今と昔が混在する町、兵庫県加古川市。
何度もドラマや映画のロケに使用されたという洋風建築、和風建築は今も、趣ある雰囲気を漂わせる。
ご当地グルメの「かつめし」など魅力あふれる加古川を、全国に発信するため、ほんの一部ではありませんが、おでかけプランにまとめましたので、ぜひ、ご覧ください。
ご当地グルメの「かつめし」と出会い、ドラマと映画のロケ地をめぐる加古川
まいどまいど! 皆さんは、加古川名物の「かつめし」っちゅうのをご存知でっか? かつめしとは、ご飯の上に、ビフカツ(とんかつ)が乗ったもので、なによりもタレがちゃいまんねん。 ほんでまた、加古川名物かつめしのキャラクター「かっつん」と「デミーちゃん」も登場。 それぞれの像の頭の部分は、かつめしがモチーフ。 加古川名物かつめしをPRしようと、兵庫大学短期大学部に所属する皆さん考案したキャラクターを、加古川観光協会とともに設置したという。 これは、いっぺん、食べてみな、なんぼ説明してもわかりまへんな。 また、加古川城址に代表されるように地元でもあまり知られてへん城址も各地に点在しておます。 その他、ドラマや映画のロケーションにも使用されたという日本毛織旧加古川工場の社宅があり、古くは明治時代から現存する洋風建築と和風建築も。 兵庫県加古川総合庁舎では社員食堂を自由に利用することができたり、最上階からは加古川市街地を一望することができますねん。 この界隈では、趣ある雰囲気を漂わせるなど、何かとおもろい加古川市をご案内しまひょ!
ニッケパークタウン
日本毛織(ニッケ)が運営に参画しているショッピングセンターとして知られている。 かつて、当地に日本毛織の加古川事業所が存在した。 1976年、閉鎖。 1984年以後、スーパーマーケットのダイエーを核店舗とした専門店とスポーツ施設、ホームセンター、大型ボウリング場「ニッケパークボウル」、専門店街「ニッケレポス」などを擁して開業。 2016年、本館が改装し、リニューアルオープン。
寺家町商店街
旧西国街道の一部にあたる寺家町商店街。 江戸時代、宿場町「加古川宿」として栄え、参勤交代の大名が宿泊した陣屋、儒学者頼山陽をはじめシーボルト・小林一茶などの旅人が宿泊したとか。 明治時代に創業した飲食店や印章店などが今も営業している。 また、寺家町などこのエリアは、月に一度、お祭り「蚤の市」が開催される。
樹悳堂
1705年、「陣屋」は山陽道(西国街道)に面した、姫路藩の藩役所として建造。 明治時代、明治天皇が休憩場所として利用し、松の盆栽を陳列していたことから「樹悳堂」と名付けられたとか。
神田家住宅洋館
明治時代から大正時代にかけて建造。 増改築を繰り返し、店舗兼住宅の木造建築となっていた。 2004年、老朽化を理由に、一部の建物を取り壊したことで洋館部分が出現。 現在、国の登録有形文化財に指定。
加古川日本毛織社宅建築群
1899年、日本毛織(ニッケ)加古川工場の操業に合わせて造成。 現在も、木造洋館、一戸建ておよび平屋または二階建の長屋・町家風の木造家屋が立ち並ぶ社宅群として管理。 洋風建築の設計は、服部長七。 西側の棟は、1898年に建設し、移築された旧日本毛織加古川工場事務所。 東側の棟は、1911年、生産技術確立のために訪れた外国人技師(通称「お雇い外国人」)の住居「異人館」として建築された。 現在、集会場「ニッケ社宅倶楽部」として利用されている。 加古川市の「わがまち加古川60選」の1つにも選定されている。
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