龍象寺
奈良県奈良市柴屋町177 帯解安産地蔵尊
宗派は高野山真言宗。
山号は宝寿山。
本尊は地蔵菩薩。
730年、行基が地蔵菩薩を本尊として開創。
広大寺(光台寺)の奥の院にあたる。
昔々、奈良の帯解の地に大きな龍が棲んでいた。
時々、大水を出して暴れ、皆が困っていた。
その折、一人の旅人が訪れて龍を退治すると言い、広大寺池の中央に矢を放った。
龍は天に昇って死んだが、生き返ってその後は仏様に仕え善い龍になったという。
その龍の絵が龍象寺の本堂に描かれ、帯解龍として今日に至る。
龍象とは、大きな龍を意味し、広大寺池の龍を寺の名としている。