「2018佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」が2018年10月31日(水)から11月4日(日)の 5日間、佐賀市嘉瀬川河川敷で開催。

出場予定者

今年の佐賀バルーンフェスタは、日本を含む世界17カ国・地域から111名のパイロットが出場予定。

参加予定数

総数 111機（17カ国・地域から）予定

• 第32回パシフィック・カップ69機（日本国内49機・国外20機）
  • 第35回熱気球日本選手権　43機
  • 2018熱気球グランプリ第4戦　26機　を含む
• フェスタ部門18機（日本国内11機・国外7機）
• バルーンファンタジア16機（日本国内14機・国外2機）
• オフィシャルバルーン8機（日本国内8機）

バルーン競技

バルーン競技は、目的地までどれだけ近づけるかを競う「スカイスポーツ」。
バルーンは飛行機のプロペラや自動車のハンドルのように自由に機体を操縦できる装置を持たない。
唯一できるのは、バルーンに取付けたバーナーを点火し、温かい空気を球皮内に送ることによる上昇と、球皮内に温かい空気を外に排出することによる下降のみであり、水平方向（東西南北）への移動は、上空に吹く自然の風を利用するしかない。
佐賀インターナショナルバルーンフェスタが開催される佐賀平野上空は、風向きや風速の異なる風の層が何層も重なっており、また、時間と共に変化するため、日本でも屈指の競技エリアとなっている。
目的地（ゴール、ターゲット）に的確に近づくためには、上空に吹く風の性質を見極め、瞬時にその風に向かってバルーンを上下させる高度な技術が必要となる。また、上空にてパイロットが得られる情報は限られているため、地上のチームクルーと密に連絡を取り合い、風の状況を細かく正確に捉えることが鍵となる。
このように、バルーン競技は自然の風を利用するため、競技の行われる時間帯の気象状況を考慮した競技種目（タスク）が、競技直前に開かれる タスクブリーフィング（競技者間会議）にて協議され決定される。

バルーン競技の流れ

代表的なタスクとして、バルーン競技を主催する競技委員が決めた目的地（ゴール）を目ざす ジャッジ･デクレアド・ゴール(JDG) や、離陸前にパイロットが自分で決めたゴールに向かって飛ぶ パイロット･デクレアド・ゴール(PDG) などがある。 また、ミニマム・ディスタンス（MND） のように離陸地とターゲットが同一箇所となるタスクもある。その時の気象状況に合わせて1回のフライトで複数のタスクを連続的に行うケースもある。

熱気球の競技

タスクは目的地の（距離）指定の他に、離陸時間帯や競技終了時間等、細かい競技ルールが定められておりタスクシートにまとめられ、パイロットに配布される。
タスクブリーフィングでは、競技委員から競技タスクや気象状況の説明が行われる他、パイロットにはマーカーと呼ばれる砂袋（実際にはプラスチックが詰められた袋）が渡される。 1フライトで複数のタスクが行われる場合は、タスクシートに沿って色の異なるマーカーが渡され、指定された色のマーカーを投下する必要がある。

パイロットは、設定されたタスクに沿って競技を行い、目的地（ターゲット、ゴール）に近づくとマーカーを投下する。
タスクシートに決めらた競技ルールに従い（ルール違反がなく）、目的地とマーカーの距離が近いパイロットが高得点となる。

バルーンファンタジア　〜ゆかいなバルーン大集合〜

• 日時：2018年10月31日(水) 〜 11月4日(日)
• 時間：午前のバルーン競技終了後〜10:30くらい
• 場所：ローンチサイト（競技エリア）内
• 概要：
  アニメの人気キャラクターやかわいい動物たちが巨大バルーンになって登場！気象・風速など、条件がよいと判断されれば、普段は入ることのできないローンチサイトへ案内してもらえる可能性がある。もし実現できれば、バルーンを間近に見ることができるチャンス！
  なお、日中、気温が上がると風が出やすくなり、バルーンを立ち上げ続けることが難しくなることがあるため、予定時間を待たずにバルーンをたたむこともあり、できるだけ早めに会場に行くと良い。

ラ・モンゴルフィエ・ノクチューン（夜間係留）

• 日時：2018年11月3日(土)、4日(日)
• 時間：18:30〜19:15
• 場所：ローンチサイト（競技エリア）内
• 概要：暗闇の中、河川敷一面に広がったバルーンがバンドの生演奏に合わせ、バーナーの赤い炎に照らされライトアップされる。昼間とは違った表情に変わるバルーンの姿は、とても感動的だ。夜間係留の最後、一斉点火「バーナー・オン！」と共に嘉瀬川河川敷に花火が上がる！
• 天候不良の場合：雨天や強風の場合は、中止、もしくは、バルーンの球皮を膨らまさず、バーナー（炎）のみで行う"バーナーバージョン"で実施することがある。
  お願い：イベントの円滑な運営と安全確保のため、関係者以外のローンチエリアへの入場は禁止。演出上、会場内の照明が消されるので、足元に十分注意して移動すること。夜間係留実施中は、演出上、迷子情報のアナウンスができないため、子供連れの方は目を離さぬよう注意。

キー・グラブ・レース

• 日時：2018年11月4日(日)
• 時間：15:00〜17:00
• 場所：ローンチサイト（競技エリア）内 ［地図表示］
• 概要：「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」のファイナルフライト。
  ローンチサイト（競技エリア）中央に立てられた柱につるされた大きな"鍵（キー）"の模型を、"掴む（グラブ）"ために、嘉瀬川河川敷の会場の外からバルーンがキーを目指してフライト！ 通常の競技のように位置を正確に狙えれば、あとは「マーカーを投げる」...というわけには行かず、鍵を掴むための高さをあわせるためのコントロールも必要になり、地面すれすれまでバルーンを近づけるパイロットの凄技にハラハラさせられる。ぜひ、ローンチサイトのキーが立つ正面から観戦しよう！

気球教室（Hot air balloon school）

• 日時：2018年10月31日(水) 〜 4日(日)
• 時間：13:00〜14:00
• 場所：バルーン広場内南側（ローンチエリアに近いエリア）
• 概要：気球教室は、実際にバルーンを触りながら、パイロットやクルーと一緒に、球皮に風をおくるところからバーナーで熱風を入れて立上げ、その後の片付けまでを行う体験教室。また、気球教室では、バルーンのパイロットやクルーたちが気球の仕組みや特性などを分かりやすく説明する。
  なお、上記時間以外でも、各イベントの合間に気球教室を行うことがあるので、その際は、会場内でアナウンスされる。
• 参加予約は不要。ただし、バルーンは土埃にて汚れており、立ち上げの際は体を動かすため、参加する際には、汚れても大丈夫な服装かつ動きやすい服装で。
  気球教室では、上空での搭乗（係留）体験は行わない。

2018イベントステージ

• 日時：2018年10月31日(水)から11月4日(日)
• 時間：8:00〜17:00（日によって異なります）
• 場所：憩いの広場内 イベントステージ ［地図表示］
• 概要：バルーンフェスタ期間中、イベントステージでは日替わりで多彩なショーやコンサートが行われる。また、イベントステージは午前8:00から開場。イベントがない時間などは休憩等に利用できる。
  ※イベントステージのタイムテーブルは10月中旬に公開の予定。

ホンダトライアルバイクショー

• 日時：2018年11月3日(土)、4日(日)
• 時間：11:00〜11:30、14:00〜14:30 の1日2回
• 場所：ローンチサイト放送塔前道路
• 概要：世界の超一流ライダーが、華麗なデモンストレーションを披露する。障害物を次々とクリアする高度なテクニックは必見！