古事記を巡る旅 古事記 現代語譯古事記 稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳
古事記を巡る旅 古事記 現代語譯古事記 稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳
白兎海岸
四、大國主の命 兎と鰐 古事記によると、 “この大國主の命の兄弟は、澤山おいでになりました。しかし國は皆大國主の命にお讓り申しました。お讓り申し上げたわけは、その大勢の神が皆因幡のヤガミ姫と結婚しようという心があつて、一緒に因幡に行きました。時に大國主の命に袋を負わせ從者として連れて行きました。そしてケタの埼に行きました時に裸になつた兎が伏しておりました。” 抜粋:: 古事記 現代語譯古事記 稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳
赤猪岩神社
赤貝姫と蛤貝姫 古事記によると、 “兎の言つた通り、ヤガミ姫は大勢の神に答えて「わたくしはあなたたちの言う事は聞きません。大國主の命と結婚しようと思います」と言いました。そこで大勢の神が怒つて、大國主の命を殺そうと相談して伯耆の國のテマの山本に行つて言いますには、「この山には赤い猪がいる。わたしたちが追い下すからお前が待ちうけて捕えろ。もしそうしないと、きつとお前を殺してしまう」と言つて、猪に似ている大きな石を火で燒いて轉がし落しました。そこで追い下して取ろうとする時に、その石に燒きつかれて死んでしまいました。” 抜粋:: 古事記 現代語譯古事記 稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳
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