遠刈田温泉を巡って宮城蔵王の自然を満喫
宮城遠刈田温泉を巡って宮城蔵王の自然を満喫
仙台から余裕で日帰りできる蔵王町の遠刈田エリアは、宮城県南部屈指の温泉地。2013年11月には新しい日帰り温泉入浴施設「まほろばの湯」もオープンし、年代を問わずどなたでも楽しめる観光地として、週末には県内外から多くの方が集まってきます。今回は新しい温泉施設「まほろばの湯」を中心に、遠刈田界隈のお風呂をハシゴしてみます。
2013年11月にオープンしたばかりの日帰り温泉入浴施設です。メイン棟の一部には山形県庄内地方の古民家を解体移設したものが使われており、新しいにもかかわらず懐かしさを感じさせてくれます。 お風呂は内湯と露天風呂があり、いずれも源泉かけ流しです。特に露天風呂は巨大な天然岩をくりぬいて造られており、重厚感のあるその岩風呂に浸かると、美味い具合に体にフィットし、不思議なくらいに寛げます。
足湯
エントランスには掛け流しの足湯も完備。目の前でゆっくり回る大きな水車を眺めながら、足元から温まりましょう。
食事処くぬぎ庵
館内の食堂は20世紀初頭に建築された山形県鶴岡市の古民家を解体の上で再構築したもので、100年以上の歴史が滲み込んだ建材の一つ一つから重厚感が伝わってきます。この食堂では定食類の他、七代佐藤養助稲庭うどんや玉こんにゃくなど、東北の郷土料理をイメージしたお食事がいただけます。
地元産のもち豚を使ったハンバーガーやBBQなどが人気の、豚料理専門レストランです。温泉街中心部にあって外観も洒落ているため、女性客からの人気が高く、陽気が良い日にはテラスで食事すると、なお一層おいしくいただけるでしょう。
もち豚BBQプレート
メニューがたくさんあるので迷ってしまいますが、今回注文したのは「もち豚ハンバーグプレート」(980円)です。木の器の上にハンバーグ・ライス・サラダが盛られ、ハンバーグの上には目玉焼きが載せられています。ナイフを刺すと肉汁がジュワっと溢れ出てくるジューシーなハンバーグは、もち豚の旨味がよく活かされており、とっても美味でした。
遠刈田の温泉街から南へ10キロ強ほど離れた、蔵王連峰の中腹に位置する分譲別荘地なのですが、ここにはシンプルな造りの露天風呂があり、300円という手ごろな料金で利用することができます。施設内には簡素な脱衣室と露天風呂があるばかりですが、浴槽自体はかなり大きく、お湯も掛け流しですので、開放的な環境の中でのんびり湯あみし、高原の心地よい風で火照った体をクールダウンさせると実に爽快です。
【季節限定 4月下旬から5月】 遠刈田温泉の近所にある「みやぎ蔵王えぼしスキー場」では、ゲレンデの雪が融けきった春爛漫の4月下旬から5月中旬にかけて、「みやぎ蔵王えぼしすいせん祭り」が開催され、ゲレンデ一面にはスイセンの花が咲き誇って、黄色い花の絨毯が斜面を覆い尽くします。その数は30種以上で50万株なんだとか! なお2014年は4月25日~5月18日がすいせん祭りの開催期間でしたので、次回の開催時期予測の参考になさってください。