裂田の溝
福岡県筑紫郡那珂川町山田515 .裂田の溝(さくたのうなで)。日本最古の農業用水路としても知られており、疏水百選にも選ばれています。
神功皇后が三韓征伐の際、当地にある現人神社の神田を灌漑するために造ったと日本書紀に記されています。溝を掘っている時、大きな岩に突き当たり工事が一時中断してしまったそうですが、神功皇后が、武内宿禰に命じて神にお祈りをさせたところ、急に雷が鳴り響き岩を砕き、それで無事に水を通すことができたので、人々はその溝を“裂田溝”と呼ぶようになったと伝えられているそうです。