伝統的な寺院文化を継承しながら新たな夏の風物詩「遠州三山 風鈴まつり」開催
2018年7月18日(水) 〜 2018年8月31日(金)
- 寺の参拝者に涼しい音色で夏の暑さをしのいでもらう
- 江戸風鈴、願掛け風鈴、南部鉄器の風鈴がそれぞれ展示
- 市内各所でで夏のスイーツでひとときの涼のおもてなし有り
「遠州三山 風鈴まつり」を開催
袋井市の遠州三山(法多山・可睡齋・油山寺)では、夏の涼のおもてなしとして平成29年度から遠州三山風鈴まつりが始まった。6月から8月までの開催となる。それぞれのお寺が個性を生かし、風鈴を飾っている。
可睡齋では約3000個の江戸風鈴、法多山は願掛け風鈴、油山寺は南部鉄器の風鈴がそれぞれ展示され、風鈴の音とともに、風の音、沢の音、鳥のさえずりや新緑を感じることができる。また、各寺院では期間中、「夏のスイーツ」や「風鈴まつり限定御朱印」を用意している。
寺では邪気除けの意味でお堂や塔の軒の四方に「風鐸」(ふうたく)と呼ばれるものが吊り下げられている。この風鐸が風鈴の由来とも伝えられ、風鐸の音が聞こえる範囲は災いが起こらないと考えられている。
遠州三山「法多山・可睡斎・油山寺」では、このような日本の伝統的な寺院文化を継承しながら、新たな夏の風物詩として「遠州三山 風鈴まつり」を開催する。
風鈴は三山の信仰の源でもある「厄除・火防信仰・目の霊山」などの思想をもとに皆の”願いや祈り”を鈴の音に託し、参拝者に涼しい音色で夏の暑さをしのいでもらう。
期間中は三山をはじめ、市内各所で夏のスイーツ(甘味)のおもてなしも企画している。
ふくろい夏の歳時記
8月第1日曜日 百万遍大祭(油山寺)
江戸時代から続く伝統行事です。長い大数珠を参拝者が円になって囲み、願いを込めながら回していきます。以前は、土用の丑の日に行っていました。現在は、8月の第一日曜日に催しています。参拝者に授与しているご祈祷札は、田んぼに立てると稲に虫が付かないといわれており、お札を求めて県内各地から多くの参拝者が集います。
8月11日 ふくろい遠州の花火
迫力、伝統芸術花火、そして高音質な音楽との相乗効果が魅力の花火大会です。迫力溢れる大会であり、音・色・風を体全体で受け止め、花火を楽しむことができます。
花火会場周辺に駐車場はございませんので公共の交通機関でお越しください。
8月28日 奥之院不動尊大祭(可睡斎)
大祭祈祷法要に始まり、奉納花火(手筒花火、仕掛花火、スターマイン)、万灯供養祭(奉納灯篭流し)が行われます。奉納花火では、花火師から5mの近距離で迫力ある手筒花火を見ることができます。
ホリデー編集部からのコメント
風鈴の音色を聴きに行って暑い夏を涼しく乗り切ろう!
開催場所
イベント情報
遠州三山 風鈴まつり
開催期間
2018年6月1日(金) 〜 8月31日(金)まで
問い合わせ先
袋井市観光協会
0538-43-1006