎は、16歳のときから詩を書き始め、対象の本質をするどく作品に取り入れるその力には圧倒的なものがある。今までに書かれた膨大な数の詩には森羅万象が含まれ、無限の広がりが感じられる。

一方で、いわさきちひろの絵には子どもや草花、小鳥など、身近にある小さないのちの愛しさ、尊さがうたわれている。
異なる個性をもつ谷川の詩とちひろの絵とを組み合わせ、あらゆるものに息づくいのち、たえず変化していく宇宙に耳をかたむける。

いわさきちひろ わらびを持つ少女 『あかまんまとうげ』(童心社)より	1972年
いわさきちひろ わらびを持つ少女 『あかまんまとうげ』(童心社)より 1972年

いわさきちひろ 星をもつ男の子 1967年
いわさきちひろ 星をもつ男の子 1967年

いわさきちひろ 秋の花と子どもたち 1965年
いわさきちひろ 秋の花と子どもたち 1965年

いわさきちひろ 晴れ着を着たふたりの少女 1971年
いわさきちひろ 晴れ着を着たふたりの少女 1971年

いわさきちひろ 凧と羽子板 1968年
いわさきちひろ 凧と羽子板 1968年

展覧会の見どころ

ちひろと谷川俊太郎の絵本『なまえをつけて』刊行!

谷川がちひろの描いた子どもの絵によせて、新たな詩をつくったふたりの絵本『なまえをつけて』(講談社)が本展にあわせて刊行された。谷川の詩によっていのちが吹き込まれ、ちひろの描いた子どもたちがいきいきとおしゃべりをはじめる。

生前のちひろと谷川のコラボ「みち」原画初展示

谷川の連作詩「みち」が1973年から1974年にかけて新聞に初めて連載されたとき、絵を描いたのがちひろだった。連載の途中でちひろが体調を崩し、別の画家に交代したが、遺された6点の原画が詩とともに初めて展示される。

いわさきちひろ 一番星 1969年
いわさきちひろ 一番星 1969年

©深堀瑞穂
©深堀瑞穂

谷川俊太郎からのメッセージ

ちひろさんの子どもたち

ちひろさんの子どもたちは
あかんぼのようにまっさらで
大人よりいっしょけんめい考える
女の子はいつもすっぴん
男の子は戦争がきらい

ちひろさんの子どもたちは
手足のびのびいっぱい遊ぶ
昼間は本を読む 夜は宇宙を読む
友だちには子どもだけでなく
おじいさんやおばあさんもいる

ちひろさんの子どもたちは
悲しいときは堂々と泣く
怒っても悪口はいわない
うれしい時はみんなと笑う
花や小川や紋白蝶もいっしょに

開催場所

イベント情報

いわさきちひろ生誕100年「Life展」みんないきてる 谷川俊太郎

開催期間

2018/9/29〜2018/12/16
※休館日:第2・4水曜日

開催時間

9:00〜17:00

料金

大人:800円
高校生以下:無料

主催者

ちひろ美術館
信濃毎日新聞社

オフィシャルサイト

写真一覧

  • いわさきちひろ わらびを持つ少女 『あかまんまとうげ』(童心社)より	1972年
  • いわさきちひろ 晴れ着を着たふたりの少女 1971年
  • いわさきちひろ 雪の幻想 1971年
  • いわさきちひろ 一番星 1969年
  • ©深堀瑞穂
  • いわさきちひろ 星をもつ男の子 1967年
  • いわさきちひろ 秋の花と子どもたち 1965年
  • いわさきちひろ 凧と羽子板 1968年
  • いわさきちひろ マフラーをした少女 1970年頃