今井町の町並み
奈良県橿原市今井町
町の東を流れる飛鳥川にかかる赤い蘇武橋を渡るとそこが今井町です。このまちなみが成立したのは戦国時代の天文年間、寺内町として発展したそうです。当初は織田信長と戦った町、そして江戸時代には、「大和の金は今井に七部」と言われるほど栄えた町なのです。
江戸時代初期には東西600ⅿ、南北310ⅿ、周囲には環濠土居が築かれた戸数1100軒、人口4000数百人の財力豊かな町だったと言われています.そもそも、軍事目的のために造られたので敵の侵入に備えた施しが随所に見られます。それらは江戸時代半ば頃に富裕商人の命や財産を外部から守るものに変わっていったのです。