仏教伝来から始まった物部VS蘇我の戦いに撃ち勝って、物部氏を滅亡に追い込んだ稲目の息子・蘇我馬子は、その、翌・崇峻天皇元年(588年)、初めて本格的な寺院の建立に乗り出した、とのことです。
それが、日本初の僧寺・法興寺(または元興寺あるいは本元興寺)、つまり飛鳥寺なのだそうです。そして、天智、天武、持統、文武の時代、飛鳥四大寺の1つとして扱われた。蘇我氏鎮魂の為の飛鳥寺、国家安泰を祈る大官大寺、天智天皇と天武天皇の母親である斉明天皇の霊を祀る川原寺(引福寺)、そして天武天皇と持統天皇の愛の結晶である薬師如来を祀る薬師寺。