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企画展開催!『海と宙(そら)の未来』展+大分で初のスーパープラネタリウム公開

2018年10月2日(火) 〜 2018年11月25日(日)

ポイント!
  • JAXA、JAMSTEC 全面的な協力のもと日本初のコラボ実現!
  • 大分で初公開「SUPER MEGASTAR-II」
  • 最先端の科学技術への関心や未知への探究に思いを馳せよう

小惑星探査機「はやぶさ2」打ち上げ ©JAXA
小惑星探査機「はやぶさ2」打ち上げ ©JAXA

JAXA、JAMSTEC 日本初のコラボ実現!

国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(以下、JAXA)と国立研究開発法人海洋研究開発機構(以下、JAMSTEC)の全面的な協力のもと、「未知への挑戦~夢を追う人々~」をテーマとして、実際のロケットエンジンをはじめ、ロケットや調査船の大型模型や小惑星や深海の映像により、生活圏の拡大、深海へ宇宙へ、そして、生命の起源、深海か宇宙かという研究成果を紹介。最先端の科学技術への関心や未知への探究に思いを馳せる契機となることを願い、開催する。

「しんかい6500」大型模型

深海は、地球上で人類がもっとも到達困難な場所。「しんかい6500」は、人を乗せて6500mの深さまで潜ることができる世界有数の有人潜水調査船だ。水深6500mの世界は、太陽光が届かない暗闇で、1cm²あたり約680kgの水圧がかかるすさまじい世界だ。今回、「しんかい6500」の1/2スケール模型を展示。実物にせまる臨場感を味わいながら、潜水調査船の仕組みなどを学ぶことができる。

有人潜水調査船「しんかい6500」 ©JAMSTEC
有人潜水調査船「しんかい6500」 ©JAMSTEC

H-II ロケット第一弾エンジン「LE-7」実物展示

日本初の純国産大型ロケットH-IIロケットは、重量2トン級の静止衛星打ち上げ能力をもつ、全段自主技術による2段式ロケットだ。第一弾エンジン「LE-7」はH-IIロケットのために新たに開発され、真空中で約110トンの推力をもつ大型で高性能な液体酸素・液体水素エンジンだ。H-II ロケット開発の過程で最も開発が難航したのがこのエンジンであり、「LE7」の開発が完了したことにより、H-II ロケット完成のめどが立った。この「LE-7」の実物を観ることができる。

LE-7ロケットエンジン ©JAXA
LE-7ロケットエンジン ©JAXA

深海調査で撮影した深海の貴重映像

深海には、その厳しい環境に適応する珍しい生物が数多く生息している。「しんかい6500」など深海調査船によって、これらの珍しい生物の映像が撮影されている。今回の展示では、大型モニターで貴重な深海の映像を観覧可能。

ベニマンジュウクラゲ ©JAMSTEC
ベニマンジュウクラゲ ©JAMSTEC

歴代ロケットの大型模型

日本の宇宙開発史を物語る歴代のロケットが1/20スケールで登場。また、「はやぶさ」・「はやぶさ2」の大型模型、さらには宇宙服や宇宙食など貴重な資料を盛りだくさんに紹介する。

歴代ロケット模型 ©JAXA
歴代ロケット模型 ©JAXA

小惑星探査機「はやぶさ2」最新映像

2010年に奇跡の帰還を果たした「はやぶさ」の後継機「はやぶさ2」は、小惑星「リュウグウ」探査のミッションを実行中。今後、観測やサンプル採取を行い、2020年に帰還予定だ。今回の展示では「はやぶさ2」が撮影した最新の画像など、その成果をいち早く紹介する。

MEGASTAR(スーパープラネタリウム)

2,200万個の星を映し出す「SUPER MEGASTAR-II」が大分初上陸

「海と宙(そら)の未来」展と同時開催される本展では、「MEGASTAR」シリーズの中で最多となる2200万個(2008年発表当時世界最多)もの恒星を映し出すことができる「SUPER MEGASTAR-II」が大分で初公開される。世界で初めて、天の川を一粒一粒の星の集まりとして正確に表現した「MEGASTAR」。「SUPER MEGASTAR-II」は、1等星から13等星までの恒星や星雲、星団、銀河など、肉眼では見分けることのできない微細な星が忠実に再現されており、まるで本物と見間違えるかのような荘厳な星空に包まれる。さらに、最先端スペースエンジン(宇宙シミュレーションソフト)によって、138億光年離れた宇宙の果てまで旅する。圧倒的な映像クオリティと想像を絶する壮大な宇宙のスケールを体感することができる。

●プラネタリウム・クリエーター大平貴之氏によるナレーション
小学4年生の頃からプラネタリウムの製作を始め、個人開発は不可能と言われていた光学式プラネタリウムを個人の手で作り上げてしまった大平貴之氏。その半生は、堂本剛氏主演の「星に願いを~七畳間で生まれた410万の星~」でドラマ化され、また、ネスカフェ・ゴールドブレンドのTVCM にも「違いを楽しむ人」として出演した。本展では、大平氏自らが、来場者を宇宙の神秘に誘う。

●フランス人作曲家&ピアニストのEric Aron 氏が音楽を担当
大平貴之氏が手がける数々の映像作品やインスタレーションの音楽を担当。MEGASTARの星空からインスピレーションを得て作曲したアルバム「MEGASTAR Symphonies」は、MEGASTARイベントの定番曲となっている。フランスを中心に完全即興のソロピアノコンサートを行っており、全く白紙の状態からステージを始めることのできる稀有な演奏家でもある。MEGASTARとのコラボコンサートでは、視覚と音楽との相乗効果を狙った新たなジャンルに取り組んでいる。

ホリデー編集部

ホリデー編集部からのコメント

大分県立美術館の秋は広い宇宙と深海がテーマ!最先端の科学技術の進歩をこの機会に観に行こう。

開催場所

イベント情報

『海と宙(そら)の未来』展+MEGASTAR(スーパープラネタリウム)

開催期間

2018年10月2日(火) 〜 11月25日(日)

開催時間

10:00〜19:00
※金曜日・土曜日は20:00まで (入場は閉館の30分前まで)

料金

『海と宙(そら)の未来』展

  • 1階 アトリウム、3階 コレクション展示室(一部)
  • 観覧無料

MEGASTAR(スーパープラネタリウム)

  • 3階 展示室B(一部)
  • 観覧料 一般500円、大学・高校生400円
    ◎中学生以下は無料
    ◎大分県芸術文化友の会 びびKOTOBUKI無料、TAKASAGO無料、UME-CHA2名分
    ◎障がい者手帳等をご提示の方とその付添者1名は無料
    ◎学生の方は入場の際、学生証を提示

写真一覧

  • 歴代ロケット模型 ©JAXA
  • 小惑星探査機「はやぶさ2」打ち上げ ©JAXA
  • 有人潜水調査船「しんかい6500」 ©JAMSTEC
  • ベニマンジュウクラゲ ©JAMSTEC
  • LE-7ロケットエンジン ©JAXA
  • 熱水噴出孔とゴエモンコシオリエビ ©JAMSTEC