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長野県『無言館』に所蔵される戦時中の画学生の作品を展示する「無言館 祈りの絵」開催

2018年6月3日(日) 〜 2018年7月6日(金)

ポイント!
  • 日中・太平洋戦争中に志半ばで命を奪われた画学生たちの絵画を中心に展示
  • 長野県「無言館」に所蔵される作品約140点が長崎県美術館に一同に会する
  • 無言館館主による講演会も実施

興梠武《編みものする婦人》 無言館蔵
興梠武《編みものする婦人》 無言館蔵

長野県「無言館」に所蔵されている日中・太平洋戦争中に志半ばで命を奪われた画学生たちの絵画が、長崎県美術館にて2018年6月3日(日) 〜 7月8日(日)の期間で特別展示。

戦没者の命の証

手島守之輔《自画像》 無言館蔵
手島守之輔《自画像》 無言館蔵

長野県上田市郊外にある無言館には、日中・太平洋戦争中に志半ばで命を奪われた画学生たちの絵画が展示されている。学生時代の作品、出征直前まで描いていた作品、あるいは出征により完成されることのなかった作品など、戦没者たちの命の証ともいえる作品を目の前にすると、誰もが胸を締め付けられる思いに駆られる。
これらの作品は、無言館館主の窪島誠一郎氏と出征経験を持つ画家の野見山暁治氏の二人によって、遺族たちの多大なる協力のもとに収集された。描いた画家のみならず、遺族の思いまで詰まった貴重な作品約140点が、平和都市・長崎に初めて一堂に会す。
愛する家族、馴れ親しんだ故郷を後にし、生きて帰ったらまた好きな絵を描こうという希望を持ちながら、それが叶わなかった画学生たち。彼らの遺した絵画が、私たちに生きることの尊さを無言で訴えかける。

講演会開催も

講演会「『無言館のこと』―戦没画学生からの伝言―」

講師:窪島誠一郎
日時:6月3日(日) 11:00 〜
会場:ホール(先着150名)
料金:無料(要本展観覧券)
窪島誠一郎:1941 年、東京生まれ。無言館館主、作家。1997 年、長野県上田市 に戦没画学生慰霊美術館「無言館」を設立。2005 年、「無言館」の活動で第 53 回菊池寛賞受賞。

講演会「消えない死者」

講師:野見山暁治
日時:6 月 16 日(土) 14:00〜
会場:ホール(先着 150 名)
料金:無料(要本展観覧券)
野見山暁治:1920年、福岡生まれ。1943年、東京美術学校油画科卒業後、応召。戦没画学生の遺作を集めた『祈りの画集―戦没画学生の記録』共著者。東京藝術大学名誉教授。2014年、文化勲章受章。

朗読会「『平和の祈り』―声なき声によせて―」

被爆地長崎から平和の祈りを込めて、KTN テレビ長崎のアナウンサーが伝えます。
日時:6 月 10 日(日)、24 日(日) 14:00〜
会場:企画展示室
料金:無料(要本展観覧券)

ホリデー編集部

ホリデー編集部からのコメント

講演会には無言館の館主さんも参加するそうですね。展示に合わせて参加しましょう。

開催場所

イベント情報

無言館 祈りの絵

開催期間

2018年6月3日(日) 〜 7月8日(日)

開催時間

10:00〜20:00 (最終入場19:30)

料金

一般

1,000(800)円

大学生・70 歳以上

800(600)円

高校生以下

無料
※()は前売り、または 15 名以上の団体料金 ※障害者手帳保持者及び介護者 1 名までは 5 割減額 ※会期中、本券でコレクション展にも入場可 ※前売券は 6 月 2 日(土)まで販売。

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