キリストはゴルゴダの丘で処刑され、そこで死にました。 しかし、ここ青森県戸来村に伝わる言い伝えによれば、キリストはゴルゴダの丘で死んでおらず(処刑されたのは弟・イスキリ)、東へ逃れた末にこの地で死んだ、とされています。 写真はキリストの墓と言われている十来塚。
ナニャドヤラ
戸来に伝わる民謡・ナニャドヤラは、ヤハウェを称える歌…という説も。
キリスト伝説の証憑
他にもこの地がキリストの墓であるという証憑として、以下のものが挙げられています。 ・戸来(へらい)→ヘブライの訛り? ・乳幼児の額に十字の魔除けを書く風習がある ・地元の名士の家紋がダビデの星に酷似
キリストっぷ
キリストの墓そばにある土産物屋。 開館は土日のみで、営業時間も10:00~15:00と短いので注意。
キリストの墓近くの山中にある巨石群。 それぞれの位置関係から、かつて太陽信仰に使われていたものと判明しています。
ピラミッド巡り
巨石群をぐるっと周るように、一応の道が通っていますが、かなり険しい箇所もあるので、ご注意ください。
色々注意
青森なので、ツキノワグマの生息範囲です。 笛などをご持参ください。
大石神ピラミッドからさらに山中へ進んだ先にある、真の大石神ピラミッド。 道は険しく、ほぼ獣道。 見通しは大変悪いです。 懐から熊よけのホイッスルを取り出す。
ピラミッドへの道
横向きに生えた樹の下をくぐるように進む。 そう言えば、二股の木は山の神の座なんだとか。
続・ピラミッドへの道
道なのかこれ。
ギンリョウソウモドキ
キノコに寄生するため、葉緑素を持たず光合成をしない特殊な植物・ギンリョウソウ…の類似種、ギンリョウソウモドキが生えていました。
あれか?
道無き道を無心で進むことしばし。 視界の先に巨石が入ってきました。
上大石神ピラミッド
崖の上に車ほどある巨石がいくつも積まれています。 上大石神ピラミッド、到着。
ピラミッドからの眺め
あいにく濃い霧が出ていて、見晴らしはよくありません。 これはこれで神秘的でよし。
ちなみに足元
油断したら真っ逆さま。 当然手すりなどはありません。 なお、左側の穴には、かつて光り輝く珠が収まっていたという言い伝えがあります。
書き忘れていましたが、戸来村周辺へはバスが通っているものの、本数が少なく終バスも早いです。 そんなわけで終バスを逃し、近くの道の駅で野宿。
恩
終バスを逃した後、ピラミッドから道の駅へ向かってとぼとぼ歩いていたら、後ろからクラクションが。 「?」と思って振り向いたところ、軽トラに乗ったおっちゃんに「どこまで行くの?」と聞かれる。 道の駅へ向かう事を伝えたところ、なんと車で送っていただけることに。 さらにさらに、お菓子とジュースまでいただいてしまいました。
ゼリー
実は、手持ちの食料がちょうど尽きており、一晩空腹で過ごす覚悟をしていたところでした(道の駅も閉館後)。 ゼリーが輝いて見えます。 ありがとうございました。
明け方
大きな生き物が木々を移動する音や、「ほぉうほぉうほぉう」という鳴き声で目を覚ます。 ニホンザルのものと思われます。
戸来村から八戸方面に進んだところにある神社。 夫婦神社と縁結びの木がありますが、境内には他にも色々おもしろいものが。
奉納神楽舞の観客席
毎年夏の例大祭で奉納神楽舞が奉納されるのですが、その観客席と思われる小屋がいくつも建てられています。 ちょうどいいので、休憩に使わせていただきました。
昇り龍
神社の左右の柱には、迫力のある登り龍が彫られています。 造形も細かく、一見の価値あり。
続・昇り龍
どことなくユーモラスな顔つき。
夫婦神社
縁結びの神様が祀られた小さな祠。 カップルの方は是非。 と言いますか、ここまで紹介したスポット巡りに付き合ってくれる様な恋人だったら、その場で求婚する事をお勧めします。
新山神社からすぐの場所にあるナトリウム泉。 営業時間は11:00~21:00で定休日は木曜日。 飲泉もでき、胃腸によいとのことです。
飲むヨーグルト
新郷村(おっちゃんが乗っけてくれた辺り)で作っている飲むヨーグルト。 せめてもの恩返しになればと購入。 調べたところ、ご当地ヨーグルトグランプリで金賞を受賞していました。
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