大山街道
神奈川県川崎市高津区溝口2丁目6江戸時代、関東地方の各地から相模国大山の山頂に鎮座する石尊権現社(大山寺本宮、阿夫利神社)と中腹の大山寺不動堂(阿夫利神社下社)へと続く参詣道。
「田村通り大山道」や「青山通り大山道」等がある。
大山は雨乞いに霊験のある山として雨降山とも呼ばれ、農民ら山岳信仰、五穀豊穣、雨乞いの神として信仰を集めた。
江戸時代、「大山講」が組織され、「春山」(4月)や「夏山」(7月)には多くの人々が登拝を行った。
道中、白の行衣、雨具、菅笠、白地の手っ甲、脚絆、着茣蓙、腰に鈴をつけ、「六根清浄」の掛念仏を唱えた。
盆・暮れの借金の回収時期に「大山参り」をすれば、半年待ってくれるという恩典も。