熊野速玉大社、熊野那智大社と並ぶ熊野三山の一つ。
祭神は熊野夫須美大神。
別名、那智神社、熊野夫須美神社、熊野那智神社、熊野十二所権現、十三所権現、那智山権現。
ユネスコの世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産の一部。
インドから渡来した裸形上人が十二所権現を祀って鎮座。
那智滝を神聖視する原始信仰に始まる。
妙法山に登る禊祓の地で那智滝が聖地化、夫須美神が勧請されて創建。
那智山には禰宜や神主等の神職は存在せず、如意輪堂(青岸渡寺)と神仏習合して一体化、その全員が社僧という修験者達の霊場となった。
社僧が東座と西座に分けられ、両座には東の長官、西の長官・執行と呼ばれ、一山を管理。