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展示会開催!多摩美術大学美術館にて『第6回 東京国際ミニプリント・トリエンナーレ 2018』

2018年10月27日(土) 〜 2018年12月2日(日)

ポイント!
  • 世界から公募で選ばれた版画家たちの感性豊かな作品を展示
  • 素材・技術・表現などに関する学術的なデータ収集を兼ねている
  • 世界1927名の応募から受賞・入賞作品324点を展示

世界各国から公募によって選ばれた版画家たちの感性豊かな作品を一堂に展示

多摩美術大学にて「東京国際ミニプリント・トリエンナーレ 2018」が開催。
世界の版画作品の最新作を紹介するとともに、素材・技術・表現などに関する学術的なデータ収集をかねた目的で1995年から行われている国際公募展で、今回で6回目の開催となる。世界94カ国・地域から1,927名の応募があり、その中から19点の受賞・入賞作品を含む324点を選出して展示する。

版を写しとることによってつくりだされる独特で豊かな「版画」の表現世界は、各国・各地域でそれぞれ異なる歴史や技法の特色を持ちつつ、影響を与え合いながら今日に至る。その版画の特性を活かし、出品作品のサイズをミニプリントとすることで「世界のどこからでも郵送によって、誰でも自由に参加できる」というアイデアから始まった本展は、ひとつの大学が試みた国際公募展として大きな反響を集めている。

6回目となる今回は、文化と芸術の多様性を求めてオープン・コンペティションにより開催。また、今回初めてデジタルプリントのみによる作品を版表現として受け入れ、より広く世界のアーティストから作品を募った結果、世界94か国・地域から1,927名から応募があった。

1次審査(インターネットでの応募で、画像データによる審査)および2次審査(1次審査を通過した実作品での審査)を経て、19点が受賞・入賞作品に選ばれた。主な受賞作品は次の通り。

大賞「at the bed 1801」Jihye LIM(韓国)

メゾチント17.3×21.5cm

準大賞「Fabric」Angelina TSOUMANI(ギリシャ)

エッチン、アクアチント、エングレーヴィング、リノカット20×16.5cm

準大賞「The without you scenery」杉山衿香(日本)

木版22.5×18cm

本展では、受賞・入賞作品を含む324点が一堂に展示される。いずれも270×180mm以内というA4 サイズにも満たない小さな枠組みの中に、各国の版画家たちそれぞれの世界観が感性豊かに表現された力作揃いだ。技術の進歩にも促され、版画の概念が大きく拡張していることを実感でき、版画ならではの質感の表現を間近で楽しめる展示となっている。

授賞式とシンポジウム

また、11月3日(土・祝)には授賞式とシンポジウムが開催される。授賞式には大賞のJihye LIM(韓国)さんをはじめ、準大賞のAngelina TSOUMANI(ギリシャ)さん、杉山衿香(日本)さん、審査員賞岡村桂三郎賞のLin RENHSIN(台湾)さん、本江邦夫賞のSnezana PETROVIC(セルビア)さん、ほか受賞者、大使館関係者などが来校する。さらに、授賞式の前日には、美術館賞を受賞したIngela SVENSSONさんを含むスウェーデンの版画協会関係者らが八王子キャンパスの版画工房に視察にも訪れる予定となっている。

関連イベント:シンポジウム「現代における版表現の多様性とその展開」

  • 11月3日(土・祝)13:00〜14:00

  • モデレーター:建畠 晢(多摩美術大学学長)

  • パネラー:
    大島成己(多摩美術大学教授)
    日高理恵子(多摩美術大学教授)

  • 定員:100名(当日受付)

  • 対象:一般

  • 参加費:無料

  • 会場:多摩美術大学美術館 B1階多目的室

開催場所

イベント情報

第6回 東京国際ミニプリント・トリエンナーレ 2018

開催期間

2018年10月27日(土) 〜 12月2日(日)
※休館日:火曜日

開催時間

10:00〜18:00
(入館は17:30まで)

料金

入館料:無料

問い合わせ先

042-357-1251(多摩美術大学美術館)
http://www.tamabi.ac.jp/museum/

オフィシャルサイト

写真一覧