浪花のビリケンさんと神戸のビリケンさん
まいどまいど!
大阪を代表する観光名所の一つといえば大阪・新世界にある通天閣やおまへんでっしゃろか。
通天閣の展望台には昔から愛されてきたビリケンさんが鎮座し、ぎょうさんの観光客の願い事を聞いたり、記念撮影を楽しんではります。
そんなビリケンさんでんねんけど、実は米国出身。
1908年に米国の女性芸術家フローレンス・プリッツ氏が「夢の中で見た神様」をモデルとして制作された作品が起源ともいわれてまんねん。
いつしか日本にも上陸し、神戸に初登場。
大正時代、神戸・元町の洋食店主が米国の水兵が持ち込んだものを参考にして木を彫って作ったといい、木製で右手に打ち出の小槌、左手に宝珠の珠、米俵の上に腰を掛け、背中に大判を背負うという和洋折衷の像となってまんねん。
その後、神社に奉納され、「ジャパンビリケン」と呼ばれ、人気となったとも。
神戸の兵庫区は流通革命を起こしたスーパーマーケット・ダイエー(イオンの前身)を創業した中内功氏の生誕地(サカエ薬局)。
淡路島出身の富豪・高田屋嘉兵衛のゆかりの地。
かつての時代を偲びつつ、今と昔が交錯する兵庫区を散策しまひょ!