展覧会開催!絵本原画104点を中心に展示した『安野光雅のふしぎな絵本展』
2018年7月14日(土) 〜 2018年9月2日(日)
- 画家、絵本作家、装丁家など多彩な活動を続ける安野光雅
- 作品は国境を越えて子どもから大人まで魅了している
- 本展は「ふしぎ」がテーマで絵本原画104点を中心に展示
画家、絵本作家、装丁家など、半世紀以上にわたり多彩な活動を続ける安野光雅(あんの みつまさ)。 「ふしぎ」をテーマとする本展では、想像力にみち、幅広い学識と豊かなユーモアをたたえた絵本原画104点を中心に展示し、安野のあふれるような空想の世界を紹介する。絵本デビュー作である『ふしぎなえ』をはじめ、『もりのえほん』や『ABCの本』、科学や数学をテーマにした『天動説の絵本』、『かぞえてみよう』などの原画からは、綿密な描写のもたらす美しさのみならず、そこに仕組まれた楽しい仕掛けを発見する喜びをも味わうことができるだろう。安野光雅が創り出す「ふしぎ」の世界に出かけよう。
絵本のノーベル賞とも言われる国際アンデルセン賞を受賞している安野光雅。安野が絵本を手掛けるようになったきっかけは、ヨーロッパ旅行で出合ったM.C.エッシャーの画集がきっかけだった。緻密な造形力により二次元平面に生み出されるエッシャーの迷宮のような世界――このような世界を表した絵本が作れないかと、安野は福音館書店の松居直に相談する。松居は、当時美術教師を務めていた安野の教え子の父親だった。そして、絵本の絵には言葉があるという松居の考えに励まされ、完成させた安野の絵本デビュー作が、当時世界的にも珍しい文字の無い絵本『ふしぎなえ』だった。ここから、安野光雅の「ふしぎ」な絵本世界が始まった。
安野 光雅 (あんの みつまさ)
1926年、島根県津和野町生まれ。教師を務めるかたわらデザインや装丁の仕事を手掛け、1968年に『ふしぎなえ』で絵本作家としてデビュー。美術のみならず科学・数学・文学などにも造詣が深く、エッセイ、画文集、装丁など幅広い分野で活躍する。知的で独創性あふれる作品は、国境を越えて子どもから大人をも魅了し、1984年に絵本のノーベル賞ともいわれる国際アンデルセン賞を受賞。その後も、菊池寛賞(2008年)、文化功労者顕彰(2012年)、中国文化賞(2014年)など、数々の賞を受ける。2001年には、故郷の津和野町に安野光雅美術館が開館した。
ホリデー編集部からのコメント
このサイトで使用している絵を見るだけでもふしぎな世界に入り込めますね!あなたも「ふしぎ」の世界にでかけてみては?
開催場所
イベント情報
静岡県立美術館
開催期間
2018年7月14日(土) 〜 2018年9月2日(日)
夜間開館
8月4日(土)、11日(土・祝)、18日(土)、25日(土)
10:00〜19:00(展示室への入室は18:30まで)
休館日
毎週月曜日(ただし、7月16日(月・祝)は開館、翌17日(火)が休館)
開催時間
10:00〜17:30(展示室の入室は17:00まで)
料金
- 当日券一般:1,000円/70歳以上:500円/大学生以下:無料
- 団体券一般:800円/70歳以上:400円/大学生以下:無料
※収蔵品展、ロダン館も併せて鑑賞可能。
※団体のお申込/20名以上の団体の申込は、美術館総務課へ問合わせ。学生の団体を引率の場合、引率の先生は無料になる場合あり。詳しくは美術館まで。
※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている方と付添者1名は、企画展、収蔵品展とも無料で鑑賞可能。専用駐車場のほか、車椅子も完備。美術館総務課まで問合わせ。
問い合わせ先
054-263-5755
主催者
静岡県立美術館
静岡新聞社・静岡放送