文化勲章受章の日本画家『松尾敏男』東北初の特別展開催
2018年5月12日(土) 〜 2018年6月10日(日)
- 福島県須賀川市の須賀川博物館にて「すかがわ国際短編映画祭」とのコラボ企画。
- 松尾敏男の代表作「彩雨(さいう)」など約40点を展示!
- 横綱・白鵬に描いた化粧まわしの原画も特別に展示される。
「日本画壇の巨匠 松尾敏男 –命の輝きを描く-」が2018年5月12日(土)、福島県須賀川市の須賀川市立博物館で開幕される。文化勲章受章の日本画家、松尾敏男(1926-2016)の東北初の特別展で、5月12、13両日開催の「すかがわ国際短編映画祭」とも協力。会期中、映画祭半券を持参し、鑑賞すると「松尾敏男展オリジナル絵はがき」がプレゼントされる。
作品
牡丹(ぼたん)画が高く評価されている松尾氏は、須賀川の国指定名勝「須賀川牡丹園」に40年以上通い、写生に取り組み、数々の名作を生み出した。本展では、牡丹の代表作「彩雨(さいう)」(2001年衆議院蔵)、松尾の代表作である日本美術院賞・大観賞受賞の「廃船」(1966年長崎県美術館蔵)、実質上の絶筆である「玄皎想(げんこうそう)」(平成27年)など、院展出品作を中心に約40点を展示。
相撲通だった松尾氏が横綱・白鵬に平成24年に描いた化粧まわしの原画「赤牡丹」「日に霞」「白牡丹」なども特別展示される。
松尾敏男(まつお・としお、1926~2016)
日本画壇の重鎮。日本美術院を主要舞台として、生と死をテーマに斬新な作品を描いた 1960 年代。これを機に氏の描く作品は大きな反響を呼ぶ。一方で晩年の瑞々しい牡丹の作品に代表される高い技術と崇高な精神性は他の追随を許すことなく、「牡丹の名手」として人気を博した。日本美術院の前理事長。2012 年に文化勲章を受章。
ホリデー編集部からのコメント
日本画の巨匠、松尾敏男が東北で初めての展示会を開催。晩年の瑞々しい牡丹の作品は、一度は是非見ておきたい作品です。相撲ファンなら化粧まわしの原画が見られる貴重な機会ですね。
開催場所
イベント情報
日本画壇の巨匠 松尾敏男 –命の輝きを描く-
開催期間
2018年5月12日(土) 〜 6月10日(日)
開催時間
9:00〜17:00
入館は16:30まで
料金
一般
500円
団体料金(20名以上)
300円
高校生以下、70歳以上
無料
※身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保険福祉手帳、指定難病医療費受給者証を所持する方は無料
主催者
須賀川市立博物館