真宗大谷派の本山・真宗本廟(東本願寺)の飛地境内地。
名称は、中国六朝時代の詩人陶淵明の詞「園日渉而成趣」に因む。
通称、枳殻邸(枳殻が植樹されたことから)。
800年代、嵯峨天皇の第12子・源融が奥州・塩釜の風景を模して作庭した六条河原院の故地。
付近の地名である塩竈町、塩小路通等の由来とも。
徳川家光から寄進され、石川丈山によって書院式の回遊庭園として作庭。
学寮(大谷大学の淵源)が置かれた。
園内には、印月池(旧高瀬川)、頼山陽撰の十三景、大書院の閬風亭、漱枕居、縮遠亭、代笠席の茶室、第二十一代嚴如(大谷光勝)の持仏堂であった園林堂等が点在。
石川丈山や狩野永納、棟方志功等の作品が残る。