鉱山と廃線跡をめぐる旅(小坂~鹿角~大館編)
秋田鉱山と廃線跡をめぐる旅(小坂~鹿角~大館編)
廃墟や廃線跡が大好きな私にとって憧れの地のひとつである秋田県の「小坂鉄道レールパーク」や「尾去沢鉱山」を中心としたおさんぽスポットをご紹介します。 ちょっとマニアック!?だけど廃墟好きには有名な観光地で、産業遺産を観光地として再利用している場所は数あれど、このエリアの満足度は高いです!公共交通機関のアクセスが悪い場所もあるので、できれば車かタクシーの利用を推奨します。 ド定番のおいしいもの、温泉などもあわせてご紹介しますので、気になるところを組み合わせて訪れてみてくださいね。
小坂鉄道小坂線は1994年に旅客営業を終えた後、2008年3月まで小坂製錬の貨物専用線として使用されていました。2009年に正式に廃止された後もNPO法人により大切に保存されていて、今では鉄道のテーマパークとして営業中! 側線は遊歩道として整備されていて、春にはすばらしい桜並木が見られます。
小坂鉄道レールパーク
2014年6月1日に小坂駅構内に正式オープンしたテーマパークです!車両やレールの展示、レールバイク乗車体験に加え、ディーゼル機関車の運転体験もできます(要事前予約)。このエリア界隈でぜひ立ち寄りたいスポットです。
ブルートレインあけぼの
寝台特急に泊まれる簡易宿泊施設が誕生しました! シャワー・トイレは管理棟の中を利用。朝食は事前予約すれば温かい駅弁が食べられます♪
実際に1978年まで稼働していた鉱山の跡地を利用したテーマパークです。坑道内を見学するコースの他に、選鉱場跡や製錬所等をマイクロバスでまわってくれるコースや、時期によっては砂金や天然石が採れるコースも!コースによって見学所要時間が大きく変わるので、事前にWEB等で確認しておきましょう。
地底の神秘
創業明治5年の蔵元、かづの銘酒で製造している大吟醸酒「地底の神秘」。年間を通して涼しい坑道にある貯蔵庫で熟成させているお酒で、売店で購入することもできます。
産業遺産コース
選鉱場跡や精錬所跡等の近くまでマイクロバスで連れていってもらえて、ガイドさんから詳しい案内を聞きながら見学できます。通常の見学+ガイド料金(大人1000円)で参加でき、事前予約が必要です。所要は1時間程度で、冬季はお休みとなりますので、事前に公式サイトで確認してから行きましょう。
石切沢通洞坑コース
整備された坑道内を歩いて見学できるコースで、事前申込は不要です。全長1.7kmほどのコースには約900万年前の地殻が見られるほか、当時の坑内を再現したブースや、実際に使用されていたトロッコやエレベーターなども展示されています。観覧料は大人1000円、所要は40分ほど。(私は楽しくて長居しちゃいましたが…)
小坂駅から近い飲食街にはおいしいグルメがいっぱい。小坂駅のブルトレに泊まるなら、ぜひご当地グルメを! 奈良岡屋は良心的な価格ながら、ガッツリと胃を満たしてくれるメニュー満載です。
小坂名物 かつラーメン!
とんかつを卵でとじたものがラーメンに乗っているという、見た目のインパクト大の人気メニュー。 胃もたれしそう…と思いきや、あっさりめのスープで案外いけちゃうんです!
こんな山奥に温泉なんて…と疑いたくなる山道を抜けると、いきなりぱっと開けた地に温泉が沸いています。 脱衣所なし、湯温高め、もちろん洗い場もなし!ワイルドな野天湯ですが、炭酸がしゅわわわわ~と音をたてる絶品のお湯。 湯温を下げるために、新たなくぼ地を作ってお湯を流して調整する猛者もいるのだとか…。
畑の中に唐突に現れるビニールハウスは、実は地元の方々が管理されている共同浴場。料金はお気持ちで。 カランはありませんが、洗い場や脱衣所もあるので野天湯はちょっと…な方にはおすすめです。
炭酸ガスに注意!
炭酸ガスがたっぷりと含まれたお湯なので、くれぐれも換気はお忘れなく!ビニールハウスの端をめくったり扉を半分空けたりして、外気が入るようにしてくださいね。
駅弁フェアで大人気の駅弁「鶏めし」のお店。大館駅前にあるので、列車の乗り継ぎついでに購入しても良し(駅の売店でも買えます)、レストランもあるのでゆっくりとお膳でいただくも良し。今ではちょっとめずらしくなったお茶容器も、旅の雰囲気をぐっと高めてくれます。要予約のわっぱ鶏めしや特上鶏めし弁当は1個から予約可!できたてをいただくのもおつなものです♪
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秋田に来たなら必ず食べたいのが比内地鶏。リーズナブルな価格で比内地鶏を堪能したいならこちらのお店がおすすめです。卵をたっぷりと使った親子丼は卵の味がとても濃くて、ぷりぷりした比内地鶏との相性は抜群です。付け合わせも秋田名物のいぶりがっこ。オプションでつくねや鶏もも一枚焼きなどもぜひ!