ちょっとDeep台湾 中部台湾の歴史と文化の街・霧峰を知る旅
「霧峰」は台中市の最南端にある街。
台中市の中心部より車でわずか30分で、台中の市内とは全く異なる雰囲気の街「霧峰」に到着します。
「霧峰」は、漢人が移民してくる以前は、高山泰雅族や平埔族の原住民がここで生活していて「阿罩霧(Ataabu)」と呼ばれていました。
清の時代になると大陸から移民してきた漢人による開拓が始まり、農業なども盛んとなります。
その中で、1746年に中国の福建漳州から台湾に渡ってきた「林家」は、「霧峰」で開拓と商いをはじめ、後に清朝より「樟脳」の専売権を与えられ、清朝、日本統治年間において台湾で大変影響力のある一族「台湾五大家族」の一つとなります。
戦後、国民政府になってからは、当時の台湾の最高機関である「台湾省議会(1998年廃止)」が「霧峰」に置かれ、政治においても大変重要な所でした。
今回はそんな「霧峰」の豪族「霧峰林家」の建築を巡る台中から出発の日帰り旅と、文化と芸術スポットを加える2日目追加プランのご紹介です。
お好きなところを組み合わせて「霧峰」の魅力に触れてみてくださいね。