遠野の山へ妖怪探しに
岩手遠野の山へ妖怪探しに
遠野の山にはマヨイガという伝承があります。 ある人が山奥で迷った時に見つけた、誰もいないお屋敷。思わずお茶碗を持って帰ったら、以後その人は幸運に恵まれたのだとか。 私もあやかりたく思い、遠野の山へ繰り出しました。 …今調べたら「探そうとする人には絶対に見つからない」だそうで。 おおぅ…。
駅から真っ直ぐ進み、南部神社から更に奥に延々進んだ先に現れた程洞(ほどほら)稲荷社登り口。 道は決してよくありません。 案内板曰く、婦人病に効能があるそうで。
石座
道無き道を歩くことしばし。 こちらが本殿となります。 足場が大変悪く、思うような写真が撮れません。
運が良ければ
カモシカに会えるかもしれません。 ちなみに向こうは子連れでしたので、ひたすら刺激しないよう気をつかいました。
運が悪ければ
その、頑張ってください。
遠野の山中にある、かつて遠野を襲った飢餓の犠牲者の供養のために彫られた五百羅漢。 どれも長い年月で苔むし、すり減り、山水画の様な風情。
岩と苔の景
訪れたのは9月。 紅葉前。
この写真だけで
(多分)十柱近くの羅漢像が写っています。
結局マヨイガは見つからず、とぼとぼと下山…した先で見かけた、衝撃的な神社。 境内の木の枝に赤い布が大量に括られています。
恋愛成就
どうやら、絵馬の代わりにこの赤い布に願いを書いて木に結ぶと恋が叶う、というご利益があるそうです。 それにしてはビジュアルが若干ホラー映画チックな気もしますが黙っておきます。
どうせなら
一枚くらい明らかに人間には無理な高さに結ばれていると遠野っぽくていい気がします。
遠野バイパスに面した道の駅。
肉そば
軽食コーナーでいただいた肉そば。 いわゆる素朴な田舎そばといった感じ。 付け合せの漬物の塩気がやたらと強かったです。
なんだこのヘルメット…?
…ああ!
遠野の観光案内所。 特筆すべきは、シャワールームがあること。 駅の真正面ですし、散策でかいた汗をさっと流して帰るにはうってつけです。