豊臣一族の隠れ里、日出で味わう城下かれいと麦焼酎の醍醐味
2016年の大河ドラマ「真田丸」。
豊臣家は秀頼と母の淀君が大阪城で自決し滅亡。
一方の徳川家康は真田幸村の突貫攻撃から逃げる途中、後藤又兵衛に槍で駕籠ごとグサリと突き刺されて絶命… というエンディングを期待してたのですが、そうはなりませんでした。
それはさておき、徳川幕府は豊臣家が存在した痕跡を歴史から完膚なきまでに葬り去ろうとしました。
ところが秀吉の旧姓“木下”を名乗ることを許された大名が2家だけ存在したのです。
ひとつは備前国(岡山県)足守藩。
そしてもうひとつが、ここ日出藩です。
藩祖は秀吉の正室である北政所の甥、木下延俊。
ちなみに「真田丸」で寧[ねい]こと北政所は鈴木京香が演じてました。
また「関ヶ原の戦い」で西軍を裏切り、徳川方最大の功労者となった小早川秀秋は延俊の実弟です。
「真田丸」で秀秋は浅利陽介がナヨナヨとした、いかにもどっちつかずのキャラを演じてました。
さらに、日出はブランド魚「城下かれい」と麦焼酎「二階堂」の故郷。
豊臣家の盛衰に思いを馳せつつ、城下かれいを肴に本格麦焼酎を味わう。
そんな贅沢ができるのは日本でも、ここ日出だけです。