高田屋嘉兵衛本店の地
兵庫県神戸市兵庫区西出町1丁目5-12
高田屋嘉兵衛が交易の拠点として構えた「高田屋嘉兵衛本店の地」。
高田屋嘉兵衛とは江戸時代に活躍した廻船業者、海商。
1769年、兵庫県洲本市生まれ。
叔父の堺屋喜兵衛を頼って兵庫県神戸市に存在した兵庫津で船乗りとなり、「高田屋」を立ち上げ、日本海の湊を結びながら大坂と蝦夷地を行き交う廻船問屋の廻船商人として進出。
当時としては国内最大級となる船「辰悦丸」を建造し、国後島・択捉島間の航路を開拓、漁場運営と廻船業で巨額の財を築き、箱館の発展に貢献。
ゴローニン事件ではカムチャツカに連行されるが、日露交渉の間に立って事件の解決に導いた。