ちょっとDeep台湾 のんびり探索、蘭陽平原の中央にある街・宜蘭市を知る1泊2日
蘭陽平原は台北から雪山トンネルを抜けたところにある宜蘭地区の平地一帯で、現在は宜蘭平原とも呼ばれています。
また、以前は台湾原住民平埔族カバラン(噶瑪蘭)族の居住地でもあり、この一帯の旧地名を「噶瑪蘭」と言いました。
台北-宜蘭地区を結ぶ、宜蘭を本社とするバス会社「噶瑪蘭客運(カバランバス)」、宜蘭の自然水を利用して蒸留する「 噶瑪蘭ウイスキー(金車企業)」など、旧地名がネーミングされている企業や商品名もよく見られます。
宜蘭エリア(宜蘭県)には、他にも魅力的な街がありますが、今回は宜蘭エリアの中心地、宜蘭市をご紹介します。
宜蘭市は、清の時代1800年ごろから漢民族により本格的な開発が進み、当時「五囲」と呼ばれ、後に重要な都市ととなりました。
1812年には台湾府下の噶瑪蘭(宜蘭)庁が設置され、城壁も築かれ、日本統治時代も、宜蘭地区の中心地として、また、宜蘭の山々と平原の恵みを受け農業や産業は大きな発達を遂げました。
そんな歴史の名残りをとどめつつ、新しく整備が進んだ宜蘭市の街を、のんびり探索しながら散策するのんびり旅です。