古事記によると、
“お妃のスセリ姫を背負つて、(中略)そこで黄泉比良坂まで追つておいでになつて、遠くに見て大國主の命を呼んで仰せになつたには、「そのお前の持つている大刀や弓矢を以つて、大勢の神をば坂の上に追い伏せ河の瀬に追い撥つて、自分で大國主の命となつてそのわたしの女のスセリ姫を正妻として、ウカの山の山本に大磐石の上に宮柱を太く立て、大空に高く棟木を上げて住めよ、この奴め」と仰せられました。そこでその大刀弓を持つてかの大勢の神を追い撥う時に、坂の上毎に追い伏せ河の瀬毎に追い撥つて國を作り始めなさいました。”
抜粋:: 古事記 現代語譯古事記
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳