音痴やおまへん。恩智でんねん。恩智神社と夏祭りの旅
まいどまいど! 大阪府内に存在した城と言えば、大阪城や岸和田城、高槻城などが有名でんな。 まあ、せやけど、天守閣や門櫓、堀などが現存してまへんねんけど、文献上で語り継がれてきた恩智城っちゅう存在が明らかになってきました。 毎年、夏に開催される夏祭りは圧巻。 恩智神社は山の中腹に鎮座しており、その神社境内から御神輿が登場。 御神輿は山を下って周辺を練り歩く姿は夏の風物詩の一つとしてぎょうさんの見物客が訪れまんねん。 また境内には十二支にも登場するウサギとタツの碑が建立され、縁起が良いと評判に。 兎と龍が境内に点在し、撫でては祈る参拝客の姿も。 また周辺は自然豊かな地域として知られ、高安山も魅力の一つ。 高安山にはケーブルカーがあり、山頂付近とを結ぶ。 せやさかい、運動が苦手な方でも気軽に訪れることができまんねん。 ほんでまた、山頂付近には高安城と呼ばれる城があったとされ、現在でも語り継がれておます。 旧帝国陸軍大正飛行場掩体壕など戦争遺跡も各地に点在。 そんなこんなで八尾の緑豊かな自然が残る地域の魅力をご案内していきまひょ。
茶吉庵
萩原家住宅。 1600年頃、肝煎として屋敷を建築。 1750年頃、屋号「茶屋吉兵衛」として木綿問屋を開業。 地域の人々から「茶吉(ちゃきち)」という愛称で呼ばれていた。 2018年、古民家「茶吉庵」として再開発。 現在、レンタルスペースとコーヒーやソフトクリームなどを販売するカフェが併設。
旧帝国陸軍大正飛行場掩体壕
掩体壕とは第2次世界大戦中、敵機の攻撃から守るために築かれた迎撃用戦闘機の格納庫。 二式複座双発戦闘機「屠龍」や四式重爆撃機「飛龍」などを格納するための正面開口幅は約28m、高さは約6m、奥行きは約21m。 終戦後、全国各地に建設された掩体壕の多くは解体されたが、大阪府では八尾市内に1基のみ現存する。 現在の八尾空港には旧陸軍の大正飛行場があったといい、コンクリート舗装による滑走路は東洋一の規模で八尾空港の3倍の広さを持っていた。 陸軍第11飛行師団の司令部が置かれ、飛行第246戦隊が配置。
岩戸神社
高安山の中腹に鎮座。 祭神は市杵島姫命で俗に「岩屋弁財天、岩谷弁財天」と呼ばれている。 御神体は一帯の岩山全体である。 以前は木彫の弁財天像が御神体であった。 高僧空海が高座神社を参詣、大神の御託宣により当地に創建。 当所、インドの河神である弁財天(弁才天)を祀っていた。 中世以降、水神である市杵島姫命および天照大神高座神社が神仏習合して、神社の祭神として祀られるようになった。 明治時代、神仏分離により、弁財天像は教興寺に鎮座。 大正時代、天照大神高座神社の境内末社となる。
天照大神高座神社
高安山の中腹に鎮座。 祭神は天照大神、高皇産霊大神、伊勢津彦命、伊勢津姫命。 創建年代など詳細は不明となっている。 479年、伊勢国宇治山田から遷座。 付近の「白飯之滝」は、干ばつでも水が絶えることがないとも。
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